−懐かしいあの頃へ−
メーター分解
バイク本体含め、状態の酷いものだからせめてメーターは防滴仕様のはずだから
そんなに整備修理項目はないだろうと思っていた
しかし、前オーナーの極端な管理不足のため車体がボロ化したということが原因で
一見すると普通に動きそうなものに感じる
が、予想を覆して最悪の一言に尽きる。
調整範囲とは到底言い難いものだったのである。
ボロイ、汚い、動かない。の3拍子が揃っている。
バイザーがクリアーピンクのものが転がっていたのでカウル取外し時の傷を防止するため装着してある
このバイザーも貰い物だが、さすがに使う機会はない。と思っていたがおおいなる誤算が生じたということだろう。
何でピンク色のバイザーが販売されていたのかは、購入者に聞かないと分からない。(原色の色をPCで編集加工して変えてます。車両特定されないよう念のためです)
普通に走行できないんじゃないかと思うわよ。(ホント、謎めいてるさ)
今回は単なる破損防止カバーとして使用するだけであるから、これも交換予定である。
外ケースはプラスチック(塩化ビニール系)
一般的な塗装は不可能
紫外線による白化現象が多発しておりこれを修復していく方向に切り替える
鳥のウンコ、シミ、その他現象が多発、発生しており、大変汚ねぇ〜状態だ。
タコメーター、スピードメーターの銘板にカビ、塗装剥がれが発生している
高温、低温の温度サイクルを受け、屋外路駐一年中365日紫外線にさらされた結果(放置年10年はかたいぜ)
プラスチックや塗装そのものが大幅に劣化
取付ネジ、ビス類もまったくダメ、錆び錆びで朽ち果てている
再使用なんてもってのほか
使えない。
見た目も最悪、クリアな視界もなく
あちらこちら錆びまくっている。
起動基板の方も劣化した部品があるためこれも新品の電子パーツに交換対応する。
もはや直せる範囲を超えてしまっていた
これを全て僕が開発したタイムマシンに乗って新品レベルまで巻き戻す作業を行う。
ノーマルな方は代替え中古対応です
だが、僕は簡単な方は選択しません。
修復範囲そのものを超えていますが、何とか元のレベルに戻すことは可能かと
追加工事でランプ形状が当時はフィラメントバルブであるが、これをLEDに変更する
面倒な作業が連続するものの、どうにか改装できるだろう。
古いバイクをレストアするコゾーレベルの人間の場合はメーターなどは殆ど修復せず
中古Assyで対応してしまう。
大した部品とも思っていないというのが現実。
中古対応しても故障品、外観からボロが届くこの時代。
実際奴らが何等かのカタチで修理したとほざくものは
「これで修復したレベルか?」と声に出てしまうものばかりだ。
俺はそんなレベルでは直さない。
徹底的にやる。
今回は、内部基板から取り外して消耗しているパーツ類を全て交換した
ここまで修復するのは素人さんでは不可能である。
何故なら電子パーツ類が30年近い時間を乗り越えてきて
現在のパーツに組み換えもしくは基本性能アップ等、振り分けしようとしてもできないからである
以前はアナログに徹し、今はデジタル化
この差が大きすぎるのだ。
しかし僕の場合、そこはしっかりと勉強し経験しているためどうにでもなる
修復した感じでは最悪からかなり良い結果に変化できた状況になっていると思います。
スポンジの切り出しだけは止めた。
時間の流れを体験したものだけが分かる風合いを残すためだ。(新品パーツも手に入らない)
フルレストアレベルで作業したため状況は大幅改善、ケースやレンズ類も磨きこんで綺麗にした
かなりクリアな視界を得ることができたのではないかと。
画像を見れば明らかである。
ボロから新品レベルに蘇らせたわけだが
スピードメーターは入手経路や特定情報満載しており
秘匿事項が数多く見受けられるためチラッとしか見せません
カバークリップの3個はまだ新品が手に入る
よってパーツ確保
走行中、停車中でも一瞬でも自分の眼でみる計器類だ
徹底的に修復して綺麗にすれば見た目も機能も大幅にアップすることは間違いない。
ギア周りも専用油脂類を給油してスムースな動作を確保する。
これで大体のパーツが復活するだろう。
たかがメーターにどれだけの作業時間をかけているのだろうか?と質問したいと思うでしょう?
実際、メーターAssyだけで完全修復するのに3か月以上は要しています。
連続作業は出来ない環境であるから仕方ないのです。
急いで作業しても1か月くらいはかかると思います。
作業できる時間を少しずつ作って走り出す姿をイメージするほかない
まずは作業一発目となったメーター修理段階で、予測していた作業工数から車体全体のオーバーホール、修復までに至る過程はかなり難題なものとなることを命じられた感が強く出た。
これは相当覚悟しないといけないと再認識したのである。
手で触る場所、そして重要なパーツ
電装品で重要なもの、それはスイッチ類
これも全て分解修復する
30年という時間は保管状況が最悪だった場合プラスチック類を完全に劣化させ破損へと導いてしまう
今回の個体も完全に劣化している
よって一枚薄皮を剥がす勢いで削っていくことにした
中身接点類も全て分離洗浄を試みる
スタータースイッチは特に破損が酷く、押しボタン状態が戻しボタンに変化していた状態だった。
いわゆる固着というやつだ。
ハンドルポスト系も紫外線劣化とサビでNO!
作業内容が細かくなればなるほど不良品が続出
時間を作って、コツコツ直していきます。
今日は、ウインカースイッチを直す。(全くの無反応状態だ)
エンジン起動までは先が長いと感じる
だが、こうした下準備は確実に行うことで一発起動の確証が持てるようになるというものだ。
TV局より取材したいと・・・
FZR250Rの修復とは直接的なつながりはないが
突如、民放TV局から取材の申し込みがあった。
俺は一言で終わり。
受けることはない。作業するのは俺一人でいい。他人に見られるのは、もう嫌なのだ。
メンドクサイから。
俺は広い範囲を整備したり修理したりすることを楽しみたい。
それに取材を受けてしまったらその分お客さんにも迷惑がかかる
今更雑誌だのTVだの露出しても意味がないと思っております。
だから取材はNGということで。
取材系は気が向かないとやっぱりダメだ。
カメラ嫌いだからさ。
普通の人にはとても惜しい状況なのだろうと思う
画面に出れば、知名度も上がるし、少しかどうかわからんが有名にはなれる。
でも、俺にはそんなもん何とも思わない。
もう飽きたのよ。
表舞台に出るよりも奈落の底で、縁の下の力持ちをしていた方が過酷だが気楽なのよ。
よって丁重にお断りさせていただいた。
素人さんには勿体ない話だろうが、俺はそんなレベルで生きているつもりはないということです。
修復前のスイッチ状態はとても悪い
さて、30年の時をほぼ不動の状態で放置されてきたスイッチの内部事情はどうなっているのか
とても興味ある内容に驚かれると思います。
写真で見せたいのだが
余りにも酷くて、飯の時間帯に見てしまったら間違いなく飯そのものが不味くなる
ということでワードで説明することにする。
虫の住家になっていた。
クルマやバイクにある宿命
自然浄化への道に一歩も二歩も先取りしていたということ。
端子類も酸化が進んでやはりフルオーバーホールするしかない状態になっていた。
で、7割程度修復が終わったもの(かなり綺麗になっているだろ?)
こちらはスタータースイッチ側
これでも相当綺麗になった後だ
完全にオーバーホールして内部構造から見直して接点類も全て調律しなおしてある。
問題はケース外観
こればかりはどうしても修復するには限界がある
紫外線劣化による損壊が進んでいるため無理はしたくない
それから
分解初期の写真は載せないことにした。
鋼関係は全てサビが発生し、ケース内は虫の巣になっていたため人に見せられたもんじゃない。
食事中の人がこれを見たら間違いなく吐くから。。。。写真は載せない。
で、こちらも約8割修復が終わったもの
こちらもサビが酷くスイッチ類は全て起動せず、不動だった。
こちらも虫の巣になっており、お世辞にも綺麗ではなく、食事中の方の食い気を損ねるため載せない。
オーバーホール後、ウインカースイッチの調整に時間を割いた感があるが
一部防錆処理を行い細かく微調整すれば再使用可能のレベルまで調律しなおした。
こちら側のスイッチは調律以前の問題があった。
徹底的に修理から修復方向へ振らないと直せないレベル
とりあえず全て外せるところは取り外し、内部洗浄、防錆処理
後は裏ワザがあるのだが、それは非公開。
電気、電子パーツを熟知している人は必ず導入する技能である。
一般の人では材料含めて一切買えないと思います。(資格をもっていないと確か不可能だったと記憶している)
俺はその資格をもっているので普通に買えたけどね。
スタータースイッチ側については、位置決め用のプララッチが一部欠けてしまっていたため
スイッチが外側にすこし露出する。
ここも無理には直さない。
機能上の問題は出てこないからである。
こればかりは荷重がかかっているため修復してもまた折れてしまう
よって、寸法を採寸した後完全な作り替えを考えることにする。
ケース内部構造をよく知っているオーナーは気が付くと思う
取付ビスやウインカースイッチレバー等が付いていないことに
そうです。まだ加工中の状態だからだ。
明日、時間を作ってビス、専用ステイの取付を行ってオーバーホールは完了。
スイッチ形状が複雑なため、一度レストアレベル決定となると修復まで時間が必要です
取付ステイも形状からして間違いやすいから組立時に悩むことしかり
機能満載させるために部品形状も考えられている為か組立に難儀するところがある
ネジ類も長さが違うものが多用されているためここも素人さんの場合は組立時に悩みどころだろう。
そこは慣れ、と経験がモノをいう。
ここで分かること
当時のバイク用スイッチ開発設計レベルでは最高値だったということに他ならない。
この辺の設計能力はクルマとは異なり限られたスペースを有効に活用させる技術が必要になる
その辺はさすがヤマハなのである。
いつもの事だが、分解から修復、組立まで1か月はかかっていると思います。
作業時間がこのところ極端に限られてしまっているというのが原因
しかもゆっくりじっくり作業しないと直せないレベルのバイクだからです。
大変だからこそ、楽しめる。
僕だけの幸福な時間ということです。
露出側のネーム部分やボディ表面は触らない。
磨いた時点でネームが消えてしまったり、プラスチック部分表面が劣化しているため無理をすると使い物にならなくなります。
当時の風合いも残さないと(強制的ではあるが)僕が直したということを少なからず主張できない。
よって、内部チューンナップという形でスイッチ類は作業終了。
ウインカースイッチ類は完全に動作するよう調整済みだ。(動作力も向上させた)
自然と調和しないと良い結果は出せない
この言葉はとても重要である。
今日は休日
天候は快晴
絶好の作業日和である
しかし風が強く、外作業が出来ない。
寒波の影響が強風をもたらしている。
この状況を上手に解釈した場合
今日はキョロ助を直すことはしない方が良いという合図だと思っている。
本日の予定としては塗装作業なのだが
無理はしたくない。
塗料には気を使う作業だし、特に塗装は一発で決めなくてはならないからだ。
ここのところFZR250Rの修理をしたいが時間がとれない日々が続いている
焦ってはだめだ。
意外にもこの待つということも修復作業で必要不可欠になることも承知している。
これも今までの経験と実績が証明しているのである。
カッコ良いことを述べているわけではない。
一言で言えば「急ぐな」ということだ。
人間が生きていられるのも自然のチカラ、恩恵を受けているのだから。
自然界の中で僕が一番、強いからといったチープな考えは捨て去らないと
手に入れた資産(現在、クルマ、バイクは贅沢品とはいえません)は絶対的に直せない。
金属、プラスチックその他素材は自然界から得て加工され人間界で使用されているのだ。
自然に感謝しないと人間生きてはいけないこと
感謝だけではダメだ。
ほんの少しでも自然と調和していかないと。
実際クルマやバイクの修理をしていると自然の法則なんて忘れてしまう。
作業に集中すればするほど自然とのつながりは薄れていく。
ふと普通の自分に戻った時、ああ、作業に集中していたのね、と気づく。
自分中心に世界が回ってしまう
そのレベルまで低下した時点で地球の環境を汚してしまう。
どうしたら環境を汚さずにできるか、そんな小さなことでも考えながら作業できるようになると
良い物ができる。と思う。(わらないよねぇ〜、この気持ち)
ああ、次回の休日が待ち遠しい。
ここのところ、寒い日が続いている
深夜作業はしたくでもできない。
日中の暖かい日、青空を感じながら作業したい。
今度の休日はいつになるのかな。
フルオーバーホールの終わったキャブレタを装着してもう少し整備すればエンジンが復活する。
あの時聞いた心地良い音が蘇るはずだ。
幼少の頃
休日前、金曜の夜の何ともうきうきした気分(勉強しなさいと怒られるが)
毎週の楽しみ
自前で上履き洗って乾かして
月曜日に備える。
汚ねぇ〜靴は子供のころからどうしても嫌だった。
毎週上履きを洗う変な子供。だったのだと思うが
やっぱり綺麗な方が良い(クサイの嫌だ)
クラスの連中の足元を見ると俺の上履きの方が一番きれいだという自負があった。
同じクラスの子のうち洗ってくるのは数人もいなかったと思う。
皆、白がグレー系の色に染まった汚い上履きだった。
何に、争っているわけでもないが俺にとって一つの優越感だったのだ。
今行っているバイクの整備もなぜか、上履きを洗って月曜日に備えている俺のあの感覚と同じ。
こんな話をしていたところ最近、ビックワンガムが駄菓子屋の奥で眠っていので懐かしくなって買っちまったぜ。
海水かぶってなければ良いのだが・・・。
しっかし、よくあったものだ。
ガムは腐ってたので、食べずに貴重な資料として分析に回した。
ガム以外は本当に良くできていると思います。(ガムはおまけだからさ)
作る前は最悪。ボロです。
外箱も少し変形していたためパーツ、ランナーも曲がっていた。
写真に写っているもの、そのものを見て驚くと思う
ビッグワンガム初代 戦艦大和である。
その上は俺が普段愛用しているノギスだ。
こっちのノギスも凄いぞ。
大和よりも年式が古い。
俺の年式よりも古いのです。
過去先輩諸兄からパーツやら本体やらを奪い取り受け継いで使ってきた。
ちなみにその諸先輩は他界している
おっさんというよりも爺さんだからか。
このノギスは絶対に、一生使い続けてメンテして俺が死んだ後に棺桶に入れてもらう。(誰かいればの話)
おそらく向こうに行っても使うことになるからだ。
後もう一つは最小設定のトルクレンチ、9.5sqのレンチセットかな。(一番小っちゃい奴ね)
この件はすでに遺言書にも書いてある。
墓誌にもラチェットレンチを突き刺してほしいと書いた。
当然、このビッグワンガム戦艦大和も入れる。(どうせ火葬だ。溶けてなくなる)
さて、この戦艦大和は復刻版ではないぞ。
当時モノ
1978年初代戦艦大和だ。
無論俺よりもずっと年上である。
パーツは曲がっていたので熱をかけて成型しなおして
組立精度を上げてある。
組付けも目視だけの組立では大した仕上がりではできないため
特殊スコープを使って切り口が表面化しないように丁寧に組み上げてある。
昔作った時は(今回で3機目)中機関銃(砲)が上手に組み上げられない
爪痕も残ってしまうためにコレが今まで心残りだったのだ。
今回は、スコープを用いて徹底的に組み上げてやった。
最高の出来具合である。
見た目から十二分に満足できる仕上りとなっている。
ちなみに先週手に入れたビッグワンガムだが
これ一個しかなかったので、知っているヤツが買いにいってももうないよ。
一応価格は100円?(消費税とられたと思う)
ま、この店も高齢で跡継ぎもいない為、閉店を考えているらしい。
何か、ビッグワンガムの外箱の外箱もあったのでそれももらってくればよかったと後悔。
でも、不思議な縁で入手できないガムも発見できた(笑)
ガムは学会に発表できるレベルだ。(原型は留めていたが)
ビッグワンガムについて知らない輩がいらっしゃるでしょうから少し雑学
他のラインナップにあったベルコブラAH-1、ゼロ戦等の仕上りは酷く
パーツ曲がり、精度もまったく出ていない。
金型自体が酷いために完成写真のような姿に仕上がることはない。
箱裏に絵写真でその通りのものが出来上がることは稀です(笑)
そんな商品ラインナップの中で初代戦艦大和だけがビックワンガムの中で大作中の大作だと思う。
ノーマルに組んでしまうと間違いなく失敗作が出来上がるのだから
今回手に入れた大和も箱から出した時は「う〜ん」と唸ってしまった。
ま、今の俺には関係ない。
どうにでも組めます。
ちなみに組み上げるには説明書のとおりに組み上げてもまず無理なため
曲がった個所などは自作の治工具などで修正して組まないと駄目だと思いますわ。
バイク修理優先といいつつビッグワンガムを作っている暇がある?わけありません。
無理に時間を作って組みました。(眠れない日もあるってことです)
昭和の大作
ビッグワンガムを知ったのは、今から数年前
諸先輩方から情報を得たのでした。
最初は何それ?食玩の一種か?と返答した。
だって、名称がビッグワンガムだからデカイガムが入ったお菓子の種類と思った
聞き間違えしてビッグワンガムならぬ「ビックワンダム」と聞こえて
なんすか?それ?って聞き返したくらいだ。(先輩、大ウケしてたわい)
何だ、そんなことも知らないのか?
知るわけねぇ〜じゃん。年式からしてわたしゃ、生まれてないぞ。
ビックワンガムというのは、云々・・・(話長げぇ〜からさ。仕事しろよお前、と思って聞いた)
当時100円、という金額を聞いたら
前置き説明なんて全てぶっ飛んだ。
プラモで100円?
聞いたところどうせ食玩の一種、グリコのおまけと同じで安い玩具だし面白くもないものだろ?(中途半端な国製)
で、チャリンコに乗って昔通った駄菓子屋がまだあったこともあってか、仕事帰りに仮完したFZR250Rに乗って立ち寄ってみたわけよ。
そうしたら、店の奥に眠ってた(捨てる予定だったのかな?)
偶然というか無理やり見つけることができたというワケ。
そんなのあったら頂戴って言ってみたら出てきたのよ。
それは驚いた。最初からそんなもんあるわけないだろと思ってたからさ。
おばちゃんも俺のこと覚えていてくれたみたいでうれしかったのよ。
よ〜く探せばまだある、かもしれません。(買ったときはガムも食えるかもしれないと思ったくらいだ)
もしも発見できたなら、ガムについては絶対に食うなと諸先輩から釘をさされていた
食ったら多分死ぬよって脅かされた。
多分、下痢以上の命に直結した病気になると・・・こぇ〜から。それ。
だから、その通りに従ったのである。
大和ばっかりしかなかったから3個まとめ買い。
それで当時モノを作って驚かせてやったわ(残りの2機は別人にあげちゃったけど)
300円くらいじゃ店の存続に貢献できないけどね・・・。
店ごと買うか。
もう少しお勉強して投資家になれればと思った。
行きつけの駄菓子屋がなくなるのは思い出が丸ごとなくなってしまうのと同じなのだ。
投資家の勉強か・・・
私もそっちの世界、多少なりとも勉強してますので。
どこの世界でも儲け話は嘘話が多いから、コツコツと仕事したほうが良いと思うけど。
簡単に金儲けできる話なんて世の中甘くないよ。
平成、昭和の風物詩なんて言葉で駄菓子屋を潰されてたまるかと思った。
フレーム類本塗装
一番面倒な塗装工程作業
サビだらけの鉄フレーム、溶接スパッタ処理もしていないひどいものを修正し
どうしてもショボイ塗装を現代のものに合わせたい
耐ガソリン性に特化した塗料で吹き付けた。
やっぱり面倒
曲面塗りは小型のパーツであっても仕上げが難しい
平面ならばねぇ・・・
塗装はどうも趣味でもやりたくないものだ。
何故、やりたくないか?
理由は環境に配慮したいから。
つまり近所迷惑になるからということだ。
塗装は好きな作業であるものの、気温や湿度に左右される代物
何回も同じ作業を行うには少しばかり気が引けるのである。
とりあえず、作業が終わったフレーム類である。
作業中の写真は今回はNGで。
結果は
かなり厚塗りさせてもらった。(一発目の厚さで良かったかもしれないが)
もう少し手を抜いたほうがよかったと思うものの
今までのパーツ素材としての状況が悪すぎたため
もっと防錆力をカバーさせた方がよいと不思議に思った。
実際、一層塗りはよくないため防錆処理から工程を変えてます。
理由は、もうサビさせるのは御免だと思うことにある。
結局のところ、塗装する場合は電着以上がないと細かな部分まで塗料が入っていかない。
無理に塗装継続した場合、1点集中でスプレーしてもタレが発生する。
どの辺で絞りを設定して行くか悩むところだ
で、あればタレを覚悟で徹底的に塗りあげてしまわないと折角のウレタン塗料のメリットが最大限に生かされない
仕上げるため塗装の場合は結果的に厚塗りで対応するほかないと塗りの途中で思えたのだ。
カタログにも色指定されているし、見栄えはやはり純正指定の方が良く見える
それならば現代で使用されている高性能な塗料を用いてさっさと塗ったほうが良いだろうと思えた。
まだ完全硬化には数日かかるだろうがなかなか作業できる時間がとれないから
今回は一気に塗装してのち乾燥時間を長くとることにしたのだ。
最近の塗料は高性能である。
作業者の意見、考えが今ある塗料の高性能化をもたらしたと言ってよい。
数十年前の塗装よりも性能はダントツにい。
それを用いれば過去の遺物、遺産を取り払うことが可能だ。
塗装の方法も少し勉強すると、やはりそういうものなのだろうなと思わせる。
塗装作業も溶接作業同様、楽しい行程の一つだ。
その人のセンスが現れるからだ。
色塗り作業をしだしたら、近所のおばちゃんが物珍しい顔して見に来た。
臭いがきついから遠くで見てた方がいいよって話したけどさ
結構神経使うからみられるのは面白くない
かといって追い返すのも、良くないし
さて、その人のセンスに左右される塗装
塗膜薄すぎもパーツそのものの保護には役立たない(サビが酷すぎだからだ)
厚塗りしてもやはり手順が悪いと長期間放置はサビが出る。
難しい選定作業になるから、気を抜かずに吹き付けてしまう。
もう少し攻め込んでみたかったが
これは次回剥離作業の時の楽しみとする
しかし、昔の塗装というのはどうして中途半端なものが多いのだろうか
当時の塗料の質に技術的な問題があるのは確かだ。
塗装自体の耐久年数そのものは短く設定されているのも疑問が残る
現在、自動車などで使用されている品質の高い塗料がたくさんある
どれを選んでも塗り方が上手ければ長期間パーツ保護に役立つだろう。
もっとも素人さんが塗料を選ぶ、仕上げる作業はかなり難しいといえる
ネットでどの情報を信じて良いか迷うのではないだろうか?
結局のところ現場で自分自身で体験して経験して自分なりの「色」を見つけ出していくしか技術向上の道はない。
と思ったほうが良い。
塗装技術も奥深い。人の見る感覚は素人、経験者とでは色見本から考え方が違うからさ。
そこは練習してプロの領域になるよう努力して「遊んでみる」しかない。
下手だといわれようが、パーツ維持の機能をはたしているのであれば見た目は二の次
あれこれ言うやつは経験してから文句を言えとなる。
今回塗装ブースなしの低温状態のオープンスペースで実験してみたのだが
かなり綺麗に塗れることが分かった。
これも道具の良し悪しで決まるファクターだ。
道具の良し悪し、つまり道具のメンテもしっかりしていないと変な塗装の出来上がりとなる。
まずここをクリアできれば納得のできる塗装ができることは間違いない。
難しい技術でも獲得できるように努力すれば必ず実現できるのである。
もう少し艶を抑えた色が良かったが、それはそれ。
自分自身で決めた色だから。
塗り直しはきかないからさ。(再作業の時間はないからね)
俺様はこれで十分満足。
数千円出してウレタンスプレーを買ってヘボ塗装で仕上げるのは良くない
無駄な投資に終わるぜ。(塗装対象物によるが)
仕上げも前処理がしっかりしていないと見栄えは悪い。
これだけは避けないとね。
今回は条件が全く合わないところで吹き付けしたのだが
強制乾燥なしの自然乾燥でも十分塗れたと思っている
ただ、仕上りからすると厚すぎ、一発吹きにしてはこれが限界。
塗り忘れがある場合は、二度目は100%縮(ちぢみ)が出る。
元の対象物となるフレームはケレン作業時点で分かっていたが、あまりにも酷すぎて中古のフレームを買ったほうが安上がりというレベル。
それを直しただけでもテクニックがあるからできる芸当ということだ。
本塗装第二弾「細かいパーツ」
スプレーガンによる塗装に目覚めてしまった俺は
実は目覚めたわけではなくて、普段やらない作業
(理由は近所迷惑になるからさ)
もう少し細かなパーツに対しても塗装作業をした方が良いと思い
塗装工程を追加することにした。
細かなパーツもほとんどサビだらけ。
防錆層まで達して基材からNOなのだ。
塗装作業追加するものとしては
スタンド、リアブレーキ側のステイ、フロントフレーム(3LN1も追加)他、多数ある。
前回使用した塗料のあまりがあるから、これを使って塗装してみる
後最終的にはホイールも白で塗装することを予定しているが、これは何時になるかは分からない。
機器側中心にあるものを徹底的に直していく。
まだまだ仮完成までは遠い道のりだ。
ハンドル、ステム周り
分解まではさほど難しいレベルではないが
ハンドルグリップが固着してとれないのだ。(笑)
別に破壊すればと思うだろうが、再使用前提
つまり無駄な費用を出したくないこと
走り出した後新品部品で交換対応したいと思っており適切な作業順序というものがある
バイク本体、全体パーツの100%が固着、不動状態である
ひとつひとつ取り外して調整、防錆処理を施すのである。
時間はかかるだろうが、作業工数を細かく丁寧にやっていけば直せるのだ。
ステム周り、トップブリッジ他、アクセル側は取り外しできるから簡単だが
問題は、Left側である
普通は少し力を入れればとれるもの
しかしながら、雨風に耐えたこともあるため完全に固着している
というか元から固定するためにあるパーツだ。
取り外すことも容易ではあるが、十中八九破壊しないとクラッチレバーAssyが外れないのだ。
極力クラッチケーブルは痛めたくない(YAMAHAパーツは販売終了となっている)
まだ、グリップまでは投資したくない。これはまだ先の楽しみとしてとっているのである。
塗装はサビで浮き上がっているし、ステムもサビサビ。
虫の巣もチラホラと。
触りたくなくなるぜ。
どうにかサビを落とすことはできるが、最終組み付けまでには時間がかかる。
とりあえず、スロットル側一式全て取り外して防錆処理に回すことにした。
また、塗装作業かよ・・・でも仕方ない。
フレームを塗った時の塗料が少しあるはず。
一気に作業して走り出したいが、これが焦りにつながり
面白くもない車両になってしまっては勿体ないと思うのだ。
いずれにしても、いくつかの工程に分けてしか作業できないからねぇ
楽しみが増えたというものだ。
今回もプライマー代わりに防錆剤を前処理して(通常は違うが防錆剤が余っているから使う)
数日間乾燥させる。
ベアリング系も全く使えない。以前の油脂類は全て硬化して防錆効果も極端に低下
潤滑なんて言葉は消え去っている。
駆動系に関係するベアリング、オイルシールは新品交換、現代版超高性能グリースでアップしなおした。
とくにハンドル、ステム周りは難しい作業である。
理由は、リフトアップが容易でないから。(と、しておく)
また、追加作業でサビを全て取り去り、塗装処理を行う。
キーシリンダーオーバーホール
FZR250Rオーナーの文句で一番多いのがキーシリンダーの不動
細かく言えばロック系が特別な儀式を導入しないと駄目、動かないのである。
固着ぎみなのでしょう。
FZRを修復している大体のオーナーはキーシリンダーごと交換を考えるだろう
しかし、俺は鍵の構造と修理方法も熟知しているため完全に分解して適切に動くよう調整して組み込む。
トップブリッジと一体構造になるから
ここの(目に見える部分)修正を行う。
表面修正中のトップブリッジ
これからさらに鏡面の手前まで磨きを加速していく
写真は中研ぎ中盤くらいの頃だ。
この磨き作業が必要かどうかはオーナーの考え方で異なってくるだろう
純正レベルの加工痕が好きな人はそのままにして使うと良いが
俺は、極力機械は使わず手作業で磨くことに徹する。
機械よりも手で磨いた方が命が入りやすい気がする。というのが理由。
どうもこの部品、純正はフライス加工、今でいうCNCで荒削り設定で行い後仕上げ用で少し塗装が乗っている感じに見受けられた。
これではあまりにも金属の質感がない。
レーサーレプリカという意味合いもあるのだろう。
もう少し細かな番数で磨きがはいっていないところをみると
バイク使用中にキー自体もある、アクセサリーの振動で傷自体を目立たなくする方法を考えての処理なのだろう。
しかし、現代版のスタイルには合致しないと考え
手作業で綺麗に修正してしまう。
機械で作業するとどうしても荒が出る。
時計の銘板で使用されている基本技術をそのまま手で再現してみた
やってみればわかることだが、機械よりも人間の手の方が仕上りも優れる(経験値がものを言う)
どこもかしこも錆びだらけ
予定していた作業は停滞するばかり。
前オーナーの尻拭いをさせられている感が強くなる一方
しかし、そう思ってしまうと大したバイクには復活しないだろう
あくまで自分のもっている技術と技能を注ぎ込んで
普通のバイクが走っているという姿を実現させてやるぜ
中身は普通以上のチューンナップエンジンとして蘇らせてやる
ああ、アルミ粉、鉄粉、粉だらけ
ここまで研削作業ばかりしたのは久しぶりである
まだまだ作業が続く。
でも、飽きないのだ。不思議と・・・
今はもっともサビが酷いエンジンブロック全体を削っている。
まだまだ作業が続く。
ブレーキパーツは全て使えない
まだエンジンは後回し。
ここは少し面倒だが降ろすだけで後は時間をかけてゆっくり作業する。
今回の不良の真打
ブレーキ一式、全てダメ。
ピストン固着したわ。なんてレベルではない。
固着したレベルくらいなら簡単に外すが、ここは油圧をかけないと動かない。
そのくらいのレベルになった場合、間違いなく修正加工が必要。
結果修理作業する意味はない。
重要なブレーキ保安部品だから特別扱いしないといけない
少しくらい制動距離が伸びてもいい?
わけないだろ。
そんなことを簡単に思うからあなたのクルマ、バイクは中途半端に終わる。
俺はそうしたくないから
かといって予備パーツはない、あってもボロしかない。
やっぱbremboだべ
バカ前オーナーが好きなだけ放置プレイした結果だ。
バカ前オーナーが何にもメンテも行わず乗るだけ天国
そんな姿を思うとマジでムカつく。
キャリパー、ピストンが固着してまったく動かず
特にひどかったのがリアキャリパー
完全にピストンとキャリパーが合体
油圧をかけて取り外そうと試みたが完全に融着している
エア圧程度ではビクともしない。
今回はピストンの取り外しは諦め中古で対応することに決定。
焦りたくないが、ここまで酷いブレーキパーツは初めてみた。
もっとひどい物も見てきたが、ブレーキ関係は保安部品である
かなり高度なレベルでみないと危ない。
結果的に廃棄してしまうことになる。勿体ないが、全バラして見た結果
ダメ。と分かった。
今思えばムダな工数をかけてしまった感が強い。
結局、腐ったブレーキフルードのシャワーを浴びたからだ。
何故、ムダだったかなと思ったか。
分解前の印象は外観からダメ、ダメだと分かっちゃいたが
中身は生きている可能性が高いと判断していた
予測に反してサビの進行が進み過ぎていることが分かり。
自前ホーニングするかと思ったもののYAMAHAパーツの単価が高すぎることを後から知った。
社外新品のブレーキAssyで買ったほうが結果的に安いことが分かったから余計にムカついた。
しかもYAMAHAパーツで話を勧めた場合パットは別売
さらにムダになる。
時代の経過というのは技術進化をもたらすということか
何でこんなにもYAMAHAはエンドユーザーのことを大切にできないのだろうか
保安部品のブレーキパーツの販売終了が異常に多い
あんたのバイクはもう古すぎる、それでも乗りたきゃ社外で対応すれば?
の声が聞こえてきてならない。
その点、スズキは凄いと思う。
部品単価は高くなっていく一方だが、在庫している品目が多い
この点は自動車、バイク生産メーカーの中でダントツにいい。
トヨタすら凌駕しているのが分かる。
流用できるものはトコトン活用させてもらうと思えた日であった。
結局自動車メーカーの対応というよりはボケディーラー整備士の対応の良し悪しで
アフターフォローそのもの決まるということ。
パーツのうち8割程度は再使用可能だったが、ガスケット、シールは全部要交換
おまけにYAMAHAパーツが高すぎるため交換はしないで別のパーツを用いることにした。
流用に近いが、ここまでしないと安く収まらない。
必要工具も費用に入れると、結果的に超割高になることがわかった。
以前HCR32の整備でニスモの足回りを買ったほうが純正よりも安上がりになるという状況と全く同じである。
YAMAHAっておかしな会社だと思う。保安部品が確保できないのは大問題だ。
無駄に遠回りさせられた感が強くでている。
しかしある意味良結果だったと思う。
エンジンもそりゃ大切だが、止まれなきゃ危ないといったレベルの話ではない。
クルマよりもブレーキに頼った走りが必要。
妥協は絶対に出来ない。
フルードくらいは少しくらい妥協したくなるが、フルード類も細かく面倒を見てあげないと絶対的に永く、末永く乗れない。
今回は前オーナーの失態の尻拭いそのものだが
大変貴重な経験をさせてもらった。
俺はさすがにフルード無交換は出来ないが。定期点検、そして交換作業はやはりプロには必須項目となる。
この辺の考えが他人を傷つけないための秘訣であろう。
それだけボロバイクを預かったということは容易に想像がつくと思う。
また、YAMAHAパーツで補修部品が入手できる場合は(ガスケット2枚が特に)修復してしまうかもしれない
だが、ブレーキ系の整備は特に慎重に作業しなくてはならないから
ダメならパーツ本体を捨てる決断も必要。社外品の高性能版を導入する方法も検討したほうが良い結果となる。
エンジン全体に吹き出た大量のアルミ錆び「ああ! メンドっ」
参ったことにアルミ白錆びがエンジン全体を覆ってしまっている。
これを少しずつ、少しずつ削り取っていくことにした。
現在、全体の7割程度まで錆びとりできたが
まだまだ納得できない。
夜に作業しながらもう3か月は同じ工数をこなしている
アホクサと思っているが、少しでも切除しないと次工程に移行できない。
焦らず騒がすコツコツと作業していくしかない
アルミレスキューなんていらん。
結局こいつはスチール束子に頼った商品で実際は、つ・か・え・な・い(変わらないともいう)
初期サビ程度であれば落とせると思われるが、末期サビは何をしても無駄
手でこつこつと搾り取りようにサビと闘う。これが遠回りなようで一番効果的。
薬剤使っても意味がない。手でこつこつ削った方が綺麗に仕上がるってもんだ。
今日もゴミ払いをした日であったが、気分転換したいためそろそろ動きだせる準備をしてみた。
そろそろいいかもしれないな。
ということで
各部主要電装品、計器類を取り付けたことでエンジンクランキングテストを実施した。
電装品が動かなければまったくの不動。
全起動が確認できれば精神的にも楽になるというものだ。
17年動かさなかったバイクだ当然電装系も危ういからだ。
車体全体に及んだサビがそれを物語っている。
電装品一つ一つについても分解し品質チェックを入れて組み上げてある。
今回は初期動作チェックの意味を兼ねての作業である。
さて、各部電装品をコネクティング、確実に接続されているか確認
バッテリー接続してメインスイッチを入れた。
スタータースイッチを押してみる
以前に話した「キュ」の音が一回響いただけで終了。
サーボモーターは動いた(でも、固着気味の唸り音だった)
CDIも生きている証拠だ。
しっかし、「キュ」一回で終わりとは・・・
バッテリーが寒さで弱っているようだ。
前回はバッテリー不良で再起不能に近かった感があり、焦ってあたふたした感じであった
今回はバッテリー充電器で地道に補給
時代の流れは、技術も進歩し機器の性能もアップしている
安定した充電ができるようになった。
セルスタート機能は用いなくても、高性能なバッテリー登場によって故障も少なくなったと言ってよい。
充電方法や性能等の説明は他のページを参考にしてもらっていただいて。
時間はないが、ゆっくり充電したほうがバッテリーには優しい。
以前に比べて自分自身の気分にもかなり余裕が見られる
落ち着いている感じがある。
内心分かるのは電装系も駆動系も手を加えて修理済みだから動くのは分かっているからだ
その間、ゴミ払いをコツコツと行ってみた。
払い作業を数時間
腕が疲れてきた。
ちょっとコーヒータイム。
温かいコーヒーを保温ボトルにつめて作業スペースの片隅に持ってきていたのだ。
煙草およびギャンブル大嫌いの俺ではあるが、コーヒーだけは自販機の缶コーヒーが一番うまいと思っている。
専門店のおいしい三ツ星コーヒーはいくらでもある
しかし、エンジン起動前のコーヒーは、自販機にあるある銘柄のみ買ってから行う。
昔から行っているルーティンの一つである。
昔は100円時代だったが、最近は110円に価格アップしてしまったが
時折、サービス商品として100円にプライスダウンしている時がある。この時を逃さない手はない。
10円もコストダウンできるのだ。
何ていうことを考えて思っていたら
バッテリー充電器がFULLチャージ完了したとランプと音でお知らせ。
早速メイン回路につないでみた。
メインスイッチON、先ほどは燃料ポンプの繋ぎをしなかったので
2度目は本チャンで動けるか確認したいため接続
「ブーン」という音、EXUPアクチュエーターの音、ニュートラスイッチON、オイルランプONの状態が確認できる。
スタータースイッチON(一発目はブ〜ンって音はなく、何だろか?この音と思った)
「キュキュキュキュ・・・(高速音)」
オイルプレッシャースイッチ起動、ランプ消灯
オイルがエンジン内部を回った証拠。
後は各部のオイルシールがどのような状況なのかだけだ。
エンジンクランキングができると走り出すまでの果てしない道程も、遠くに見えるある思いを手繰り寄せる感覚が見えてくる。
あと少し頑張れば本筋に入れる。
永かったな・・・
中古エンジンを見つけて載せ替えてしまったほうが楽だ。でもそれは最終手段である。
ひょっとしたら明日?
エンジンに直接関係する主要パーツが装着できる状況になってきた。
ここまで来るのに10か月間
我ながら頑張ったと思う
毎日作業できたらもっと早くに作業終了しただろう
しかしそんな余裕も時間もなくて
一日でも数時間も作業できるわけでもない。
毎日なんて無理だ。しかし深夜の作業は好きだ。
誰もいない作業スペースに潜り込んで遊べるのだから。
これで冷暖房があったならば最高なのだが。
FZR250Rの修復作業
それだけに時間を費やせるほど暇じゃない。
予算もないから結果的に長期戦になることは覚悟している。
コツコツと直していくことの方が楽しい。
とりあえず明日、エンジン起動できるかもしれない
現在深夜時間帯だが、先ほどまで組立作業を行っていた。
やはり夜の方が落ち着く。
冬の終盤だからさ。
春が近づいてくる気配がする。
しかしまだ寒い
かすかにだが、あの時感じた気配だ。
明日の深夜にひょっとしたらエンジン起動?
少しだけ自分自身に期待してみることにした。
ふとエンジン本体を見る
また錆びが見つかった。
削ぎ落とす。
少しずつ、少しずつエンジン点火まで近づいていることは間違いない。
エンジンの火が消え、不動となってから17年という時を超えた解体行き決定のバイクが蘇る
(後にパーツ交換歴から推定、確定できた)
永い、とても、とても永い眠りから復活を果たすその瞬間が来たのだ。
今日は追加作業の連続でそれをこなした。
明日、分かるだろう。
下準備は整った。
この細かな作業がエンジンが復活できるかできないか明暗を分けるだろう。
それを考えて普段リフトアップできない箇所のパーツを分解して防錆対策と調整、最終組み付けを優先した。
明日の夜にはきっと、復活を果たしている
そう願う。
今は深夜3時
西に傾いたオリオンが「復活するさ」と言っている。
努力から自信に変わるその時を
後数時間後にはきっと叶うだろう。
叶えてみせる。
1HXエンジンよ
絶対に吠えて見せろ。
ったくボロめ?
エンジン起動させようと目論んだ俺であったが、起動前にプラグも見ておくかと思って
点検してみた。
驚いたことに、2輪のプラグは「ターミナルなし」なんだということを初めて知った(ような気がする)
1っ本目〜は点検確認
そこでちょっと違和感があった。
なんだこれ?ケーブルが硬すぎる。
プラグコードがカチカチに硬くなり弾性をうしなっている。
ま、初期点火できればいいかと甘く見ていた。
2本目点検で、事件は起きた。
ポリッという音が
やっぱりね
予測通り
プラグコードとカバーが分離、いきなりお別れ会を開かれた。
これには驚いた。
やっぱ、シリコンコードでフル対応させないとダメだこりゃ・・・
ボロにした前オーナーを恨みます。
どこの部品を見てもボロパーツしかついてない。
取り外そうと試みようものなら、サビ、固着、不動。
前オーナーというのは本当に壊すのが上手な人。
品物を大切にしないボケ。
書類で持ち主の名前がわかるが名前からして気に入らない。完全にNGだわ。
何で放置したか、手放したかはそんなもん知ったことじゃねぇ〜が
このバカオーナー、日本人特有の品物を大切にしない人間の代名詞といってよい。(すまんねバカ前オーナー)
ここまでサビさせるプロは日本国内どころか世界中でナンバーワンの人間
もはや芸術的レベル、学会発表レベルと言ってよい。
放置しただけではこんなにひどくはならない
一体、どこに放置したら劇的ビフォーアフターを実現できるのだろうか
謎だ。
後数日でエンジン起動可能な領域に入ってくる
感覚で分かる。
まだ、エンジン起動は嫌だとFZR250Rから聞こえてきてならないのだ。
今日はこの辺でおやすみなさい。
ひょっとしたら明日?(の続き)
現在、エンジンの下側周辺をコツコツ削っている
なかなか作業できないため数か月かかってやっと完成領域に来た
オイルパン下面もお約束通りサビが出ている。
これも少しずつ探りながら削り取っていく
写真は、削り加工途中
白錆びがとにかく酷い。
写真にある状態は作業中盤である程度削りが入っているためまだ良い方だ。
削りに入る前は真っ白な粉吹きで厚化粧状態
とにかく削って、削ってサビをとり去っていく。
新車状態に極限まで近づけていく。
人力作業という果てしない工数を投入することによって実現できる。
サンドブラスト使えば楽だろうって?
使わねぇ〜よ。
処理に困る。ブラストは次回使うよ。
さらに薬剤を使えば簡単で早いだろうが、俺はそんなもん一切使用しない。
時間をかけてゆっくり作業すれば・・・
こんな風に、ならない(笑)(ブロック側を見てみろ、綺麗なもんだろ?)
カバーのサビ、これは前オーナーが仕出かした失態。(ああ、きったねぇ〜)
塗装の下地からサビが出た。
これを今、削っている最中だ。
さて
時間をかけてゆっくり作業すれば・・・
こうなるのよ。
しっかり削って磨くとね
こうなる(ブロック側が光って見えるだろ?)
いっぺんやってみな、とっても大変だからさ。
言葉で言うのは簡単だが、実際の作業の道程は果てしなく遠い。
とりあえずだが、パイプ類は最低限サビを落として、次工程で大幅修正する。
さてさて、エンジン点火直前の状態はというと
こんな感じだ。
トップブリッジもメーターもステイも綺麗に仕上がってるだろ?
アクセルワイヤーもスイッチ(赤いやつさ)も色褪せしたところが完全に直ってるだろ?
違うって?
ハンドル片方ないよ?
そんなわけないぜ。
俺には両方のハンドルが見えるんだがね(笑)
大分仕上がった感がある。
なに?
キーが刺さってないよ、だと?
いいんだよ!
さてさて
多分だが近いうちに起動できるはずだ。
新しいエンジンオイルも封入済み
フィルターも交換。
エンジンクランキングして内部循環させた。
少しだけ楽しみ。である。
ひょっとしたら明後日?
イレギュラーなことは時として起るものだ。
後もう一つのパーツを取り付けたらエンジン起動可能な状況だったが
そのパーツがなんと!つかないのだ。
ボルト穴が約5oオフセットしている
どのように考えても、ひっくり返しても、裏返してもつかない。
あと少しなのにさ。
結局純正パーツを再度注文するしかない。
俺が部品番号を間違えたわけじゃないのだが、まれにこんなこともあるのだ。
もう少しで点火、火を入れられるってのに。
メカを弄っているとこうしたイレギュラーが起る。
普通ならば、発注者にクレームを入れるところだが
いずれはFZR250Rの整備修理に使える可能性大
保存しておけば初代FZRにも転用可能だ。と思って何も言わずにスルーすることにした。(でも、このパーツいんだわ)
3LN1用を間違って注文しちゃったということだ。(俺じゃないよ)
ま、また一つ楽しみが増えたということさ。
先に、錆びついた燃料タンク、コック類を修復工程に入れることにした。
ひょっとしたら明々後日?
YAMAHA純正パーツが届いて最終組み立てとチェックを行った。
現在タンクのサビ取りを並行して行っている。
洗浄中にもしも穴が開いてしまった場合は薄板溶接を追加作業に入れる予定(多分そこまでの損傷は少ないと思われる)
さて、各部品も組みあがったエンジンに点火する。
不安の払しょくをするため(過去、初代読者であると分かる言葉である)
大型バッテリーを繋ぐ
すでにバッテリーには予備でチャージしておいた。
ブースターケーブルを接続
さあ、エンジン点火だ。
キーをON
メインスイッチをON
水温計がかすかに動く。
燃料ポンプ、EXUPアクチュエータモーターが起動
ニュートラ、油圧ランプが点灯
スタータースイッチをON
キュキュキュ・・・(前回よりもさらに高速)
ヒューエルポンプが、一時ブーンと音を立てて本体が微動する
それと同時に油圧ランプが消灯
オイルがエンジン内を回った。
燃料は来ているのか?
燃圧はあるのか?
もう一発スターターボタンを押す
キュキュキュキュ・・・
この感覚は・・・
F6Bカプチーノの点火式の時と同じだ
今回はあくまで仮点火
エンジンが使えるかどうか確認する作業だ。
う〜む・・
キュキュキュキュ・・・
燃料は入っているため一部点火式の前記憶は忘却することにする。
しかたねぇ〜な
リチェックするか・・・
ECU、キャブ、ホース
バッテリ電圧OK
お約束のEXUPアクチュエーター動作確認
ついでだ。
マフラーとっぱらって、中身も確認してやる。
カーボンで汚ねぇ。
で、クリーニング開始のゴングが鳴ってしまった
すでにエンジン起動前に排気系も全てクリーニングしてある
のだが、やっぱりもう一度やりたくなった。
方法は教えない。
こんな簡単なもの。
で、次の日
大型バッテリーには充電ユニットを装着しておいた。
キーを差し込む
と、それ前に再度少量の燃料を入れる。
ニュートラルスイッチランプ点灯確認
キー電源ON
スターターボタンを瞬間的にON
燃料ポンプが起動する
一呼吸おいて
スターターボタンを押す
キュキュキュ
ブォン、オォ〜!
と、綺麗で美しい文章通りにはいかなかったのである。(笑)
明後日後の現実
今日は、仕事休み土曜日の午後
先日できなかったエンジン点火式を行う。
FZR250Rを屋根下半分のところに移動した
クルマと違ってバイクは燃料とエンジン間が大きく見ても300oもないだろう
引火性の強いガソリンを扱うのだから極力危険は回避する義務がある
クルマの場合は、燃料タンクからエンジン側のレギュレータまでパイプやホースで繋いである。
燃圧程度では抜けない構造、熱源も遠い距離にあるから安全である。
しかしバイクは少し扱いを間違ったら最後、「ボンッ!」だ。
7.6volを超えない範囲と考えたら閉所よりも広所で作業しなくてはダメだ。
で、半屋根下というわけさ。
キャンプや一人旅の時にさんざっぱらお世話になった2.5リットルの携行缶
今回も登場。
震災の時発電機の燃料給油でも使用した堅牢性に優れた缶なのだ。(西ドイツor米国製)
それに、バイク側のガソリンポンプに直結できる専用ボトルタンクを天井付近に設置完了。
燃料を300cc入れて準備完了。
ここからは上段説明と同文。
では、つまらないので説明しよう。
キーを差し込み、メイン回路ON
赤スイッチをON
それと同時にEXUPサーボモーター、ポンプが起動
ブルルルル・・・とポンプモーターが連続して動く
あれ?
何かおかしい。
ポンプの音が変わらない。
固着してるのだろうか。
スタータースイッチをON
キュキュキュキュキュ、ブーン
キュキュキュキュキュ・・・ブーン
皆さんはお気付きだろうか?
燃料がキャブレタに回っていないことを
もう少し期待してボタンを押し続ける。
キュキュキュ、ブルル
お!かかる。
・・・ブル、キュキュ
バッテリーが死んだ。
また、あの時と同じになった。
そして事件は起きる。
皆さんはお気付きだと思うが(特にFZRオーナーはよくわかるはずだ)
ポンプのブーンと言う音は一発目の起動で終わる。
二発目の時は燃料がキャブに回ってブーンという音ではなく小さな起動音である。
事件は起った。
どうも、ガス臭い。
ガソリンの臭いが普段よりも強い
燃料ポンプのガワから燃料が少しずつ漏れ出している。
つまりは、起動はするがポンプ排出側が詰まっているために燃圧が適正にかからないのだ。
最初、ポンプから燃料が漏れているとは思わず
何かガス臭い、おかしい
と、ポンプ周辺を覗いてみたら、ガス漏れ発見
各部ホースからの接続部から漏れているのかなと思ったが、どうも違う
ポンプのシャーシ側のカシメ部分から漏れているのだ。
このメカニカルトラブルに気が付いたため、点火源を切るために全てOFF
揮発させるためにエアで少しだけ飛ばした。
ああ、ボロいバイク
やはり燃料ポンプもダメだったか。
ここで、起動式は終了〜。
とはいきません。
予備のポンプを準備してあります。
こんなこともあろうかと稼働品を手に入れておいたのさ。
で、即刻交換せずに
ここは一度気分を入れ替えるためにコーヒータイムを入れることにした。
こういう時はコーヒーよりもカルピスが良いわ。
バッテリーに充電器を繋いで一時間程度待つ。
その間、ホットカルピスを飲みながら新しく取り付ける燃料ポンプの面倒をみることにした。
1時間後・・・
燃料ポンプ交換は完了、フィルターも新品交換済み
折れ曲がりホースは販売終了のため、自動車用のガソリンホースで対応しました。(その中でも結構高いホースなのよ)
バッテリーの補充充電も完了しております。
さあ、いくか。
キーを差し込んで(中略)
一発目はポンプ音、二発目は小さく起動
キュキュキュ・・・ブルン、ブォン
ワォ〜!
と同時に、白ケムが大量発生
オイル上がり発生か?と心配したが
ダメならオーバーホール決定。
しかし、エンジン点火3分後くらいに排ガスも透明色に変化してきた
オイル上がりではないようだ。
水温計も上がってきました。
17年溜まり続けた時間と鬱憤、前オーナーの汚ねぇ〜気持ちと残りかすをマフラーから排出しまくって吹き飛ばしてやったわ。
まだ、キャブとEXUPの起動調整ができていないこともあってか12,000rpmまでが限界値
アクセルに同調してこない。
ここはいつでも調整可能なので何とも思わない。
エンジン起動式は紆余曲折だったが、大きなトラブルもなく無事終了
今回は安堵感の方が強かった。
エンジンが回ったということはエンジンオイルもある程度全体を回ったということ。
すこしだけ汚い垢を落とせるだろう。
オイルも温まってきたからサービスでレーシングしてみっかな
アクセルON
ファオォ〜ン、キュオィイイイイン、パン!
1HXはいい音するぜ。
まるでジェットエンジンの排気音だ。
アフターバーナーはついてないが、アフターファイヤはついている。
パン!はキャブ設定が合ってないから。それとインシュレーターがボロでエア噛んでるからね。
今回もF6Bエンジンを起動させたときと同じ頃に起動できたことに感謝している。
また、ひとつの夢を実現させるために一歩へ駒を進めたのである。
一発目の動作確認で何故起動しなかったか?
それは、謎だ。(ウソ)
理由は簡単
燃料が回っていなかったことと、キャブの設定が合ってないから。(チョークワイヤーも繋いでいないし)
心地良い音を発することができた。
きっとFZR250Rは喜んでいる。
仮エンジン起動2
小型バイク、クォータ特有の排気音
いったいどのくらいの時間、不動だったのだろうか。
バイク本体のサビ具合をみると、やはり10年以上は不動だったのだろう。(実際は17年だ)
しかしながら、整備前に封入されたエンジンオイルを見てみたが
かなり古い感じがした。
規定量の2倍は入っていたのだ。(窓が真っ暗でラインが見えない)
ムカついた俺は、その貴重な資料となるエンジンオイルを正確に計量してやった
3.958リットル入ってたぞ。
すげぇ〜な。多すぎるぜ。
ドロドロ粘性に変化し、妙な油分も浮いている。
ドレンから流れ出てくるオイルは真っ黒なアメーバーの感触
バイク用じゃなくて自動車用のオイルが入っていたんじゃないかと容易に想像できる。
前オーナーは、エンジンオイルくらいは交換していたのだと思うが
もはや適正に交換したとは言えない
その人の人格から想像して安オイルしか買えない野郎だ。
いオイルを入れたからOK?
そういう問題じゃない。
最低限のメンテナンス、整備は絶対不可欠ってことだ。
それを怠ったから手放すことになったのだよ。バカ前オーナーは。
ともかく、エンジン回りは綺麗になり再起動できた。
いつになってもこの起動式は感動する
この1HXエンジンに僕の気持ち、精神が入るといってよいからだ。
あの頃の懐かしい記憶が蘇ってきた
絶対に手放さない。
ずっと俺の宝物。
俺だけの特別な持ち物
さあ
今度は、キャブ同調再調整だ。
今回は、エンジン起動だけ
アクセリングはほとんど行わず4,000〜10,000rpm限度でやめた。
途中、チェーンスライダー下面周辺から真っ黒い油性アメーバーが出てきた。
溶け落ちてきたという言葉がぴったり。
おかげで落とせなかった汚れがエンジンの熱で溶け、一気にふき取ることができた。
次に、ガスケット、オイルシール他全交換、目玉商品となるフルオーバーホールがあるからだ。
今回は1度きりの起動式にせず楽しみは2度あった方が良いと思いまして
分割して実施しました。
すんなり終わらないのが当ページの面白いところだとおもってくだされ。
その方がエンジンオイルも隅々まで行き渡るだろうし。
フルオーバーホール実施前の一つの儀式と思えばよい。
10年以上は多分動いていなかった。(だから、実際は17年だっての!)
一度熱を入れること
それが狙いだ。
当時のアルミ素材はまだまだ開発不足は否めない
熱入れはアルミブロックでは基本中の基本だと思ってよい。
鋳鉄ブロックはもっと高度だが、ひと手間加えるだけでよくなる。
上手い料理を作るのと同じだ。
またひとつ楽しいスパイスを手に入れることが出来たことに感謝する。
まだまだ新品状態レベルではない。
コツコツと直していくだけだ。
永かったな。
しかしこの達成感は修理した者にのみ与えられたもの
機械の神様がたった数十秒、数時間かもしれないが世界で一番幸せな時間をくれる。
エンジンに命が吹き込まれていくその光景はいつみても最高の瞬間。
トータルで燃料700cc消費(キャブ内に数百cc残留込)
燃費悪いのかな?
そこは確実に調整していけばよいだけだ。
販売終了のパーツを手直し
部品入手で一番困難になるであろう、ヤマハ純正パーツ販売終了品となっているキャブフィルター×2個
中古で入手可能とはいえ、再生しないと中に入っているフィルターがキャブの中に入り込んでしまう。
フィルター本体がボロボロになって粉となりキャブ内に入ってしまうのだ。
折角新品部品で対応した意味がなくなってしまう。
で、これも修復してしまう。
これを取り付けるホースはもっと高性能なものに変更してバージョンアップしてしまいます。
厚さ10oもないフィルターが、年数経過でぼろぼろになって朽ち果ててしまうのだ。
このフィルターも現代版の耐久性に優れているであろうバイク用フィルターを加工して組み立ててしまう。
切り落とすのにかなり大変かもしれないが、新品パーツが入手できないからこうした苦労は必ず付き物になる。
フィルターの中身を分解したことがあるオーナーはパーツがどのように構成されているか分かるはず。
今回はフィルターだけではなくスチールパーツも防錆処理して組み付けてある。
どうやって分解するか?
それは特殊工具がないと分解できません。
当HPでは教えられません。他のWebページで調べてみてください。(多分、出てませんね・・・)