ニュースなど (公開用)
(日時の新しいものが上になります)

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2017年10月1日
2017年プロジェクト公開作業第3回:秋の除草
 9月18日開催予定日、前日の台風襲来の影響により作業中止・順延となった秋の除草を、快晴の空のもとで実施しました。
 京浜河川事務所、福生市役所、明治大学、市民、そして通称「ツルハシ隊」と、人数構成は役所主導になった感がありますが、市民の会代表のI さんを筆頭にダジャレ頻発のなか、疲れ知らずで無事に作業を終了、みごとに礫河原復活の感ある光景となりました。そこに種子が落着・発芽することが期待されますが、種子供給源であるべき開花個体が少ないのがやや気がかりです。

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2017年7月2日
2017年プロジェクト作業第2回:夏の除草

 
市民、研究者(明治大学)、京浜河川事務所職員、福生市職員の参加のほか、通称「つるはし隊」(ケイミックス職員)により、
 通称永田地区のA工区上流側個体群に隣接する下流部分の除草と抜根を行いました。
 
20分の除草作業を3クールやり、合計の作業時間は正味1時間でした。
 つるはし隊には、A工区下流側個体群の上流側を除草していただきました。
 
午後は、午前に我々が除草したエリアとの間の部分を中心に除草していただきました。
 ちなみに、A工区は、低水域の礫河原に生えているカワラノギクが増水により流出しても、ここから種子を供給できるようにするための拠点で、
現在、A工区上流側個体群でロゼットが20株弱、実生が10株ほど見られる。

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2016年10月30日
開花個体数調査
永田地区
京浜河川事務所、福生市、明治大学農学部、とくに学生のみなさん、市民が参加し、開花個体数調査を実施。
永田橋までの礫河原は25mのメッシュに区切り、中心から直径4m内の個体数調査の結果、開花231、ロゼット2347。
現地での感覚では、開花個体が少ないが、ロゼットは例年通り。永田橋近くまで広く分布している。

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2016年9月25日
秋の除草
 久しぶりの太陽は除草作業には辛いが、作業中は雲に隠れてくれて助かった。8月中旬の台風以来の連日の雨で多摩川は増水したまま。堤坊から永田地区に入る小径もかなり長い距離水没している。参加者全員長靴を用意していたのでそこは無事に通過した。
現地は草が生い茂り、どこを除草するの?という感じだが、みんなで作業すれば大きな石や礫や土が掘り起こされて、終了時点では見違えるほど草がなくなった。カワラノギクの造成地にも彼岸花が進出して朱の花を咲かせていた。
 参加された市民、研究者のみなさん、とりわけ休日にも拘わらず大勢参加して下さった国土交通省京浜河川事務所ならびに福生市の職員の皆さま、お疲れさまでした。

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2016年6月26日 OH
夏の除草作業
 今日は新しく参加された方々も数人おられ、にぎやかな活動となりました。梅雨中でお天気を心配していましたが、晴れて少々暑い中での作業となりました。
 除草作業前に経験者5名で手分けして、既存個体を間違って除草しないように、ピンクテープでマーキングしました。
 今回は上の区画を市民が担当しました。乾燥を避けるため、ピンクテープのついた既存個体から50cmの円内は避けて、石を動かして根を抜き取る作業をしました。
 作業途中で、カナビキソウにいたシロヘリツチカメムシを見て、希少だという話しで盛り上がりました。
 暑い中の作業でしたが、思いのほかはかどりました。
 最後は、すっかりきれいになった河原をバックにみんなで記念写真を撮って活動を終えました。
 下の区画はつるはし隊にお願いし、前回市民が除草した円の外側を除草してもらいました。
 午後からは上の区画と下の区画の間をつなげるように残ったイタドリを肩がけ除草してもらいました。

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2016年5月1日
春の除草作業
 当初予定の4月24日が雨のため今日に延期となりました。今日は一転の夏日で気温は28度近いようですが、湿度がまだ低いので大気は爽やかでした。カジカガエルの声が響き、ウグイスやシジュウカラ、キジ、コジュケイ、そしてガビチョウの囀りも聞こえました。
 カワラノギクプロジェクトは、市民と行政と研究者の協働体ですので、最初にそれぞれの部門の代表者が挨拶。市民の会代表、国土交通省京浜河川事務所から河川環境課長さんほか、福生市職員、そして今回はプライベートとして東京都水道局の方。研究者として明治大学農学部教授ほか学生のみなさん、コーディネーター、事務的処理をして下さっている自然環境アカデミーほか、市民その他約25名ほどが参加して、A工区下流部にある作業地区の下半分で除草作業を行いました。上半分は通称ツルハシ隊という、河川維持管理をしている専門業者が担当して下さいました。まだ根が全体にやわらかいので引き抜きやすく比較的作業が楽でした。今年の実生はまだ小さすぎて一般にはわからないので、イタドリやヨモギなどが繁茂しているところを中心に除草しました。

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2016年2月29 日 森田英代
多摩川でのカワラノギク復元活動について
 多摩川の自然を守る会の機関紙「川のしんぶん」No.438,(2016年2月1日発行)の4〜7ページに掲載された柴田隆行さん(多摩川の自然を守る会代表)の文章――多摩川のカワラノギクについての小泉武栄氏の論文の紹介とそれに対する意見、反論を読んで驚き、呆れました。私も柴田さんと全く同感です。柴田さんの意見のなかでほとんどの事が言い尽くされていますが、私は一人の市民として2002年の実験段階から2013年までほぼ皆勤でカワラノギクの復元活動に参加していました。
 真夏の暑さ、カンカン照りの河原での除草作業では、持ち寄った古シーツなどを使って、除草した草を通路まで運ぶのも一苦労でした。
 休日の早朝から出動してテント張りや飲料水の用意をして下さった京浜河川事務所の職員の方たち、プロジェクトの事務局を担当された明治大学の倉本先生や岡田さんをはじめ大学院生による周到な準備、参考資料の配布など、そして秋のお花見と言っても、参加者が総出で区画ごとの開花株の計数、また年末には保存のための種取りや次年度のための活動計画の話し合い。
 国交省、研究者、市民の三者が分担を決めてのプロジェクトでしたが、一時は財政的にも苦しく、存続が危ぶまれたこともありました。
 幸い、福生市で活動しているNPO法人自然環境アカデミーが活動の事務局を担当して下さることになって資金的にも援助の手が差し伸べられ、毎年、カワラノギクの写真入りの美しいポスターが作られるようになりました。福生市からも市民へのボランティア参加の呼びかけなどの協力をいただきました。等々、
 数え上げたらきりがないほど多くの人の努力の結果のカワラノギクのよみがえりと言えるでしょう。
 自然による奇跡なんて、とんでもない。奇跡というなら、人々が活動を起こし、粘り強く続けた事こそが奇跡だと思います。
 と、いささか感情的になってしまいましたが、絶滅危惧種の復元が如何に難しいかを体験し、絶滅危惧に陥らせない環境の維持の大切さを痛感している私です。

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2016年2月1日 柴田隆行
永田地区カワラノギクに関する論文批判
 『地理』2016年1月号掲載の小泉武栄氏による、カワラノギク奇跡の復活という論文の出鱈目さを批判する記事を、多摩川の自然を守る会機関紙『川のしんぶん』に掲載しました。(ここをクリック
 本会の活動と密接に関係する事項であるため、あえてここにリンクを張ります。

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2015年10月25日
ワラノギク・プロジェクト 開花株調査
 行政(京浜河川事務所・福生市)、明治大学農学部、市民の三者による協働作業として、今回は開花株とロゼットの株を数えました。
 A工区の除草作業地区は、開花株77、ロゼット54、ミックス2。旧C工区以下の低水域は25m四方のメッシュを20箇所、各直径4m範囲内のカワラノギクを数え、開花株は約450。ここから推定すると開花株は推定25000株で、過去2年間の約半分。3年前とほぼ同数、増水等により増減があり、この数字からすぐに何か言えるわけではありません。
 永田橋より多摩橋の間では開花株が11ありました。

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2015年10月4日
ワラノギク・プロジェクト秋の除草作業
 夏の除草と同様に、秋の除草も、先週の日曜日が雨で今日に延期となり、今日は良い天気。日射しは強いが、夏と異なり空気が乾燥しているのでさほどつらくない作業でした。
 もうすぐ開花しそうな株が約30あるA工区下地区での除草。開花した株の周囲にその種子が定着・発芽しやすい環境を整備するのが目的。京浜河川事務所、福生市、明治大学、市民の会、一般市民など約30名が楽しく除草を済ませました。通称ツルハシ隊の皆さんにもご活躍願いました。


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2015年7月12日
ワラノギク・プロジェクト夏の除草作業
 先週の日曜日が雨で今日に延期となり、今日は一転して猛暑。とは言え若干風があり許容範囲内でした。
 永田A工区の除草対象エリアの雑草も伸び盛り。明治大学学生や京浜河川事務所の職員などを併せても今日はさほど多い人数ではありませんでしたが、終わってみると意外とはかどって、除草対象地はきれいさっぱりしました。少し上流の区画では通称ツルハシ隊の皆さんが除草してくれました。

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2015年4月26日
ワラノギク・プロジェクト春の除草作業
 晴れて日射しは強いものの涼しい風のおかげで除草作業も苦になりませんでした。
 「行政」として国土交通省京浜河川事務所河川環境課職員、福生市環境課職員、「研究者」として明治大学農学部の教員と学生、「市民」として市民の会会員と市報などによる公募応募者など、35名の参加がありました。
 作業は、A工区内の下流部にある礫整理地区でカワラノギクのロゼットが予想以上に多く見られた個所で行いました。今年のロゼットの生育を助ける(他の植物に負けないように)ともに、今冬に種子が付近に定着しやすいように、他の植物を可能なかぎり根から掘り出しました。


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2015年3月5日 岡田久子
カワラノギク・プロジェクト連絡会議事録
 
会場 明治大学生田校舎会議室
☆2015年活動
1.下記の活動予定を確認した。
 @4月26日(日)予備5月2日(土):公募 除草作業(春)
 A7月 5日(日)予備7月12日(日):公募 除草作業(初夏)
 B9月27日(日)予備10月4日(日):公募 除草作業(秋)
 C10月25日(日)予備11月3日(火):公募 開花個体数調査
 D12月23日(水祝)予備26日(土):種子採取
2.@〜B除草作業(@は昨年の実生調査にかわる除草作業)について
 〔以下、会員のみに通知〕

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2014年12月23日
種子採取と、市民の会総会

 今年最後の作業。1株につき種子5ボールを多様な株ないし場所から6株を参加者8名で採取しました。採取した種子は自然環境アカデミーにて保管し、万一永田地区のカワラノギクが大増水で流失したら、播種する予定です。ただし、保存可能期間が5年ぐらいとのことで、毎年一定量採取する必要があります。
 採取後、A工区の造成地脇で、来年の活動方針等を話し合いました。
 「初夏の実生調査をやめ(オプションで会員が調査)、代わりに除草回数を1回増やす。5月末か6月初旬、7月下旬、9月下旬の3回。その他、開花調査と種子採取は例年通りとする。除草区域はA工区の下流側造成地とし、上流側はツルハシ隊にお願いする。」

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2014年10月26日
開花株調査
 永田地区C工区から永田橋までの区間を25m四方で区切ったメッシュのうち25箇所で半径2m内にあるカワラノギクの開花株とロゼットの数を調査しました。開花株は924、ロゼットは4812、ミックスは132。開花概数も開花株の多い区域も、ほぼ例年通りでした。
 今日は、除草の時よりも参加者が多かったですが、除草の時もこれぐらいの参加者があると助かるのですが。
 午後に、有志と明治大学関係者が永田橋下流右岸の調査をしました。この区間で最下流端に生えるカワラノギクが1株、低水護岸工事区域にかかり、刈り取られることになるのは残念ですが、救いようがありません。

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2014年9月28日
秋の除草
 永田地区A工区の中央にかなり前からあるカワラノギクの群落の周囲を除草し、裸地を造り、石を浮かして、冬に種子が定着し発芽しやすいような環境を整えました。
 この地区で今秋開花しそうな株は約40、ロゼットは約80。昨年ないしは前回の除草の成果と思われる、テープ囲い外の株の増加が見られました。
 ほかに、通称「ツルハシ隊」には、A工区の下流端にあるカワラノギク群落の周囲を除草・抜根してもらいました。この中心にある開花しそうな個体は13ありました。
 帰路、永田橋周辺にあったカワラノギクの確認を試みたが、見つけられませんでした。

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2014年6月29日
春の除草
 永田地区A工区でカワラノギクが比較的多く残っている地区を除草抜根しました。
 ついでながら、往路に通った水辺付近でカワラニガナの小群落が8箇所合計401株ありました。帰路に通った堤防のり面にヒロハカワラサイコが22株。いずれも昨年の調査よりも増えています。

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2014年6月21日
めばえのカウント調査
 カワラノギク・プロジェクト2014年度第一回公開作業。A工区を見たあと、E工区の水辺近くで、25mメッシュの中心地点から半径2m内のカワラノギクの実生、ロゼット、抽苔の個体数を8班に分かれて調査しました。参加者数やカワラノギク調査の集計結果などはいずれ事務局より発表があると思われます。
 午後は、希望者のみで永田橋から多摩橋までの右岸でカワラノギクの有無を一斉調査しました。永田橋直下に2株あったほかは、かなり下流に行った礫河原で多く見つかりましたった。

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2014年3月19日
カワラノギクプロジェクト連絡会開催
 〔カワラノギク・プロジェクトは協働体であるため、年に少なくとも1回、プロジェクトに参加している市民・行政・研究者間が一堂に会し連絡会を開催しています。――編者注〕
2014年活動
1.活動予定を確認
 @621日(土) 予備22日(日):公募 実生調査&巻枯らしの効果確認

 A6 29日(日) 予備713日(日):公募 除草作業()
 B928日(日) 予備105日(日):公募 除草作業(秋)
 C1026日(日) 予備112日(日)公募 開花個体数調査
 Dその他 〔以下略〕
☆将来像
 1.今年は多摩橋下流への拡大が予想され、今後さらに下流に調査を拡大していくことになると思われる。
 2.A工区をいつまで管理するか。〔以下略〕

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2013年12月22日
市民の会の総会開催
 (1)今年の活動報告。
 (2)活動日参加者数 合計144名。
 (3)来年度の活動方針(以下は公開作業のみ)(追記。昨年暮れにアップした日程は変更されました。)
  実生調査:6月21日(土) 予備日:6月22日(日)
  夏の除草:6月29日(日) 予備日:7月13日(日)
  秋の除草:9月28日(日) 予備日:10月5日(日)
  開花調査:10月26日(日) 予備日:11月2日(日)
(4)人事案
 過去数年空席だった本会代表として、福生市在住の伊東静一さんを選出。
 「幹事若干名」の一人として、多摩川の自然を守る会の柴田隆行さんを選出。
 事務局は引き続き、NPO法人自然環境アカデミーに依頼。

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2013年10月27日
開花個体数調査
 A工区のうち秋に除草した一画でカワラノギクが33株開花、A工区全体では開花個体201でした。
 参加者42名が行ったB〜E工区は、オギその他草木がかなり茂っていましたが、水辺は一面のカワラノギク。ロゼットは芝生状態。20m四方の区画28を調査。区画の中心点から半径2m内の株数を数えた。開花個体を合わせ、統計処理した数値は約5万株で、昨年とほぼ同じ水準でした。

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2013年9月29日
秋の除草
 A工区のなかでカワラノギクが比較的多く残っている一帯のまわりを集中的に除草し、種子が定着できるようにしました。写真は、左から作業前、作業中、作業後、そして通称ツルハシ隊のみなさん。


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2013年7月7日
カワラノギクプロジェクト2013年第二回公開作業
 予想気温35度を越える猛暑のなかでの除草作業となったが、適度な川風もあり、熱中症に罹る人もなく無事に作業を終了。
 今回も京浜河川事務所職員、福生市職員、明治大学、そして市民が集まっての共同作業。
 永田地区A工区のなかでカワラノギクのロゼットが約100株残る群落地周辺の除草を行う。秋にできる種子が自然に散って来春発芽できる土壌整備が目的。
 併せて、前回行ったニセアカシアの巻き枯らし作業をすると同時に、専門業者がボランティア参加してイタドリ群落の困難な抜根作業をしていただいた。


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2013年6月23日
カワラノギクプロジェクト2013年度第一回公開作業
 参加者は37名、うち京浜河川事務所5名、福生市4名、その他明治大学および市民。
@巻枯らし班
 ノイバラとピラカンサの棘と格闘しつつ、萌芽しないように地際からきちんと処理するなど丁寧な作業を実施。
A実生・ロゼットカウント班
 永田橋付近のカワラノギク確認個体数は、合計で44株。実生は発見できませんでした。
 永田橋右岸下流一帯のうち下流側半分では、4株。

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2012年10月28日
カワラノギクプロジェクト 開花株調査 
 悪天候にも関わらず大勢の参加を得て滞りなく調査が実施されました。
 調査の結果、開花株は推定値約5万、ロゼットは推定値約30万でした。
 A工区についてば別途明治大学が調査しました。

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2012年10月21日
友田から羽村堰まで 
 カワラノギク自生地はかなり藪に覆われ、来年は生育が危ぶまれる。開花株は10ぐらい。蕾の株が10ぐらい。
 小作堰下流中州のカワラノギクは、双眼鏡で見た人曰く、一帯が白く見えて開花しているようす。
 阿蘇神社から羽村取水堰までの左岸の礫河原は増水でだいぶ形状が変わり、水辺のカワラノギク群落が消えた。それでも20株ほど開花している。
 地元の人が造ったカワラノギクの花壇は放置され、3,4株が残るのみとなった。

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2012年9月30日
カワラノギク/プロジェクト 秋の除草
 台風接近ながら、晴れ間あり風もあって快適に作業しました。参加は約32名で、永田地区A工区再造成地の一部、今秋開花予定のカワラノギクが100株ほどある辺りを、除草し、種子が自然撒布された際に定着しやすい土壌を再生しました。
 今回はいつもの除草作業とは異なる内容であったため、目的や方法を明確化できるよう資料を作成しました。小型ツルハシなどの道具は有効で、最初は草に覆われていたところが終盤には地面が見えてくるなど、効果が実感でき、参加者のみなさんは達成感を味わえたようでした。

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2012年7月8日
カワラノギク/プロジェクト 夏の除草
 最初は小雨で心配しましたが、時間が経つにつれて晴になりホッとしました。
 参加者は計40名、福生水辺の楽校より104名の参加がありました。
 市民の作業場所はA工区の土手側下流の2区画で、生育するカワラノギク個体(群)の周辺を実施しました。
 A工区の上流側の半分についてはそのままですが、下流側についてはつるはし隊作業部分と合わせて予定通り植生管理を実施しました。

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2012年6月24日
カワラノギク/プロジェクト 実生調査ほか
参加者等の報告。
●巻枯らし:ハリエンジュ56本、ピラカンサ数本。あと1割ほど未実施。
●参加者:市民18名、研究者(明治大、農工大)4名、行政(福生市)2名、計24名(ほか子ども2名)
●実生等調査結果
 1.永田地区C,D工区の実生とロゼットの密度
  折れ尺で枠をつくり、ひとまとまりのカワラノギクの個体を、この春芽生えた「実生」と昨年以前に芽生えた「ロゼット」に分けて数えました。
  密度は、実生約150個体/u、ロゼット約90個体/uでした。
  17名の調査者でしたが、実生の方が多かった人3名、ロゼットの方が多かった人14名で、密度の結果は、2名の実生をたくさん見つけた人のデータに大きく影響を受けています。
  調査した局所個体群では、中央部にはロゼットだけがあり、周辺部に実生が多いように見受けられました。カワラノギクの多い場所は年とともに移っていくようです。
 2.永田橋下流の造成した礫河原の実生とロゼット
  横に一列に並んで、実生を探して、歩きました。
  全域を合計すると、実生約20株、 ロゼット約90株でした。
  河原植物としては、カワラニガナとカワラケツメイがみつかりました。

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2012年1月5日
『カワラノギク通信』第42号発行

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2011年12月23日
定例作業:種子採取、市民の会の総会
 多摩川カワラノギクプロジェクト定例作業としての種子採取。増水等による万一の消失に備え、永田地区C〜E工区にて1株から1頭の種子を1人20〜30、11人で採取しました。採取した種子は自然環境アカデミーの冷蔵庫で保管されます。
 A工区の現状を視察したのち、「カワラノギクの保全・復元をめざす多摩川市民の会」の総会を開き、今年の活動の反省、入会資格の一部変更、幹事選任、来年の大まかな活動計画などを決めました。

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2011年10月30日 〔2012年1月27日一部修正〕
開花株とロゼットの分布調査
 市民・行政・研究者の三者から40名が参加し、永田橋上流右岸の「永田地区」のカワラノキ゛クの分布調査を実施した。調査地全体の推定値は、開花約3万 ロゼット約13万 ミックス約1千であった。
 A工区内の開花株は約150であった。
 9月の台風による増水で流失が心配されたが、見た目としては水辺を中心にかなり広く分布している。ただし、この増水は他の植物も含めて根こそぎ流す力はなく、逆に砂を大量に置いていったため、全体として草が増えたという印象が強い。

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2011年9月19日
多摩川の現状 K
先々週調べたところ、多摩川のカワラノギクはつぎのような状態でした。
 ・青梅の自生個体群:存続。
 ・小作堰下:かなり裸地ができていてよくわからない。
 ・羽村堰上の畑:今年は植えていない。
 ・その前の河原:存続。
 ・はむら自然友の会の保護地:今年は管理していない模様。
 ・野鳥の会奥多摩支部の保護地:存続。
 ・K13:草原化が進み、カワラノギクは見つからなかった。
 ・A工区:存続。
 ・C, D工区:存続
 ・永田橋下:短時間では見つけられなかった。
 ・石田大橋下:今年もやっていない。
 ・京王線鉄橋と関戸橋の間の中州:かなり裸地ができているので、流失したのではないか。
これは、おおざっぱな調査なので、開花時に再度調査します。

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2011年9月4日
永田橋上下流の台風による増水 N
9月4日午前11時ごろの永田周辺の状況です。

永田橋下流右岸。新造成地は水没。

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2011年9月4日
永田地区の様子 K
 本日16時ごろに現地確認に行きました。A工区のふだん植生管理を行っている平たんな部分は作業の時に残したテープがそのまま残っており、冠水していませんでした。
 C、D工区は大半が冠水しており、大きな礫が卓越した河原は幅10mほど水面から出ていました。
 新しく造成した礫河原は、永田橋より上流は大半が水面から出ており、橋のすぐ下は半分程度が水面から出ていて、流れが右岸側によったところから下流は河原が見えませんでした。

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2011年9月3日
永田橋上下流の台風による増水 N
 9月3日午前5時半の永田周辺の様子をお送りします。その後も水位は上昇しましたので、もっと浸かっていると思います。
 昨日午後予定していたアースウォッチの除草作業は中止にしました。
 ちなみに福生南公園は、昨日の時点でまた浸水しそうなくらい水が迫っていました。

永田橋下流。右岸の新造成地のほとんどが水没。    同上流方面

永田地区B〜D工区の礫河原。さらに増水しており、左の作業用道まで浸水したと思われる。
となると、この辺で繁殖したカワラノギクはほぼ水没か?

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2011年7月23日
永田地区A工区再造成地最下流区画にて除草
 例年より早い梅雨明けと猛暑が続いた後、台風6号接近後この2日間は涼しい風が吹きました。夏の除草は可能かと心配しましたが、この涼風がまだ少し残っていて、例年より遅くまで盛んに鳴いているホトトギスの声を聞きながら、気持ちよく除草を終えることができました。参加は、京浜河川事務所職員、福生市職員、明治大学教員と学生、市民など35名、さらに通称つるはし隊の皆さん。作業上の注意などのあと、一昨年の秋に再造成したA工区内3つの区画の内、カワラノギクが最も多い最下流の区画を除草、2時間弱できれいになりました。ただ、大きな石の間に土や草の根が詰まっているのでカワラノギクにとって適地復元というところまでは行きませんでした。

作業後

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2011年6月25日
永田地区および永田橋下流右岸の実生調査
 土手からA工区に入り、CD工区を、そして永田橋下流へと、歩きました。
 A工区とCD工区では、4つのグループに分かれて、実生の形状を勉強しがてら50cmのコドラートを設置して実生の密度を計数しました。A工区では他の植生が多く実生がなかなか見つからず、一方CD工区では実生の多さに歓声があがりました。
 今日の活動の主目的である、永田橋下流の新しい造成地の実生調査へ。永田橋の少し上流から永田橋下流一帯が昨年秋に造成されています。ここでは、2つのグループに分かれ、上流側から1グループが下流側からもう1グループが一列に並んで実生を探しました。二つのグループが出合うまで、結構な時間がかかり、造成地の広さを実感しました。結局、実生は永田橋上流に5個体を見つけました。
 永田橋下流への拡大を少し期待してもよいかなと思いました。

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2010年11月7日
永田地区個体数調査その2
 カワラノギク・プロジェクト開花個体数調査。
 A工区ではごく一部分にしかカワラノギクが残っていませんが、B工区の草藪の奥や開けたC工区などでは一帯が真っ白く見えるほどカワラノギクが咲いています。
 今回数えた株数と、11月3日に明治大学が数えた水辺等の株数とを合計すると、開花株968、ロゼット10201個でした。
 これは、25m単位のメッシュのなかの半径2m内で数えられた株数であり、ここから一定の係数をかけると推定個体数が割り出されます。
 それによると、開花株48167、ロゼット507601となります。
 このうち、A工区内では、数えた数が開花株7、ロゼット319、推定株数は開花348、ロゼット15873個となります。
 2007年の大増水以前の水準まで回復したことになりますが、A工区では風前の灯火¥態であり、C工区以下もツルヨシその他の植物が繁茂しつつあり、いずれそれらの植物に覆われる可能性があります。河原植物が生き残るには厳しい多摩川の現実があると思われます。

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2010年11月4日
永田地区個体数調査
 明治大学12名が、つるはし隊の方2名と一緒に、個体数調査用のメッシュ中心点探しとマーキング、そして水際辺境の個体数調査をしてきました。
 水はまだ増水・白濁しており、水際では泥にまみれた真っ黒なカワラノギクのロゼットを多く見ました (かわいそうで、少しだけ雨が降って洗い流してくれるといいのに・・・と思いました)。
 調査した最下流付近では昨年個体のなかった場所にも開花個体が見つかりましたので、先日の台風の影響はそれほど大きくなかったのかな?とホッとしました。

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2010年10月26日
青梅の自生地
 唯一と言ってよい手つかずのカワラノギク自生地では可憐なカワラノギクが咲いている。開花株は51。


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2010年10月17日
羽村取水堰から永田橋
 昨年は堰下橋からカワラノギクが咲いているのが見えて驚いたが、今年は見えない。
 羽村の市民団体が育てているカワラノギクは、今夏の猛暑で激減した、と看板に書かれている通り、開花株はごくわずかで、立ち枯れしている株が多い。
 水辺は約60株が開花していたが、丈が10センチぐらいの小さな株が多い。自然の猛暑対策かもしれない。

 日本野鳥の会東京支部が世話をしている区域は丈夫に育った株がたくさんあり、ロゼットも芝生状態。ここは2007年の大増水でも耐えたところで、開花株も多い。近くで除草作業をしていたリーダーのUさんに伺ったら、夏はみんなで水まきをしたとか。それぐらいの手間をかけて初めてこれだけ見事な群落が維持できるのだろう。

 自生地の株はまだ花がわずかに開きかけた程度だった。永田地区では、今夏の雑草の大繁茂とたいへんな除草のおかげで、再造成地でも開花寸前のカワラノギクが60株ぐらい、以前からの生育地も2箇所で元気に育っている。開花にはあと数日かかりそうだ。

 ここから自然に広がったBC工区の株は無事に猛暑を凌ぎ、今年も花をたくさんつけていた。


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2010年9月4日
秋の公開除草第2日目
 秋の除草公募作業第2回は計21名の参加者で、再造成区の区画3の残りを実施しました。
 この日もうだるような暑さでしたが、区画3をすべて除草することができました。区画1と2は、つるはし隊に50cm高さで肩かけ草刈りを実施してもらいました。
 植生繁茂がものすごく、今年の秋の除草では、A工区の7区画のうち市民が管理できたのは1区画のみとなりました。今後、プロジェクトとしてA工区をどうしていくのか、検討する必要性を感じます。

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2010年8月28日
秋の公開除草第1日目
 猛暑の中、約20人の参加者がありました。ここが再造成した場所なの???と目を疑いたくなるような植生の繁茂にみんなびっくりしていました。3つの再造成区のうち最下流の区画を作業しましたが、約半分程度で終了となりました。やはり、あまりの植生の繁茂とあまりの暑さで作業は遅々として進まず・・・。そんな中、自然環境アカデミー主催のジュニアレンジャー活動の約20名の小学生たちが元気に特別参加してくれ、最上流の再造成区のヒメムカシヨモギを除草してくれました。
 次回の除草活動でどこまでできるかわかりませんが、半分以上の除草しきれない場所が残ることは間違いないと思います。残った場所の除草をどうするか、今後A工区をどうするか、早急な検討が必要と感じました。

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2010年7月3日
オプション除草K13、および永田地区
 多摩川PJオプション活動として、草花地区の自生地で除草を行った。除いたのはクズ、ピラカンサ、アレチマツヨイグサ、ヒメジオン。予想以上にカワラノギクがあちこちで元気に育っていた。
 ついでに永田地区を視察。
 A工区再造成区は丈30〜50センチぐらいに雑草が成長しつつある中で、カワラノギクもなんとか頑張っている。旧造成地ではザボンソウが咲き、礫の大きいところもナワシロイチゴなどが繁茂している。最上流の再造成区はカワラノギクも少ないが、雑草も少ない。
 B工区はブタクサが一斉に繁茂し、アメリカネナシカズラが大きな網を広げていた。
 C工区付近はカワラノギクが一面に広がり、作業用道路は芝生状態でカワラノギクを踏まずに歩くことはできない。秋の除草の際にはテント等の資材搬入や刈った草の除去をどうするか真剣に考えなければならない。
 永田橋工事は雨季のため中断なので橋の下を抜けて帰ることができる。ただし門は閉ざされているから上流の土手をまわらなければならない。

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2010年7月1日
『カワラノギク通信』第33号発行

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2010年6月29日
自生地の視察
 カワラノギクは順調に生育していました。
 2007年の大増水で絶滅した多摩川のカワラハハコが生えているのを発見したとの報せを受け、確認したところ、たしかに可愛い花をつけていました。

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2010年6月12日
自生地でのカワラノギクの生育調査を実施
 今年開花しそうなロゼットが81、まだそこまでのびていないロゼットが58ありました。

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2010年6月2日
『カワラノギク通信』第32号発行

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2010年5月29日
春の公開除草第2回
 第2回目公開除草作業は、よくわからない空を見上げて「どうしようか?」「判断難しいですね」との電話通話からはじまりました。避難用のテントもあることだし、なんとかなるかもということで決行することに。企業からの団体参加や新規参加の学生さん、久しぶりの参加者と大勢集まっていただき、にぎやかな会になりました(決行してよかった!)。
 前回の調査で59個体の実生を確認でき、播種はしないことになりました。みんなで除草作業を始めると、ここにあそこにと、さらに新たな発見の報告が。
 結局、71個体の数をかぞえたところで、分布の位置だけを記載することに変更(感覚的には100の数は超えている?)。日を改めて、明治大で正確な個体数と位置を把握することになりました。多くの実生発見のおかげか、作業ははかどり、無事再造成地3つの除草を終えることができました。
 新しく参加された方ともっと交流したかった、知らない植物の名前をもっと知りたい、実生を守るためにはまわりの植物を除去しないといけないことがわかったなどの意見がありました。

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2010年5月15日
春の公開除草第1回
 昨年11〜12月に一部造成したA工区で、初めてのカワラノギクの公開除草作業が行われました。
 あまり暑くなく、活動しやすい一日となりました。
 簡単だろう!すぐに終わるだろう!と想像していた「カワラノギク以外を全て抜くという作業」は結構大変な作業だということを改めて実感し、二つ目の区画の途中であえなく時間切れとなりました。29日もがんばりましょう。
 プロジェクトの活動終了後に、明治大の学生が再造成地の実生個体数調査を実施しました。よく目をこらして探すと、合計59の実生を確認できました。見つけた学生からはやった〜!との声があがりました。

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2010年5月4日
オプション除草
 再造成地でもイタドリやオニウシノケグサが順調に生育しています(^-^;)
 在来造成地のイタドリも、予想通り、みごと霜枯れから復活して元気に成長しています。
 作業は、在来造成地に残るカワラノギクのロゼットの周囲半径50センチを除草しました。思ったよりロゼットがたくさんあるという気がしました。
 しかし、今春出るはずの新芽は一つも見あたりません。BC工区ではすでにたくさん出ているのに。

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2010年4月29日
オプション除草
 雨で作業はできませんでした。
 橋梁工事で永田橋下からは入れないため、右岸堤防を上流へ向かって迂回ルートで永田地区に入るしかありませんが、HL出入口を兼ねる林の中のルートを通ろうと思ったら、増水で道が水没して通れず、結局多摩大橋近くの野球場を経なければなりませんでした。ここからの道も永田橋の工事で通りぬけられないためもあって通行人が減り藪と化しており、ピラカンサの林は枝が下がって通行できません。
 かろうじてA工区に着く頃には大粒の雨が降り、風も強くて傘もさせず、除草作業はできませんでした。
 伸びたイタドリは遅霜にやられて焼けていましたが、雑草は強くいずれこれは復活するでしょう。再造成区からもイタドリやオニウシノケグサなどがすでに10pほどのびています。五月の公開除草の頃には50pぐらいに成長していると思われます。

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2010年4月26日
友田の自生地
 昨秋は数株しか咲かなかったので、今年の実生はわかりませんが、昨年できたロゼットは約60株が順調に育っていました。

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2010年4月15日
『カワラノギク通信』第31号発行

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2010年4月11日
流域レベルでの保全に関する検討会(現地視察)+総会を開催
 永田の再造成地と既存の造成地におけるカワラノギクの実生の状況を見ました。とくに再造成地ではまだ「砂漠で針を見つけるようなもの」(倉本さんの表現)という状態なので、周囲をざっと見渡しただけで終えました。B工区からC工区にかけての群生地では、かろうじてそれらしいとわかる新芽がいくつか出ていました。
 永田地区から永田橋に戻り、永田橋下流部一帯を右岸の断崖の上から眺望。直下の砕石業者作業場や高水敷の様子がよくわかります。サバイバルゲームをする50人弱の集団が機関銃を手に林の中を駆け回っていました。
 左岸に渡り、永田橋下流一帯を見つつ多摩橋を経て多摩川中央公園まで歩き、かつてカワラノギクの自生地があった五日市線鉄橋下流、睦橋上下流辺りまで永田地区のカワラノギクが自然的に拡大する可能性について下記の点を踏まえて考えました。
 (1)永田橋下流と睦橋上下流の造成について、京浜河川事務所で検討中である。
 (2)永田橋下流は、カワラノギク・プロジェクトが永田造成地の個体群の拡大のために京浜河川事務所に造成を要望した。
 (3)睦橋上流は、過去に大きなカワラノギク個体群が存在した場所である。
 (4)永田造成地〜永田橋下流〜睦橋上流を、カワラノギクの個体群でネットワークできないだろうか。
 総会では、2月12日に行った連絡委員会で決定した活動スケジュールを確認しました。羽村のK13と友田の自生地についてはとくに議論をしませんでした。

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冬季は記事がないので、永田地区の現況写真でも数枚。(3月19日撮影)
左はA工区内の再造成地。右は新たに再造成されたB工区。
砂が多いB工区と、C工区にある自然にできた礫河原(カワラノギクのロゼットあり)。

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2010年2月12日
カワラノギクプロジェクト連絡会開催
 明治大学生田校舎にて10時から11時30分まで、標記連絡会を開きました。これは、研究者と市民と行政が一堂に会して活動方針等を話し合う場であり、今回、永田地区地元の福生市は他用で欠席しましたが、国土交通省京浜河川事務所から河川環境課長と専門官が出席しました。
 1月16日に行った研究者と市民との打合会の結果を説明し、それに対して行政からとくに異論は出ませんでした。

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2010年2月1日
『カワラノギク通信』第30号発行

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2010年1月21日
2010年の活動スケジュール(公開分のみ掲載。会員は別途会員のページのニュースをご覧下さい)
 初夏の除草作業
   第1回 ・5月15(予備日:6/6)
   第2回 ・5月29(予備日:5月30日)
 秋の除草作業
   第1回・8月28(予備日:29)
   第2回・9月4(予備日:5)
 永田造成地の個体数調査 ・10月31日(予備日:11月3日)

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2010年1月16日

運営会議の開催
 今年の活動方針案を話し合い、決定しました。活動日が具体的に決まったらお知らせします。

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2010年1月5日
『多摩川カワラノギク通信』第29号発行

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2009年12月19日
永田地区種子採取
 20分の種子採取の後、A工区の再造成を見学しながら今後のプロジェクトの活動を話し合いました。

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2009年12月11日
永田A工区一部再造成のための掘削開始に立ち会い

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2009年12月1日
『多摩川カワラノギク通信』第28号発行

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2009年11月16日
永田A工区一部再造成に関する現地立ち会い

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2009年11月7日
羽村の自生地の個体数調査
 カワラノギクプロジェクトの作業として自生地の個体調査を実施しました。開花個体345、ロゼット334、ミックス11でした。
 自生地調査の後、堰周辺のカワラノギク群落を見て回りました。堰のすぐ近くの群落で、開花した立派な株を3本引っこ抜かれてバーベキュー用の竈が造られているところがありました。たとえ希少種でなくても、きれいな花が咲いている株を抜くとはどういう神経をしているのかとその貧困な精神に身震いしました。
 帰りに多摩川水神社の境内にカワラノギクが植えられているというので見たら、たしかに鳥居の脇に1本花が咲いていました。隣の水道局にももしかして植えられているかも、と冗談を言いながらのぞいたら、なんと砂利が敷かれた花壇にも塀の脇にもカワラノギクが植えられて花を咲かせていました!

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2009年11月5日
『多摩川カワラノギク通信』第27号発行
(会報電子版の一般公開はしておりません)

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2009年10月31日
永田地区のカワラノギク個体数調査(速報値)
 永田造成地における推定開花個体数:1万、推定ロゼット個体数:11万
 A工区における推定開花個体数:1000、推定ロゼット個体数:7000

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2009年10月18日
羽村から友田地先のカワラノギク
 (1)羽村堰下橋上流右岸の畑=B土壌悪化で敷地の四隅に咲くだけとなりましたが、薄紫色が濃くて花はきれいです。
 (2)少し上流の河原。花は貧弱ですが、環境は自然的で、ロゼットがたくさんあり、将来性があります。
 (3)堰脇、5年ぐらい前に作られた群落。一昨年の増水でも流されなかった。花がたくさん咲いていますが、ロゼットも足の踏み場がないほどにあって、将来性があります。
 (4)小さな礫河原。見事なカワラノギクが咲いています。堰下橋から見下ろせます。
 以上はすべて、羽村市民が播種したものが育ったものです。
 (5)左岸堰上流。別の羽村市民が育てているカワラノギクの花壇=B花は今年はなぜか小ぶりです。
 (6)同上付近の礫河原。ロゼットや開花株がたくさんありますが、これは昨年播種されたもの。
 (7)さらに上流。カワラノギクのロゼット300株強。羽村市民が播種したもの。増水後わずかに生き残った株が開花して出来た種子が芽ばえたもの。(もしかしたら再度播種されたのかもしれません。)双眼鏡で見る限り、開花株は4。
 (8)友田の自生地。新たにロゼット1、開花株1を見つけ、全部で75株。

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2009年10月12日
友田のカワラノギク無事成長
 昨秋生き残ったたった3株の種子が自然撒布し、72株のロゼットと1株の開花(しそうな)株を見つけました。前回見つけたのが47株でしたのでさらに培の株が見つかったことになります。丈が10センチ前後のロゼットがほとんどなので、来年が楽しみですが、逆にその間に増水があったら全滅しかねません。

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2009年10月3日
日野市万願寺地先のカワラノギク絶滅を免れる――後日の再調査でこれは幻と判明
 当地のカワラノギクは一昨年の大増水で地盤ごと流失したと思ったら、昨年1株残っていることがわかり、しかも秋に花を咲かせ種子をつけました。しかし、今年の春から夏にかけて延べ5時間探したにもかかわらずついにロゼットを見つけることができず、府中・四ツ谷地区のカワラノギクは絶滅したと言わざるを得ません。と、以前に書いたのですが、今日開かれた多摩川流域セミナーで現地を再訪し、何気なくもと株のあった辺りの草をめくったら、なんとカワラノギクのロゼットが8株見つかりました。これで、2001年以来の府中・日野地区のカワラノギクは第二の絶滅を免れたことになります。
 ちなみに、第一の絶滅は、これまであった自生の株が2000年に絶滅したことを言います。

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2009年9月11日
羽村堰上流左岸のカワラノギク畑
 グラウンド下流端にあるカワラノギクの畑は、いまは3つあり、1つは密生、2つはまばらにカワラノギクが植えてあります。みな大きく育っており、この秋にすべて開花すると思われます。
 
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2009年9月10日
『多摩川カワラノギク通信』第26号発行

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2009年9月10日
多摩川カワラノギクプロジェクト総会の報告
 2009年9月6日の除草作業のあと、多摩川カワラノギクプロジェクトの総会を開き、以下のような結論を得ましたので、ご報告致します。

結論
 (1)2002年2月8日に発足した多摩川カワラノギクプロジェクトは、本日をもって解散する。
 (2)下記の規約を有するプロジェクトを新たに起ちあげる。このプロジェクトの名称も「多摩川カワラノギクプロジェクト」だが、旧来の同名組織とは別組織である。
 (3)2007年3月24日付けの規約に基づく組織は、一つの市民団体として別途新たに結成する。この団体の規約は下記の通りである。
 (4)この団体の役員は、役員選考委員会が候補者を推薦し、10月31日開催予定の臨時総会に諮られ承認を得るものとする。役員選考委員は、旧カワラノギクプロジェクトの役員がこれを代行する。
 (5)旧多摩川カワラノギクプロジェクトの解散により、現在登録されている会員はその会員資格を失う。新たに創設された市民団体への参加を希望する者は、下記連絡先に申し出るものとする。なお、経費節約のため、電子メールアドレスが旧プロジェクト事務局に登録されている方には、電子メールでの申請をお願いし、アドレスが登録されていないか電子メールを使用しない方には、返信用の葉書を本『通信』に同封する。旧プロジェクトの正規会員で、これまで『通信』の郵送を辞退していた会員にも、今号だけは郵送する。
 (6)旧プロジェクトのホームページ(http://www3.plala.or.jp/flussaster)は、市民団体「カワラノギクの保全・復元をめざす多摩川市民の会」が引き継ぐ。なお、会員のページのアカウントとPWは変更し、原則として、市民の会会員にのみこれを通知する。

A.改組の理由〔総会で配布された資料より転載〕
 「多摩川カワラノギクプロジェクトは、2002年2月8日に結成し活動を続けてきましたが、2007年3月24日に開いた総会で、会の規約をつくり、会員規定および役員規程などを設けました。
 しかしながら、このプロジェクトをめぐって、行政、とくに多摩川の河川管理者である国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所の関わり方が問題となりました。というのは、2007年制定の規約では、カワラノギクプロジェクトは一つの市民団体のような位置づけがなされており、その結果、公的機関としてはこうした団体の一員となることが難しく、一般的に市民活動を支援するかたちでの関わりしかとれないということが明らかになったからです。
 他方で、本プロジェクトの設立理念からすれば、絶滅の危惧の度合いが極めて高い多摩川のカワラノギクを多様な自然生態系のなかで保全し復元したいという意志は、市民、研究者だけでなく河川管理者や関連する流域自治体も持っており、したがって、行政と市民と研究者の三者がそれぞれみずからの能力等を出し合って、文字通り協働≠キる組織をつくって活動したいという考えは会の創立以来変わっていません。しかし、上述のように、現行規約ではこうした三者協働体制は実現できないことが明らかになりましたので、今回、これを改定するよう提案します。
 なお、規約改定にともない、2002年2月8日に結成し2007年3月24日に現行規約を定めた『多摩川カワラノギクプロジェクト』は解散し、同一名称の別のプロジェクトを起ち上げるとともに、これに関わる市民の会は、別途組織することとします。」

B.新設の協働体「多摩川カワラノギクプロジェクト」の規約
 1.名称
本プロジェクトは、多摩川カワラノギクプロジェクトという。
 2.趣旨
(1)本プロジェクトは、多摩川流域における多様な自然生態系の保全・復元を目標として、とくにかつて河原の自然を代表する植物であった絶滅危惧種カワラノギクを保全・復元することを目的とし、市民と行政と研究者の協働体制により関係者の連携及び協力を促進するために設置する。
(2)活動を円滑に行うために、構成員による運営連絡会を開催し、連絡調整及び合意形成を図る。
(3)具体的な活動としては、
・右岸があきる野市、左岸が福生・羽村市に接する多摩川で、河川生態学術研究会と国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所が造成した通称「永田地区」及び、その他の多摩川河川敷におけるカワラノギクの保全・復元、並びにそのための調査。とくに永田地区の個体群は、本種の生育地を流域に拡大していく際にシードバンクとして重要であることから、重点的に取り扱う。
・その他の関連する河原特有の生物の調査、及びその保全・復元。
 3.構成員
 本プロジェクトは、カワラノギクの保全・復元をめざす多摩川市民の会、研究者、国土交通省京浜河川事務所、福生市等から構成する。
 4.各構成員の役割
カワラノギクの保全・復元をめざす多摩川市民の会:保全に必要な作業や記録を行う。
研究者:保全に必要な記録方法を提案し、本プロジェクトの専門的な方向性を示す。カワラノギクに関する研究成果を本プロジェクトにフィードバックし、保全手法等について提案する。協働体制を維持するためのコーディネートを行う。
国土交通省京浜河川事務所:多摩川の河川管理者として、必要な支援を行う。
福生市等:永田地区を管轄する地方公共団体として、必要な支援を行う。

C.新設の市民団体「カワラノギクの保全・復元をめざす多摩川市民の会」の規約
 1.名称
 本会は、カワラノギクの保全・復元をめざす多摩川市民の会という。
 2.目的
 本会は、多摩川のカワラノギクを保全・復元するために必要な作業を行うことを目的とする。その際、以下の原則を遵守する。
@記録を残す。
A他の生物への影響に配慮する。
B他の地方の系統を持ち込まない。
 3.会員
 会員は、本会の目的に賛成し、現場での作業に最低2回以上参加したうえで、みずから会員として氏名と連絡先を届け出た者をいう。
 4.おもな活動内容
 (1)多摩川カワラノギクプロジェクトに参加し、通称「永田地区」及びその他の多摩川河川敷におけるカワラノギクの保全・復元、並びにそのための調査を行う。
 (2)機関紙『多摩川カワラノギク通信』の発行。
 5.役員と運営
 本会の役員として、代表1名、幹事若干名をおく。
 ・役員は、多摩川カワラノギクプロジェクトの運営委員会に参加し、年間の活動計画や実施方法等について協議するほか、会独自の活動についても立案、渉外等を行う。
 ・総会(活動報告、活動方針の承認など)を年に1回開催する。
 6.その他
 事務局を下記の場所におく。
  〒197-0003 福生市熊川243
  NPO法人 自然環境アカデミー(Fax 042-551-0306 / academy@m3.dion.ne.jp)

2009年9月6日発効

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2009年9月6日
秋の公開除草 初日
 晴れ。日射しは強く暑かったですが、曇ると涼風が吹き、秋の気配も感じられました。アカトンボがたくさん飛び交い、ススキの穂が揺れていました。
 市民、京浜河川事務所河川環境課職員2名、研究者、明治大学学生など38名の参加者と、河川維持作業担当業者5名で、いつもながらの選択的除草を行いました。今回は、ススキとキクイモが目立ちました。去年の秋は、雑草が作業用道路で2メートルを越えて延びておりゾッとしましたが、今年は去年に比べると6月の除草の効果が見られる程度の繁茂でした。

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2009年8月18日
『カワラノギク通信』第25号発行

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2009年8月4日
友田の自生地、46個のロゼット
 多摩川で、あるいはたぶん全世界で唯一の、カワラノギクの手つかずの自生地もいよいよ絶滅かと思われたものの5月の調査で8個のロゼットが見つかりましたが、久しぶりに来てみたら、昨年咲いた株の周りにロゼットが6個、もう1株の根元にも7個、一番たくさん花が咲いた株の下に8個、そしてその中間になんと25個のロゼットがあり、順調に行けばこの地域の絶滅はしばらくまぬがれそうです。ただし、天候不順のためか例年より発育が悪く、この秋に開花しそうな株は2つぐらいでした。

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2009年7月18日
オプション除草。K13のクズ抜根
 カワラノギクプロジェクトのオプション作業として、準自生地のクズの抜根をしました。クズは、伸びた蔓の節から根が出て広がりますが、意外とその根は縦に入っており、しかも太くなると繊維状化して丈夫になっていて、なかなか抜けない。ツルハシやピッケルでさんざん掘ってようやくゴボウのような根を抜き取りました。
 準自生地のカワラノギクのロゼットは375株あり、今年開花するのが半数強なので、来年もまだ絶滅は免れそうです。

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2009年7月1日
『カワラノギク通信』第24号発行

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2009年6月20日
春の公開除草第2日 晴れ、日射しは強いが、涼しい風もあり
 市民と大学生など約30名が参加し、前回の続きで、カワラノギクが多い川に近いほうをおもに除草しました。
 ツルハシ隊と勝手に呼んでいる河川維持行為請負業者の方6人にはピラカンサの抜根や丈の高い草の除去をお願いしました。
 今春芽を出したイタドリなのに、2メートルぐらいに成長したものもありました。
 ネジバナがあちこちで咲き、ザボンソウも咲き始めました。ザボンソウははびこるので除草しました。テリハノイバラは満開。
 一段下の丸石河原にもカワラノギクがたくさん広がっていました。しかし、低い所は大水が出るとすぐに流されてしまうかもしれません。

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2009年6月13日
春の公開除草初日、曇りときどき陽ざし、暑いようなそうでもないような天気
 市民、京浜河川事務所河川環境課職員、明治大学の学生など合わせて45名の参加がありました。一昨年の台風による増水で土砂が溜まったA工区では、他の植物の繁茂によるカワラノギクが激減しているため、作業重点地区を決めて除草しました。
 最初は絶望的に見えたところも、大勢で作業をすると、手をつけなかったA工区最下流部と比べて格段の差があると言えるほどにきれいになりました。
 来週は刈り残った地域と、そこから上流の水辺側を重点的に除草します。

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2009年6月1日
『カワラノギク通信』第23号発行

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2009年5月25日 S
自生地、絶滅を免れる
 青梅市にあるカワラノギクの自生地で、先年の大水で群落が流失しつつも残った3株が昨秋みな開花し結実しましたが、そのうち1株の根元に実生が8株ありました。これで、人の手をいっさい加えていないカワラノギク群落の消滅はいちおう免れたことになります。しかし、8株とも日当たりが良くないところに生えているので、今後の成長がやや気がかりです。

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2009年5月4日 S
オプション除草
 オプション除草第2回目。おもに水辺の、ロゼットが多い地域で集中的に除草をしました。オニウシノケグサやピラカンサを除去するとカワラノギクの小さな芽がたくさん見つかり、「助けてあげたね」という、軽い達成感が得られます。
 前回、霜枯れしていたイタドリがみな復活して新しい葉を伸ばしていました。
 カジカガエルやウシガエルの声が聞こえるさわやか季節の除草でした。

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2009年4月29日 S
オプション除草
どこから手をつけて良いやらという状況にA工区はなっています。地表が、ほんらい礫で埋まっているはずなのに、いまはオニウシノケグサやヨモギ、イタドリ、シャボンソウ、ススキ、キクイモ、ノイバラ、テリハノイバラ、ピラカンサ等々に覆われており、カワラノギクのロゼットを探すのに苦労するぐらいになっています。それでもそれらの草を除去すると、小さなロゼットが点在しているのが見えて、ちょっとやり甲斐も感じられます。

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2009年4月24日
『カワラノギク通信』第22号発行

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2009年2月1日
『カワラノギク通信』第21号発行

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2009年1月1日
『カワラノギク通信』第20号発行

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2008年12月27日 事務局
12月の作業報告
 12名の参加があり、種子の採取と来年に向けた打ち合わせを実施しました。
*種子の採取
 A工区の中央比較的開花個体の多い場所と水際で、約20分間、各自持参した紙袋を用いて、カワラノギクの種子を採取しました。
*打ち合わせ
 (1)来年の活動について
 (2)運営について

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2008年12月16日 S
羽村堰右岸
 奥多摩街道の縁にカワラノギクが生えているという情報を得ていたので、ついでに見てみたら、本当に車道の脇に40pほどの丈のカワラノギクが花をつけていた。誰がこんなところに種子を撒いたのか、それとも上流か対岸のカワラノギク畑から種子が飛んできたのか、小作堰の護岸上と同様、謎である。

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2008年12月6日 U
オプション作業――K13の土壌整備
 細粒土砂が堆積してシナダレスズメガヤなどが繁茂している場所を2箇所、つるはしやスコップで掘り返し、表土ごと剥がしました(それぞれ2畳ほどの面積)。そこに丸石を少し敷きました。

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2008年12月1日 川原野菊
「通信」第19号を発行

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2008年11月8日
カワラノギクプロジェクト 自生地観察と新たな播種実験地の検討
 雨が降る中をまず小作堰に向かい、昨年の増水で地盤ごと流された中州のカワラノギク群落跡地を、右岸から遠望しました。すでに花びらが散り始めていて、遠くからの肉眼では見つけにくくなりました。
 多摩橋上流右岸で多摩川唯一の自生地の開花株3つを再確認したあと、この種(しゅ)を守るために、結実したら、その自然撒布・発芽に期待しつつ、種子のごく一部を採種して近くに1箇所と離れた所に1箇所播種する実験をすることにしました。

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2008年11月1日 川原野菊
「通信」第18号を発行

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2008年10月25日 O
カワラノギクプロジェクト 開花株とロゼット数調査など
 天候に恵まれた調査日でした。参加人数は、市民13人・明治大19人の合計32人で、3人組9グループを作って調査を実施しました。
調査の内容は、
 (1)個体数調査:A〜E工区と水際裸地に25mメッシュに設定している杭を中心に半径2mの円内にある開花個体数とロゼット個体数を計数する。
 (2)風向一斉調査:上記の杭の位置に一人一人が立ってホイッスルの合図でその時の風向きを方位磁石で調べる。
 B工区など植生が繁茂して調査できない場所もあり、まだ速報としての推定数値ですが、全体で開花個体で約3000株、ロゼット個体で約6000株がありました。去年の開花個体数約10000株と比べて大きく減少している様子がわかります。A工区の個体数が大きく減少し、代わりに去年の出水でできた裸地に多くの個体が確認され分布を拡大している様子です〔下の写真左〕。こちらの結果については現在調査を継続中ですので、後日ご報告します。
 風向一斉調査は初めての試みで、ホイッスルが全体のエリアで聞こえるかなど心配はつきませんでした。一斉に並ぶのに時間が思いの他かかったなど、手際が悪く申し訳ないなと感じましたが、一応データを集めることができました。種子が散布される冬の季節にも実施したいと考えていますので、改良を加えていきたいと思います。

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2008年10月21日 S
小作堰下のカワラノギク開花状況
 一昨日対岸から見えた中州のカワラノギクを調査すべく、中州へ入れるルート入口に行ったが、水量が多く何本も水路ができていて渡れない。靴を脱いで強引に渡っても今年は藪がすさまじく行く手を阻まれそうなので、どうせ渡るならば1回で済ませようと思い、中州の上流端にまわったが、そこも水量が多くて、結局渡れなかった。双眼鏡で見る限り、カワラノギクの開花株が7つあり、右岸からしか見えない水辺の3株と合わせて、少なくとも10株が生き残っていることが確認できた。

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2008年10月19日 S
友田・小作・羽村・永田のカワラノギク開花状況
 多摩川で唯一人工の加わっていない自生のカワラノギクを見に行く。昨年の大増水で壊滅的な打撃を受けたが、3株のロゼットが生き残った。そのうち1株は大きく育ち、薄紫の大きな花をたくさんつけていた。他の2株は開花がこれからで、やや勢いがない。周囲ではカワラニガナの群落が復活している。
 小作堰下のカワラノギクの大群落は地盤ごと流失したが、対岸から双眼鏡で見ると、開花個体が5株見えて、生き残っていることがわかった。水辺の1株は大きくて肉眼でも見える。環境はカワラノギクに適しているので、これらのタネが熟せば、ふたたび周囲に群落が復活すると期待できる。
 羽村堰下橋脇の、羽村市民が育てているカワラノギクは約350株が開花して、昨年の水没による打撃をはね返していた。羽村下流の自生地は、たどり着くのに猛烈な藪こぎを強いられ、ノイバラとピラカンサとカナムグラとススキなどで手や腕が傷だらけになった。草が生いしげる、クズも迫ってきている。コシオガマが激減。カワラノギクは開花しているのでまだ少なからずあるように見えるが、昔日を知る者からすれば、絶滅寸前の光景。
 もっと悲惨なのが、永田地区A工区。というのも、ここは毎年6回ほど除草をしてカワラノギクを守っているにもかかわらず、一部まとまって生えている所を除けば、よく探さなければ見つからないというほどまばらにしか開花していない。最盛期には遠く永田橋から白い絨毯のように花が咲いているのが見えた。ただし、B工区最下流部から昨年の増水で草がほとんど流出して砂利河原が剥き出しになった所にカワラノギクが新たに進出していたが、それらの多くが開花して、見事に咲き誇っていた。ロゼットもたくさんあり、この秋開花した株がタネを散らせば、来年はこの辺一帯がカワラノギク群落になると期待できる。

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2008年10月1日 川原野菊
「通信」第17号を発行

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2008年9月27日
秋の除草第2回 永田地区A工区
 多摩川カワラノギク・プロジェクト秋の除草第2回。今回も明治大学学生を中心に約50名の参加者を得て、前回の続きの除草を行った。秋晴れで涼しく、対岸のテクノ音楽を聞きながらの作業でかなり進んだが、それでも全体の3分の1が残ってしまった。業者さんには作業用道路の除草を依頼したが、クズの蔓が機械の歯にからまって作業が大変だとのこと。モズの高鳴きがしばしば聞かれた。

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2008年10月1日 川原野菊
「通信」第17号を発行

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2008年9月27日
秋の除草第2回 永田地区A工区
 多摩川カワラノギク・プロジェクト秋の除草第2回。今回も明治大学学生を中心に約50名の参加者を得て、前回の続きの除草を行った。秋晴れで涼しく、対岸のテクノ音楽を聞きながらの作業でかなり進んだが、それでも全体の3分の1が残ってしまった。業者さんには作業用道路の除草を依頼したが、クズの蔓が機械の歯にからまって作業が大変だとのこと。モズの高鳴きがしばしば聞かれた。

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2008年9月14日
秋の除草第1回 永田地区A工区
 雨や雷雨の予報もあったのに晴れて日射しの強い夏日となり、昼頃はかなり蒸し暑かった。
 京浜河川事務所長、河川環境課長、福生市職員等も含め、市民、研究者、明治大学生など全部で57名の参加があった。朝日新聞と読売新聞に記事が掲載された効果があったと言えるだろう。
 それにしても、今夏は河原の草の繁茂がすさまじい。ブタクサやツルヨシが4mの高さで作業用道路の行く手を拒んでいる。
 「何もしない」という方針のB工区は雑草が4mの「林」と化している。年に6回ほど除草しているA工区はさほどでも、という見通しは甘かった。こちらもススキを中心に2m近くに草が伸びて、カワラノギクがその日影でモヤシのようになっている。
 それでも、大勢の参加者による作業で下流から20m以上の除草を済ますことができた。とは言え、これはまだ、A工区全体の4分の1ほどでしかない。
 昨年9月の大増水でB工区から下流の河原が丸裸になったが、すでにそこにカワラノギクのたくさんのロゼットが芽生えて、永田橋すぐ近くまで広がっていることがわかり、一安心した。
 作業用道路にもカワラノギクがたくさん生えているため、柵に沿って雑草が生いしげる箇所を大明建設のひとに機械で除草してもらった。突然の草刈りで驚いたハグロトンボがあちこちで飛びまわっていた。
 第2回は9月27日の予定。

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2008年8月19日 S
羽村草花地先のカワラノギク報告
 羽村の市民団体から育てているカワラノギクは、本数は少ないが元気に育っている。ロゼットがほとんど見られないのが気になる。
 下流へはHLホームや犬の散歩者が多くいるので踏み跡は比較的はっきりしている。もちろん、カワラノギク自生地へは藪をかき分ける必要がある。自生地はまだクズに覆われていないが、一昨年たくさんの開花株が見られた下流端はカワラヨモギが一面に生えて、カワラノギクは周囲に押しやられている。播種した所は昨年の増水で土砂がかぶったがそれなりの株数が見られるが、葉の形状が非常によく似たヒメムカシヨモギも多い。でも、カワラノギクが周辺に点在しており、まだ数年は維持できると思われる。

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2008年8月14日 S
友田の多摩川の報告
 昨年9月の台風による増水で壊滅的な打撃を受けたカワラノギクの自生地で、助かったたった3本は元気に成長している。いずれも大きな花を咲かせ、種子をつけると期待できる。誰かに踏まれたり花を摘まれたりしないかぎり……。

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2008年8月9日 S
万願寺地先の多摩川の報告
 昨年9月の台風による増水で根こそぎ流されたカワラノギクのなかで唯一助かった1本が瀕死状態。他の草に覆われてひょろひょろと伸びたのが徒になったのでは? たぶん開花しないか、開花しても結実しないだろう。

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2008年8月1日 川原野菊
「通信」第16号を発行

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2008年7月5日 S
オプション除草。 猛暑

 参加者:正規会員4名、学生3名。
 永田橋から現地に降りる道が閉鎖されているので、高崎産業の入口から橋のフェンス際の側溝を歩いて崖を降り、仮橋をくぐって行くか、上流の住宅街を経て右岸堤防から橋のほうに向かうかしなければならない。こうなることはわかっていたので、昨年から何度も京浜河川事務所に問い合わせていたのに、いつも問題ないという返事だけだった。
 A工区に着くと、一面の草原で、どこから手を付けてよいか、とりつく島がないという感じだが、隣のB工区の密林≠ニ比べるとはるかに雑草は少ないことがわかり、まずはザボンソウやタケニグサ、ヒメジョオンなど花が咲いているものを除去し、ニセアカシアやピラカンサ、ネムノキなどが1mほどに伸びたものを切り取り、あとはイタドリやアレチマツヨイグサ、ヤエムグラなどの大きいものを抜いた。
 春の除草の際に刈った草はあちこちで文字通り堆肥となって雑草をますます繁茂させている。

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2008年6月1日 川原野菊
「通信」第15号を発行

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2008年5月17日
春の除草第2回 晴、ちょっと暑いが風もあった。

 参加者43名。前回は下流側半分の除草を済ませたので、最初に刈りこぼしやこの10日で成長した草などをまず除去したあと、上流のイタドリ林≠ノ向かい、ほぼすべて刈り取りました。
 かつて6月の蒸し暑い季節に行っていた除草も5月のさわやかな風に吹かれてさして苦になりませんでしたが、人間にとって良いとしてもカワラノギクにとって良かったかどうかは夏の状況を見なければ判定できないという倉本さんの一言は、なるほどと思わせられました。草は刈ってもすぐにまた生えてくるからです。

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2008年5月6日
春の除草第1回 快晴

 初めて参加した人が半数以上で、全部で50名弱。京浜河川事務所河川環境課長や福生市環境課長ほか行政職員の皆さん、明治大学の倉本さんほか大勢の学生の皆さん、そして市民による合同作業が行われました。日射しは強かったですが、風がさわやかで、イタドリ、ヨモギ、ウシノケグサ、ピラカンサなどを除去しました。A工区上流部のイタドリの繁茂はすごく、ツルハシ隊≠フ皆さんに作業をお願いしました。
 作業後は、床屋に行ったばかりという感じのさわやかな風景になりました。

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2008年5月1日 川原野菊
『カワラノギク通信』第14号発行

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2008年5月1日 M
永田地区への迂回ルート

 A工区へ行く道について、4月29日、私を誘導してくれた作業員の人はとても親切に藪の入り口まで案内してくれて、気をつけて行ってくださいといってくれたので、気をよくして一歩進んだとたん、そこは藪どころではなくて、去年の台風で流れてきたごみや折れた木々、ホームレスが見捨てた家の壊れたものなどが累々と続き、それでもようやく金網を見つけたので、これに沿って行けば実験区に辿りつけると思い、金網沿いに枯れ枝などを踏みながら苦労して進むと、突然のように大きな池が金網をはさんで出現し、渡渉困難と悟って振り出しに戻り、去年まで使っていた実験区への道を見つけることが出来ました。
 3月の総会の時にはさして苦労なく元立派な門のあった辺りに出られたのですが、今は橋の工事が澪筋近くまで及んでいて直接そこまで行けなくなっているのではないかと思います。
 いっぽう、草花湿地から入る方法は、直接、堤防に出ることはできませんが、永田橋を渡りきったところで、右折して車道に沿ってしばらく行くと右手に住宅地が現れるので最初(二つ目でもよい)の通りを右折して住宅地の中を堤防に向かい堤防に出たらそれを乗り越えて小段の下(つまり堤外地)を上流方向に向って5分くらい歩くと、「生態系保持空間」の説明看板ともう一つ大きな看板が二つならんで立っているところを右折して湿地に入り、多摩川に向って進めば何の障害も無く実験区に直接、ぶつかり、少し遠回りかもしれませんが楽に行けます。
 4月29日の帰りに確認しました。
 通行が出来る状態なら河原を行くのがよいかも知れませんが、イカルチドリの繁殖期で歩くときに注意が必要だと思います。いずれ、堤防沿いに歩かなければならない時期が来ると思うので、検討課題かと思います。
 湿地の中を通るこの道は人だけで、車は通れません。

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2008年4月29日 S
オプション除草:イタドリの除去

 昨年のこの季節に行った除草では、イタドリの新芽がポコン、スポンとおもしろいように抜けた記憶が鮮明に残り、今年も「緑の日」にふさわしいさわやかな風の吹くこの日にイタドリだけのオプション除草を行いました。時間は9時40分より12時10分、参加者は8名でした。
 今年は桜の開花が早かったのと同じように、イタドリの成長も早くて、気安くスポンとはゆかず、根こそぎ抜くには力を込めて、それでは抜くことができない株のほうが多くて、今年は少々たいへんでした。それでも、日が差すと多少暑いものの、風がさわやかで、しかも何と言っても嬉しいのが野鳥たちの囀りでした。ウグイス、オオヨシキリ、イカルチドリ、モズがすぐ近くで鳴き、また、ときおりキジやコジュケイの声も聞かれました。ほかに、ホオジロ、シジュウカラ、カワラヒワ、オナガ、ガビチョウなども。アカハラの声が聞こえたという人もいました。水辺からはカジカ蛙の声が聞こえました。
 カワラノギクが生えている辺りのイタドリはほぼ採り尽くしましたが、A工区上流のイタドリの群落は残しました。時間内に手が廻らなかったのと、付近にカワラノギクがほとんど見つからなかったからです。この辺は小型の重機で一度全部引っ掻いたほうが良いのではないかと思います。
 イタドリは、太いと引き抜きにくく細いと容易ということはまったくなく、根の張り方か土壌の違いか、いずれにせよ太さは関係がないようでした。
 B工区に近いA工区の水辺寄りは、テリハノイバラが大繁茂しています。かつてあったカワラハハコは見つかりません。
 2月のオプション除草でピラカンサはほぼ採り尽くしたのですが、この水辺付近はあまりに多くて断念した所で、さすがにいまもたくさん残っています。次回はぜひこれを集中的に刈り取りたいと思いますが、前回のオプション除草の際にピラカンサの棘が指の奥深くに入って抜けずに腫れ上がり、結局、外科医院で麻酔を打って深くまで抉ってようやく除去したということがありますので、ピラカンサの除去では普通の軍手では危険だと改めて認識しました。
 なお、永田橋旧橋はすでに撤去され、現在は新しい橋の橋脚のためのボーリングが行われています。立ち入り危険なのでどうなるかと思いましたが、入口でガードマンが、親切に作業用道路付近まで案内してくれました。(帰りは勝手に工事現場に入りましたが、ちょうど昼休みでした。)後から参加された方は、右岸堤防を上流方向に進み、池の上流を迂回して来たそうです。
 3月の運営協議会では、春の除草の会の時に、昨年同様に休憩用のテントを張ってくださり、また除去した草が周囲の栄養素とならないように除去してくださることが行政と確認されましたが、昨年9月の台風による増水で作業用道路が半壊して、ジープか重機でないと永田地区に入れない状態なので、どうなのだろうかと、疑問に思いましたが、後日入った京浜河川事務所からの情報では問題ないとか。

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2008年4月19日 K
K13での播種について
 K13に造られたミニ礫河原は、造られた時期が春なのでカワラノギクの種子散布を期待することができません。そこで、カワラノギクの種子を播種することにしました。比較のため、砂地の場所にも播種することにしました。種子はK13で採種したものを用いました。
 播種は4月7日に行いました。ミニ礫河原、砂地とも、20粒ずつ、15箇所に播種しました。
 4月19日に実生の数を数えました。ミニ礫河原9個体、砂地4個体でした。この結果はほぼ予想されたとおりのものでした。
 まだ、これから芽生える個体があるかもしれません。ただし、今年の春は雨が多く、播種してすぐに大雨が降りました。そのため、種子の中には流されてしまって追跡できないものがあると思われます。

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2008年4月1日 川原野菊
「通信」第13号を発行

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2008年3月22日 事務局
K13の環境整備と総会(3月20日が雨で、この日に延期となった)
 K13の作業は、一昨年に開墾石積みした場所にほぼ隣接した下流側1.5m×2mの場所を開墾(泥に5cm程度埋もれた石を掘り出し、また河原から新しい石を持ってきて)石積みをしました。
 総会は、運動場にてお弁当を食べながら実施しました。
 (内容)
 1.2008年カワラノギクプロジェクトの年間スケジュールの確認
 2.3/19の運営連絡会(行政と2008年の活動について打ち合わせ)内容報告
 京浜による貸出し用の鎌やハサミの準備や個体数調査のためのメッシュ杭の再設置を要望し、実施してもらえることになった
 3.11月に予定されている友田の播種実験検討について(なぜ友田かの説明)
 4.礫河原再生懇談会の動向(2007年度第2回懇談会が2/26に実施された。今後市民と協議を行う予定。)
 (意見)
 今後の会のあり様についての意見が多かった。
 *人数が増加して会が大きくなった時、プロジェクトの名前を礫河原プロジェクトなどの名前に改名して、その下に色々な班(カワラノギク班など)を作ってはどうか?
 *細分化することで、活動が明確になり連帯感も増すのではないか?
 *細分化すると、しなければならないという義務感が強くなり自由度が小さくなるように感じる
 *魅力あるプロジェクトにするために、他の団体と交流する必要がある。
 *公募除草作業にもっと他団体の方に自由に参加してもらえるようにしたい。
 *お花見の時に他団体向けに勉強会(交流会)をしてはどうか?
 *人集めには、イベント的な活動も効果があるのでは?
 *地道な活動をしていきたい
PS.
 旧橋が撤去されていました(橋脚のみ有)。守衛の方に話して通してもらいました。監督らしき人に誘導してもらいました。気軽には入れる雰囲気ではありませんでした。

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2008年3月1日 川原野菊
「通信」第12号を発行

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2008年2月11日
A工区のオプション除草
 河原に雪はなく、気温は暖かい。3名参加。ピラカンサだけを切り取る。鋭い棘が指に刺さり痛い。ほぼ全域を終了したが、水辺に近い一角に50株以上まとまって生えている箇所があり、気力が続かずここは断念した。昨年の切り株から蘖が出て、はたしてこの作業は除去なのか盆栽作りなのかと迷う時もあった。
 永田橋旧橋の撤去が近日始まる。京浜河川事務所はそう言っているが、ほんとうにこの撤去工事のなかを抜けて永田地区に入れるのか大いに疑問だ。

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2008年2月1日 川原野菊
「通信」第11号を発行
 「通信」は、プロジェクト会員に郵送、および現地作業参加者に手渡ししています。

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2008年1月16日
2008年の作業日程
 3月20日(予備日未定) K13の作業+総会
 5月6日、17日(予備日:31日) 春の除草作業
 9月14日、27日 (予備日:15、28日) 秋の除草作業第1回
 10月25日(予備日:26日) A工区とK13のお花見と個体数調査
 11月8日 (予備日:9日) 永続的な播種実験地の検討
 12月27日(予備日:2009年1/上旬) 種取りと今年の反省

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2008年1月6日
代表委員会開催
 代表・副代表・事務局長で構成される代表委員会を開催し、今年の活動方針と作業日程などについて話し合いました。
 最初に、研究者の側から、現在のようなA工区の管理だけでは新たな研究の余地がなく、また時間的に他の研究や教育に携わる時間がとれないとの訴えがあり、これに対して、市民の立場から、自分たちも本業や他の諸活動が山積しており、カワラノギクにだけ関わっているわけには行かない状況にあるが、いまA工区に投入している力を削いだら、それはA工区のカワラノギクを放棄することになりかねないほどに雑草が繁茂しており、むしろ他の活動時間を割いてでもA工区での活動は最低限度に維持すべきだとの意見がでました。ただし、「市民」と言っても複数人数おり、各人の都合で作業を欠席したりしているのに対して、「研究者」と言えば倉本氏と岡田氏しかいず、明治大学の学生を大勢連れてきていることもあって研究者は作業日に欠席できない状況にあり、それぞれの負担の割合が立場で異なることも事実なので、当然のことながら今後は研究者も都合により欠席可能な体制を準備し、お互いに精神的な負担が増大せずに楽しく作業を進められるようにしよう、ということで合意しました。
 12月15日の作業参加者会議で決まった2008年の作業内容を列挙すると、
 (1)A工区ピラカンサの除去、
 (2)K13の作業と総会、
 (3)(4)春の除草作業、
 (5)(6)秋の除草作業、
 (7)A工区お花見と個体数調査、
 (8)自生地お花見と個体数調査、
 (9)種取りと来年の計画立案、
 (10)礫河原再生懇談会との意見交換、
となりますが、上記のように作業軽減要請を受けて、これらを統合およびオプション化することにしました。すなわち、上記(1)はオプション会に、(2)と(10)を統合、(7)と(8)を統合します。したがって、2008年の作業は、
 (1)K13の作業+礫河原再生懇談会との意見交換+総会を3月下旬に、
 (2)(3)春の除草作業を4月末と5月中旬に、
 (4)(5)秋の除草作業を9月に、
 (6)A工区と自生地のお花見と個体数調査を10月末に、
 (7)種取りと来年の計画立案を12月末に、
それぞれ行うこととします。
 オプション会として、2月にA工区のピラカンサ除去、5月連休にイタドリ等の除去2回、7月に除草1回、11月に新たな生育地開拓のための視察、を行う予定です。
 なお、1月末に、行政との協議の場である運営連絡会を開催する予定です。現在の最重要課題は、当初京浜河川事務所で支払可能とのことで執行してきた2007年の諸経費の支払いが、会計システム上困難と言いだしてきた国のこのPJに対する姿勢と、既に執行した予算の立替金の補填、ならびに2008年以降の活動資金の調達です。

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2008年1月1日 川原野菊
「通信」第10号を発行

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2007年12月15日
カワラノギクの種子採取
 永田地区A工区にてこの秋開花した株から種子を採取しました。採取作業は、参会者12人で20分間行いました。昨年同様に結実が遅く、ちょっと触っても落ちない種子が半分以上有りました。そこで、大きな紙袋の中で種子のついた枝を揺すって落とすやり方で採取しました。この方法では、結実の早い穂の先端部分の種子が多く集まり、多様性という点で欠けるところがあるため、種子の色の違うものや背丈、場所などいろいろな変化を意識して採取する株を選びました。なお、採取した種子は明治大学農学部応用植物生態学研究室の専門冷蔵庫にて保管されますが、冷蔵庫がいっぱいになったため、他の保存場所を探しているとのことでした。
 9月の台風による増水でB工区以下の植物が流失し、丸石河原が広がっているため、2008年は2007年よりもいっそう広くカワラノギクの種子が自然的に散り撒かれるのではないかと期待されます。

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2007年12月15日
2008年の活動方針について協議
2008年の活動方針について協議(12月15日)
 種子採取後、現地にて参加者で2007年の活動の反省と2008年度の活動方針について話し合いました。
 2007年3月末の総会で、組織改編を承認し、市民・研究者・行政の三者一体の体制でこのプロジェクトは再出発しましたが、これにより、とくに年4回の公募除草作業での応対が改善され、初めて参加した人たちへの対応が充実したこと、同行事の運営にメリハリがついたこと、福生市の組織的な協力が得られたこと、京浜河川事務所を通して土木業者の協力が得られたこと(テントと水の提供、力作業への助力)などが挙げられました。また、4月と5月に植物の芽が伸びないうちに行った除草作業は楽で楽しく効果的であったことも指摘されました。
 欠点としては、正規会員と公募会員との区別が、除草作業だけ参加した学生や市民に「利用されただけ」という印象を与えかねないという点が指摘されました。また、除草のやり残しがあり、もっと抜本的な掘り起こし・土壌改良をする箇所を増やした方がよいのではないかという意見もありました。
 そこで、2008年の活動方針として、次の点が挙げられました。
 ・永田地区での現地作業への参加資格で、正規会員と公募会員との差を設けない。
 ・自生地での作業に公募会員の参加も認めるかについては継続審議とする。ただし、当初想定した、貴重植物の盗難予防のためではなく、狭い地域に小さなロゼットが点在する場所に大勢の人が踏み込むことのリスクが心配されるからです。
 ・春の除草は4月と5月に行い、新芽のうちに摘みとることとする。
 ・2月の枯葉の時期に、ススキやピラカンサなどの手強い植物の抜根を行う。
 ・作業用道路の柵側に生えるオギなどをつぶして、A工区最上流部まで作業用道路を確保し、除草した草の運搬をしやすくする。
 ・自生地(K13)は、現状では種子が落ちても自然的に発芽できる土壌ではなくなっているので、2008年は2005年に行ったような整地(シナダレスズメガヤやススキなどの抜根)を行い、播種地の造成は行わない。
 ・かつて自生の株があった他の地域に、その地域ないしその付近にあった株から採取したカワラノギクの種子を撒くことを検討する。ただし、播種してもすぐに増水で流失する可能性のところが多いので、播種地として適切な場所を探す。
 ・友田の自生地は、2株が生き残っているので、とくに手を加えずその再起を見守ることとする。

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2007年12月1日 川原野菊
「通信」第9号を発行

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2007年11月4日
自生地調査
 正規会員の作業日。
 最初に、永田A工区でカワラノギクの開花状況を再確認しました。B工区の川側に、良い感じで20株ほどカワラノギクが咲いています。ここでできるタネが周辺に散らばれば、どんどん下流に広がると期待できるでしょう。
 自生地K3は、9月の増水で地盤ごと流失していました。
 自生地K1には、開花株が4株、自生地K4には40株強あありましたが、いまあるのは自生ではなく誰かがタネを撒いた株と思われます。
 自生地K13は、開花株が99、ロゼットが103、ミックスが17で、昨年と今年造成した播種地では開花株が112、ロゼット109、ミックス1でした。
 しかし、K13は土壌ならびに環境的に見て自然では実生ができにくくなっており、衰退が目に見えています。今後どうしたらよいか協議しなければなりません。
 K19も地盤ごと増水で流失しました。
 堰下橋上流右岸のカワラノギク保護地区は、増水時にかなり水をかぶったことが、そこで活動していた羽村自然友の会の人たちが見せて下さった写真でわかりました。開花株はかなる減っていますが、写真を見るとよくぞこれだけ生き残ったものだと感動します。
 羽村堰上流左岸のカワラノギク畑も増水で流失したものの、3分の1の株が残っていましたが、なんと、川側に残っていた株を全部引き抜いて2箇所に集められていました。この畑は、以前からそうでしたが、完全に花壇と同じ発想です。これから新たに造成した箇所に株を植えるのでしょうか。私たちには、ちょっとどうかと思われます。
 その他の某自生地は、開花株1、ロゼットが2つ生き残っていました。ここから来年はなんとか群落を復活させて欲しいと願うばかりです。

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2007年11月1日 川原野菊
「通信」第8号を発行

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2007年10月20日 
カワラノギクの観察会と開花株カウント調査
 昨年は、永田橋から肉眼でA工区の開花状況が遠望できましたが、今回は現地に着いてようやくわかるという状況でした。
 その理由の半分は開花の遅れで、4分咲きといったところでした。もう半分は開花株の減少で、CDE工区ならびにB工区半分が流失したこととA工区の水際10m弱が削られたことの影響です。雑草が茂ってカワラノギクが減ったり、原因不明でカワラノギクがない地区もA工区で見られるようになりました。
 A工区は、2002年に6000粒を播種、2003年に3000株の個体、2004年と2005年は10万株の個体が開花、2006年は35000株の個体が開花しました。
 今回はマクロな視点での分布調査(A〜E工区と水際河原エリアに25mのメッシュが作られており、その中心に打たれた杭から半径2mの円内のカワラノギクのロゼットと開花個体数を調査)とミクロ的な視点での分布調査(A工区の10mメッシュの交点を中心に半径2mの円内にあるカワラノギクのロゼットと開花個体数を調査)を実施しました。
 その結果、マクロ調査により永田地区の開花個体数は1万株、ミクロ調査によりA工区の開花個体数は9千株と推定されました。いずれにせよ、昨年の35000株と比べると約3分の1ということになります。
 かなり島状に株が分布しており、半径2m円内で少ないところはロゼットも開花個体もゼロ、多い所では開花株が約230、ロゼットが550ありました。昨年は、E工区までロゼットや開花個体が広がってとても良い感じでしたが、今年は9月の台風による増水でA工区以外はほとんど流失してしまいました。しかし、丸石河原が広がったとも言えるわけで、来春の芽生え調査が楽しみです。

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2007年10月17日 J
羽村堰上流左岸
 根搦み田圃前の多摩川を見に行きました。7段目の階段まで水が上がったとか…。グランド整理をしていた方からうかがいました。
 河原は丸石河原と化して、当時が想像出来ます。グランド整理にはショベルカーも入り、そちこちを掘り起こしていました。
 あのいきいきクラブのカワラノギクの花壇も跡形も無く…嗚呼!と慌てて走り、近くに行ったら2ヵ所に集めて植えた様です。
 あの流れの中を生き残ってる株は地を這う様な形になっていますが、すでに薄紫色の花を咲かせていました。よくぞ生きていてくれた!と思います(^_^;)
 このさい、花壇であろうが種が出来さえすれば、以前の様に河原に広がるでしょう。

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2007年10月1日 川原野菊
「通信」第7号を発行

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2007年9月22日 川原野菊
「通信」第6号を発行
 9月号は休刊の予定でしたが、台風9号の影響で自生地が壊滅的打撃を受けましたので、そのニュースを中心にして、第6号を9月18日付で臨時発行しました。22日の作業時に、参加者に配布しました。

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2007年9月22日
2007年秋の除草・第2回
 先週は曇っていたので暑いけれどまだ耐えられましたが、今日は文字通りの猛暑でした。
 60名弱の参加者を得て、A工区上流半分の除草に取り組みまし。下流半分はヨモギが多く作業が面倒でしたし、台風で泥水をかぶったためにほこりがひどかったですが、上流半分はススキが多く、それを除去する達成感がありました。(ただし根は掘れないので来年もススキは復活するでしょう。)
 増水の影響もほとんど受けていないので作業はしやすかったですが(草が倒れていないので)、除草した草の集積場が遠くなったので、その運搬がつらかったです。猛暑で長時間作業ができないので、約5メートル幅のススキ群落が残ってしまいました。これは後日、倉本さんが千葉大学の学生を使って刈り取ってくださる予定です。
 業者(ケミックス)がボランティア参加してくれたツルハシ隊は、先週につづき、A工区上流端で裸地を造成してくれました。かなりの長さが確保されました。ここでカワラノギクがどのように復活するか、今後の楽しみです。また、毎回、テントと水を用意してくださり、とても助かりました。京浜河川事務所河川環境課ならびに上流出張所にもお世話になりました。なお、他の参加業者(新日本工業)は、鎌とハサミをたくさん寄付してくださいました。
 除草参加者への保険は、春の除草と同様に、福生市のお世話になりました。いつも参加してくださる課長ほか市民、市職員の皆さんに感謝します。
 また、明治大学農学部の学生の皆さん、他大学の学生の皆さんも、毎回ご苦労様でした。来年もよろしくお願いします(^-^)-☆
 〔追記:翌日は雨。当日は暑くても晴れて良かった。雨では作業ができないし、順延となると草のタネが落ちるし、参加者数もおちるだろうから。〕

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2007年9月19日 S
万願寺地先の多摩川
 日野みどりの推進委員会のSGさんから9月9日に実施した台風被害調査報告を受けていたたので、概略予想していましたが、実際にその通りでした。
 右岸に水が押し寄せ、低水敷の河原植物群落地は壊滅的な打撃を受け、地盤が固くなって悪くなりました。日野の市民が育てているカワラノギクは地盤ごと消えました。ここはもと、明治大学の倉本氏と多摩川の自然を守る会がかつて共同で造成した保護区ですが、水流が敷石を掘り起こそうとしたらしく、いまや池のように掘れています。
 SGさんの報告ではカワラノギクが1株残ったそうですが、30分探しても見つかりませんでした。〔追記: Kさんののちの調査では、その1株見つかったそうです。これで将来につなげます。〕

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2007年9月15日
2007年秋の除草・第1回
 正会員、明治大学生、一般公募応募者、福生市職員など40名を越える参加者を得て、秋の除草を行いました。春の除草と同様に、今年はB工区との境から上流に向かって作業を開始し、A工区の半分強まで除草をし終えました。夏のぶり返しのような天気でしたが、幸い、現地は午前中曇りがちで、なんとか暑さをしのげました。昼頃から晴れて暑くなりましたが、それまでに全員無事に作業を終えられて何よりでした。
 町で売ったら高く売れそうな黄金色のススキの穂がたくさん出ていましたが、みんな切りました。キクイモもきれいでした。
 解散前にまとめをし、前回の除草で出た質問に答えたり、自生地についての報告を行ったりしました。
 業者に依頼して行う作業として、当初水際近くのイタドリが大繁茂している一帯を掘り起こす作業を予定していましたが、その部分は増水ですべて流出したので、カワラノギクがほとんどなく作業のしやすい上流端で、幅3メートル長さ10メートルの裸地を造ってもらいました。
 次回の除草は、来週土曜日22日です。よろしくお願いします。

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2007年9月13日 S
カワラノギク自生地の現状
 圏央道橋下の自生地から永田地区まで視察しました。
 圏央道下の自生地は全滅し、いまは小さな水溜まりができています。
 小作堰下の中州は、土台をわずかに残して、すべて流失しました。
 羽村生き生きGRの畑から付近の河原に広がった群落は全滅しました。
 羽村大橋下流右岸の水際の自生地は全滅しました。
 その下流の自生地は、水をかぶったものの、無事です。
 ついでに、永田地区は、A工区は奇跡的にまったく無事です。ただし、水際は6、7メートル流失しました。
 永田地区B工区に広がった株は、A工区に隣接する3分の1は無事ですが、残りは流失しました。
 永田地区CDE工区に広がった株は全滅です。CDE工区そのものが跡形もありません。
 ついでながら、羽村植物友の会の畑は、水害以前から衰退しており、水をかぶったものの前と変わりません。
 詳しいレポートと写真は、多摩川の自然を守る会のホームページ「2007年後期」をご覧下さい。
  http://homepage2.nifty.com/tamagawa/news-07b.html

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2007年9月9日 K
永田地区の現状
 9日午前、永田地区を見てきました。
 A工区は1/3が、水際が流失していました。イタドリが繁茂していた場所がなくなったことになります。
 礫を3層敷いた小判型の場所がありますが、この場所はあまり影響を受けずに残っていました。
 B工区の植物は倒伏していました。
 C-E工区は裸地になっていました。
 作業用の通路はC-E工区でなくなっていました。
 入り口の門は基礎が洗い出され、倒れていました。

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2007年9月7日 J
多摩川の現状

 台風でカワラノギクは流されていなければ良いのですが…。
 晴れたので多摩川を見て来ましたが…、小作の圏央道上の自生地は川幅の広くなった濁流の中に沈んで居ました…。
 カワラハハコ…生存不可能でしょう。濁流は両公園の石段までおよび中州に大きなアカシアの木が辛うじて数本頑張っているのみです。
 永田地区もA〜C区は水をかぶった程度ですが、河原に自生したカワラノギクは流されています。
 万願寺地先のカワラケツメイは多分…。残念です。

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2007年8月12日 S
羽村大橋下の自生とと永田地区
 万願寺地先の河原が旱魃状態でしたので、羽村のカワラノギクが心配になって見に行きました。
 自生地では野芝がすっかり干上がっており、カワラノギクのロゼットも枯死寸前でした。中央の耕作地の大きな株はまだ元気でしたが、芝地に生えた自生のロゼットは白くなりかけています。
 7月の調査で消滅寸前だった播種地ではロゼットが見あたりません。
 ここから永田の実験地への林の中に誰かがタネを撒いたところの株は皮肉なことにみんな元気でした。
 さて、永田地区は草ぼうぼうで、それがむしろ問題だとも言えますが、草のおかげかどうか、カワラノギクはさほど弱っていませんでした。草が少ないところで少し干上がり気味でしたが、こうなる前にある程度成長していたので、まだ数日は持ちこたえられそうな気配です。
 A工区下流部は除草したために草丈が低く、カワラノギクもそこそこ元気に育っています。もちろん少し疲れ気味の群落もあります。カワラハハコはすっかり枯死状態でした。自生地でも実験地でも妙に元気なのがカワラヨモギで、葉が青々としています。
 D工区の水辺の丸石河原には丈の低いロゼットがたくさん生えており、日照りが強く干上がっていないかと心配でしたが、こちらは意外とみんな元気でした。丸石河原とはいえ、水辺が近いので、砂利の下には十分に水分が来ているのかもしれませんね。
 写真は、多摩川の自然を守る会のホームページでご覧下さい。http://homepage2.nifty.com/tamagawa/

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2007年7月19日 S
羽村大橋から永田橋までの多摩川右岸
 A工区は、6月に下流部から除草をした成果が現れて、その後の草の繁茂もさほどひどくなく、カワラヨモギが増えたりしていますが、その一方で上流端付近はタケニグサやススキ、イタドリ、その他たくさんの草が茂り、「ちょっとボランティアで除草を」という気力を失わせるものがあります。
 9月の除草では、6月に除草した箇所をさらにきちんと管理するか、あるいは、雨で最後手つかずになった上流端の除草をするか、いずれにせよ、A工区全部の除草は不可能と思われますので(炎天下ではとくに)、戦略会議を開いて方針を決める必要がありそうです。
 旧作業用道路の上流部分は今年も芽生えがすごくたくさんで、踏まないで歩くことができないほどです。ここを毎日、HL住民や犬の散歩者などが歩いているようなので(道がしっかり踏まれているからわかる)、騒いでも仕方がないですが。
 B工区は藪というより草の林のようですが、それでも藪をかき分け中にはいると、下の方にはカワラノギクがびっしり生えていたり30pぐらいに成長していて、ほとんど陽が当たりそうもないのによくまあと、その強さに改めて感心します。
 水際の丸石河原は、先日の台風による増水でB工区付近は土砂がかぶっていますが、カワラノギクの芽がまだ大きく成長していなかったことが幸いして、ほとんど流されずに白く汚れながらも残っています。C工区付近は水がかかっていないようすで、みな元気です。30p以上に成長した株もたくさんあります。小さなロゼットは永田橋付近までびっしりと生えています。
 青梅のJさんからの情報によると、小作堰下流の中州はますます小さくなり、小さな水流が数本走って、ほんとうに中州状態だそうです。
 他方、地元のクラブが作った花壇から河原に広がった、羽村堰上流左岸の河原に生えるカワラノギクはとても自然な感じで広がっているそうです。

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2007年7月1日 川原野菊
「通信」の郵送
 「通信」第4号を発行し、正規会員に郵送しました。

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2007年6月24日 K
永田地区A工区の調査報告
 本日、A工区に行ってきました。イタドリ除去区にはコセンダングサの芽生えがたくさん生えていました。光の影響が思ったほどはっきり出ていないので、被陰格子を秋まで現場においておきたいと思っています。どうやら、礫とのすきまから光が入るようです。

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2007年6月23日 S
万願寺地先の多摩川
 現在は日野の自然を守る会が守り育てているカワラノギクは、ロゼットが順調に伸びて、今年も10株ほど開花しそうです。同時に、大きく成長しないロゼットもいくつかあり、これが夏の旱で枯死しなければ、来年以降の株として継続され、当地でまだしばらくカワラノギクは生き延びるでしょう。

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2007年6月11日 事務局
第一・第二回の除草参加者に対して行ったアンケート結果
6月2日の参加者アンケート(回答者37人)結果
  (1)今日の作業の印象として,「河原植物の名前が覚えられて嬉しい」と回答していたのは,初めての参加者では53%,経験者では27%でした。今回からの実施した初心者向け実習は有効と感じました。
  (2)全ての参加者が,今日の作業が”楽しかった”,もしくは”やや楽しかった”に回答されていました。
  (3)「今日の作業は重労働だったか」との問いに対して,全ての参加者の64%が”元気”,もしくは”まだまだ元気”と回答されていました。午前中のみとした作業時間や休憩タイミングは適当であったように思います。お天気も関係していますが。。。
 その他,気になるコメントとしては,
  *カワラノギクプロジェクト以外の河川学術生態学研究会のプロジェクトもあるなら紹介してほしい。
  *一般人にPRして欲しい。知らずに研究地の意義がわからず通行することがよくある。
 などがありました。

6月9日の参加者アンケート(回答者14人)結果
 雨の影響でしょうか、回収できたアンケートは14枚だけでした。あの雨の中でアンケートを書いてくれた人たちの回答だけあって、
  (1)全ての回答で、楽しかった/やや楽しかったと記載されていました。
  (2)疲れた/やや疲れたとの記載が、36%ありました。(そのほとんどが20代、若者は雨に弱い??)
  (3)気になるコメントとしては、
  *昔は何も手を加えなくても自生していたのはなぜか説明してほしい。
  *礫間に土が溜まるスピードが速く除草が追いつかないようだ。
  *管理する場所がひろすぎると思う。
  *絶滅することがなぜだめなことなのか説明してほしい。

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2007年6月9日 川原野菊
「通信」の発行
 通信第3号を発行し、除草参加者に配布しました。欠席した正規会員には近日郵送します。

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2007年6月9日
公募ボランティアを含めた第二回除草 曇りのち雨
 新規参加者7名を含む41名の参加を得て、永田地区A工区の選択的除草を行った。広い工区にはまだイタドリやススキなどの群落があちこちに点在する。今年は猛暑でないのが幸いだ。しかし天気予報の通り、11時半頃には雨が本降りとなり、途中で中止とせざるをえなかった。
 終わって見れば、それなりにきれいになっていた。

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2007年6月2日
公募ボランティアを含めた第一回除草
 正規会員、前年度参加者、応募ボランティア、明治大学学生、京浜河川事務所、福生市、関連業者(河川情報・河川土木等)など、50名を越える参加者があり、B工区境目の、例年除草できなかった箇所をほぼすべて片づけることができた。
 京浜河川事務所が永田地区のパンフレットを作成、明治大学植生研が植物選別用パンフレットを作成、本会では活動年史を作成、現地では業者が大きなテントを張って休憩所にしてくださったほか、麦茶と水を大量に用意してくださった。また、福生市では参加者に行事保険をかけてくださった。
 次回は、A工区全体で、イヌキクイモ、セイタカアワダチソウほか目立つ阻害植物を除去する予定。
 昨年見つけたカワラハハコの群落は、その後消滅が危惧されたが、無事に40株芽が出ていることを確認した。
 B工区より下流のカワラノギクは、今年も良い感じで(自然な感じで)たくさんロゼットを伸ばしている。

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2007年5月14日 S
武蔵野線多摩川鉄橋上流左岸
 地元の小学生が植えて育てたカワラノギクは、残念ながら消滅寸前。環境は悪くないが、ロゼットが3株ようやく見られるだけになった。原因は何だろうか。

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2007年5月7日 「通信」係
「通信」の郵送
 正規会員18名と京浜河川事務所ならびに福生市環境課、公募ボランティア36名に『通信』第0号〜2号を郵送しました。
 通信は毎月1日発行とし、通信の郵送は、今後、作業に欠席した正規会員(郵送不要と申し出た人を除く)と京浜河川事務、福生市環境課、および特に希望のあった公募会員のみとします。
 なお、通信は、別途、pdfファイルで、正規会員には公開します。

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2007年5月5日 S
第2回オプション除草の報告
 作業は9時30分より12時10分まで。
 参加者は10名でした。
開始時点では今日の参加者が少なそうだったので、先週のつづきをするには力不足で気力が続かないと思われたため(B工区まではまだ距離がある)、標柱34から35、および35より少し上流のあいだのイタドリを除去しました。
 A工区中間にある巨石不毛地帯より川側はイタドリがおそろしく繁茂していますが、そこはとても手がつけられません。上記作業地区ではかなり気持ちよくさっぱりとした光景になりました(多摩川の自然を守る会のHPをご覧ください)。
 除草した草を標柱33の所に積んだままであることが少し気になります。
 6月2日の除草では、まず最初にノコギリ隊がピラカンサを伐採し、それを運び出してから(30分以上かかる見込み)イタドリやヨモギ、その他の草の除去に入るという手順になるのではないかと、現地を見て思いました。
 また、寝具シーツを草運搬に使用していますが、とても便利なので、自宅に予備が3枚、現地に1枚ありますので、工区内はそれで運搬すると良いと思います。

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2007年4月30日 S
第1回オプション除草の報告
 参加者10名で、33標柱付近の除草を9時半から12時15分まで行いました。また、33標柱から34標柱の間のイタドリを半分とりました。

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2007年4月24日 事務局
カワラノギク保全のための除草作業ボランティア募集
 かつて多摩川の草花のシンボルであったカワラノギクは、現在レッドデータブックでは危惧IB類とされ、近い将来において絶滅の危険性が高い種であるとされています。
 カワラノギクプロジェクトは河川生態学術研究会(国土交通省京浜河川事務所が後援)多摩川研究グループにおける研究の一環として2002年の春に発足し、多摩川永田地区(右岸があきる野市、左岸が福生・羽村市に接する約1.6 kmの区間)の右岸陸域の草花湿地に造成された裸地上にカワラノギクを播種する活動をしています。2006年秋には約35,000株というまとまった数のカワラノギクが開花し、また約160,000株のロゼットを観察しました。
 カワラノギクは開花後枯死しますので、これらの個体を維持するためには生育場所である河原を裸地にしておく必要があります。河原を裸地として維持するためには絶滅危惧種以外の他種の草本植物を春と秋に除草しなくてはいけません。
 この春の除草作業を6月2、6月9日に実施します。作業に参加していただける方は作業ができる服装、軍手や使いやすい除草作業用具、昼食持参で午前9時半に永田橋左詰(福生側)にある公園(橋の下流にあります)にお集りください。

集合場所:多摩川永田橋左詰(左岸のたもと、福生駅から南徒歩15分)
集合日時:6月2(土)、6月9日(土)の午前9時半
(雨天の場合は6月3日と6月10日に順延して、計2回実施します)

主催:多摩川カワラノギクプロジェクト
共催:国土交通省京浜河川事務所、福生市

 参加していただける方は5月30日までに下記の事務局:明治大学応用植物生態学研究室(略称:明大応植研)の電話またはE-mailにて、お名前とお電話番号と参加日をご登録ください。(電話で、当方不在の場合は留守番電話にお名前とお電話番号を録音ください)
電話番号: 044-934-7154