番外編・
OTHERS
2001.06.18
イッチェロ 4歳
トントン、部屋をノックする音。
なんと隣の住人「イッチェロ君」ではないですか。
「これ……」と、照れくさそうにアルミホイルのかたまりを渡してくれた。
おお!! ほかほかのココナッツのお菓子が3つ。
お母さんの手作りかな。ありがとう!!
それにしても、散々うるさいとかなんとか悪口を言って、あと数日でこの部屋を出る私。
もっと仲良くすればよかったなと反省。感傷的な気分になる。
先日の乱闘以来、シンと静まり返ったお隣さん。
お母さんの具合が悪いそうで、入院するとか、手術するとか聞いた。
お母さんは日本語が苦手みたいだから、異国の地での治療はすごく不安だろうなと思う。
現在、隣に同居している子供は2人、フィリピンには5人残してきているらしい。
さて、「ちょっと、ちょっと」と、イッチェロをマビカで勧誘。
アパートの階段のところで記念撮影。写真は好きみたいでニコニコしてる。
「おもしろい顔してみて」って言ったらポーズをとってくれた。
日本語は通じているようだ。
ナイス! 男前。
このあと、私のことも1枚撮ってくれた。
しかし、イッチェロ君、いつもハダシなんだよね。
ま、引っ越すと言っても家は近いし、また会おう!!
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