RESTAURANT


2001.11.09

昨日、合鴨うどんを食べたのに、なんだかモヤモヤとした気分。

そんな気持ちが、この冬は「鴨南蛮を研究しよう!」というひらめきに火をつける。善は急げ! とりあえず、家から3分の三合菴へ出かけてみる。

すると、なんと「本日は臨時休業」の貼り紙が!あいや〜。

こんなことでひるんではいけない。今日はどうしても鴨南蛮だ。前方からやってきた渋谷駅のバスに飛び乗り恵比寿方面へ。もうひとつ気になっていた蕎麦処「慈玄」を訪ねてみる。

  地酒と鴨鍋がオススメ。

恵比寿にんにくやのある通りと、バス通りの真ん中に位置する、地元の人しか通らないような生活道路沿いに、ひっそりと店をオープンさせて5年。麺好き、地酒好きのお客さんに愛されている素朴な名店。

20人くらいでいっぱいになりそうな店内は、13:30をまわっていたからか客は私だけ。鴨南蛮そば1500円を注文。しばらくすると、チリチリチリ…という音が聞こえてきた。おお、これは鴨をあぶっている音に違いない!お腹をめいっぱいすかせつつ耳を澄ましていると、もうひとつ、パチパチパチ…と若干音色の違う音もしてきた。ん?

あとで思ったのだけど、きっとこのパチパチはネギだったと思う(他に具もないし)。匂いもそうだけど、食欲というのは音にも反応するものだと思う。ビビンバもしかり。

さて、運ばれてきました、鴨南蛮。

昨日はうどんだったので、今日はそばにしてみる。かつおダシのきいた一茶庵系の上品なおダシ。そばも、温かい汁の中で気をゆるめることなく、細目固めのしっかりした形を保っている。

 トロッとしたネギと、こっくりとジューシーな鴨肉。

ステーキでももなんでも「柔らかくて美味しい」というありきたりな感想を聞くと、なんとなく軟弱な気がして、「歯ごたえのある固いモノが好き!」と、言いたくなるあまのじゃなくな自分。でも、この鴨肉の柔らかさと、そこからしみ出てくる味わいには脱帽。「柔らかくて美味しい!」と、素直に言いたくなる。

商売っ気のないもの静かなご主人から、ほんの少しお話しを伺った。鴨肉は東北の農家から仕入れているそう。鴨鍋は一人3500円で予約制とのこと。一度食べてみたいなと思う。ぐるなびにも出ているそうなんで、クーポン持ってでかけましょ。ちなみに、蕎麦だけではなく、うどんも手打ちで作っているそうなので、今度はそちらも試してみようと思う。

慈玄 東京都渋谷区恵比寿1-24-9 JR恵比寿駅より徒歩6分
TEL 03-3444-7088 営業時間 11:30〜14:30 17:30〜22:00 日曜休


帰りはバスに乗らずに歩く。これは、途中でみつけたドラム缶。バクダットカフェ風な色あいに思わずシャッターを切る。でも、なんでドラム缶に名前が書いてあるんだろう。



そのまた先に、ビルマの竪琴という新しいレストランができていた。ショーウィンドウをのぞくと、うちのゲコさんが使っているのと同じ竪琴が飾られていた。

 ゲコさん 

宮崎地鶏の鍋焼きうどん、かをる屋。
ここのおだしは思い切り煮干しの味。くさいといったら失礼だけど、かなり独特。あごでしょうか?前を通ったので記念撮影。坂をのぼるきると、前に住んでいたマンション、そこを曲がると、つい先日まで住んでいたねずみアパート。伊達坂を下ると恵比寿3丁目の交差点。




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