月経前症候群・月経前不快気分障害(PMS・PMDD)

思春期・性成熟期
・更年期という女性のライフサイクルにおいて、生活環境や
社会環境
などの変化のみならず、ホルモン環境は刻々と変化している。

多くの女性には月経に伴い憂うつ感や情緒不安定、不眠、眠気、記憶力の減退、
下腹部痛、便秘、下痢、悪心、頭痛、めまい、心悸亢進、浮腫、体重増加、発
汗促進、乳房痛などの精神身体症状がある。

月経前症候群(PMS)のうち精神症状が強く現れるものを月経前不快気分症候
群(PMDD)と言われ、うつ病性障害とも考えられます。 
    
参考文献  医道の日本 2007年7月 Vol.66 No.7
月経痛 あなたは どんなタイプ?

       月経前から症状がある人

月経前から月経2日目くらいにかけて、下腹部が痛み、胸が張って痛む、イラ
イラする、怒りっぽい、頭痛などが起こる、いわゆる月経前緊張症と呼ばれる
症状が肝鬱気滞タイプの特徴。

原因は、精神的ストレスや緊張、怒りなどで、肝の機能が低下して、気の流れ
が停滞し、さまざまな症状を起こします。症状を和らげるには、ふだんからス
トレスをコントロールし、ためこまないことが大切です。

  
食養生⇒気の巡りをよくする そば・大根・きくらげ・みかん などを
      積極的に食べましょう。


      
おなかが冷えて痛む人

月経前や月経初期に、下腹部が冷えて激しい痛みをおこすような月経痛は子宮
に侵入した冷えが原因。月経血を冷やして流れを悪くするため、排出されにく
くなり、痛みが生じます。温めると楽になり、また、月経周期が遅れやすい傾
向があります。

何よりも、ふだんから体を冷やさないように気をつけることが大切。薄着はさ
け、冷たい飲み物や食べ物は控えめにしましょう。とくに月経前には、腰のま
わりを温めて、冷えを防ぎましょう。

  
食養生⇒長ネギやニンニクなど、体を温める作用のある食材を食べましょう。
      ショウガ・山椒こしょう などの香辛料も血行改善効果があるそう
      です。


      
月経血が出にくい人

月経血が出にくく、月経の初日から強い痛みがあるのは、血が滞る血瘀(けつお
=血液の不循環)が原因の月経痛です。月経血は黒っぽい色でかたまりが多く、
大量に排出したあとは痛みが和らぎます。

肝鬱気滞や寒凝が原因で、血瘀になることもあります。鬱血をとって血行を改
善すると同時に、もともとの原因をとりのぞくことも大切です。

また、ふだんから体を動かすように心がけ、血行をよくしましょう。月経時に
は、腰のあたりを動かす体操をすると、痛みが軽くなります。

  
食養生⇒にら、ニンニクなど、血の巡りをよくする食材を選びましょう。
      山査子も効果的なそうです。
参考文献 池田書店 よくわかる東洋医学 著者 平馬直樹 瀬尾港二 稲田恵子