不妊治療のお話

結婚後3年以上も経過して妊娠しない場合は、とりあえず専門医の診察をお勧め
します。それによって特別な障害がないと分かれば鍼灸治療の適応と考えられま
す。

 
西洋医学的な考え方

女性側の原因としては、多くは卵子が十分成熟しないか、排卵の機能に障害が起
きているなどのケースです。排卵があっても子宮内膜や卵管・頸管などの異常が
あって、受精卵が着床しにくいケースもあります。また、子宮筋腫・卵巣のう腫
なども不妊の原因になります。

 
東洋医学的な対策

近年の不妊治療の進歩の中にあって、病気はどこにも見当たらないのに、排卵が
うまく起こらない機能不全と診断される方や、ホルモン治療でせっかくよい卵子
ができても、着床に至らないケースが多いのも事実です。

このような場合、鍼灸治療による体質改善により、弱っている経絡上のツボに鍼
やお灸で刺激を加えることで、全身の血行循環や身体の機能を正常な状態にもど
すことが期待されます。

卵巣の機能を回復し、受精卵が着床しやすい健康な子宮の状態を形づくることで
、ホルモン分泌の異常を調整し、不妊治療の成果がより期待できるようになりま
す。

また、色々な原因で下半身の血液不足となり、生殖能力が弱ることがあります。
鍼灸治療により、全身の「気・血」の流れを促し、リラックスした気持ちのよい
時間を過ごすことも、本来の妊娠できる体質を取り戻すためには、とても大切な
ことです。

    参考文献 女性のための東方養生新書 海苑者