不妊治療のお話

結婚後3年以上も経過して妊娠しない場合は、とりあえず専門医の診察をお勧め
します。それによって特別な障害がないと分かれば鍼灸治療の適応と考えられま
す。

 
西洋医学的な考え方

女性側の原因としては、多くは卵子が十分成熟しないか、排卵の機能に障害が起
きているなどのケースです。排卵があっても子宮内膜や卵管・頸管などの異常が
あって、受精卵が着床しにくいケースもあります。また、子宮筋腫・卵巣のう腫
なども不妊の原因になります。

 
東洋医学的な対策

近年の不妊治療の進歩の中にあって、病気はどこにも見当たらないのに、排卵が
うまく起こらない機能不全と診断される方や、ホルモン治療でせっかくよい卵子
ができても、着床に至らないケースが多いのも事実です。

このような場合、鍼灸治療による体質改善により、弱っている経絡上のツボに鍼
やお灸で刺激を加えることで、全身の血行循環や身体の機能を正常な状態にもど
すことが期待されます。

卵巣の機能を回復し、受精卵が着床しやすい健康な子宮の状態を形づくることで
、ホルモン分泌の異常を調整し、不妊治療の成果がより期待できるようになりま
す。

また、色々な原因で下半身の血液不足となり、生殖能力が弱ることがあります。
鍼灸治療により、全身の「気・血」の流れを促し、リラックスした気持ちのよい
時間を過ごすことも、本来の妊娠できる体質を取り戻すためには、とても大切な
ことです。

    参考文献 女性のための東方養生新書 海苑者

冷え性

  ★冷え性の原因は大きく分けますと3つ考えられます。                      

 ①自立神経のアンバランス『肝虚』

交感神経が興奮すると末梢血管や消化器系が緊張して血流が低下して手足
が冷え、食欲も低下します、心の緊張が体にあたえる影響はすごいですね。

 
対策⇒副交感神経を興奮させることがポイント、簡単な言葉で表現しま
    すとリラックスです、色々なリラックス方法があると思いますが、
    鍼灸治療で癒すことを、お勧めします。リラックスすると体や手
    足がポカポカしてきますよ!!


 ②血液の汚れ『瘀血』


食事やストレスは大きな原因になりますが、体質的に血液が汚れやすい方
がいます、そんな体質の方は特に注意が必要です、周りの人と同じような
食生活をしているのにシミができ易い方などです。血液が汚れますと当然
ですが血液循環がわるくなり肩こり・腰痛などになりやすくなるし、冷え
性や・ほてり性の原因になります。
 
 
対策⇒不定愁訴(頭痛・肩こり・腰痛など)をなくすことが大切です。
    そのためには散歩・関節運動・ストレツチ・気巧(呼吸・運動)、
    抗酸化食品(野菜・海草など)を多めに食べる。

    『ビワ温灸もお勧めです』温かくて気持ちがいいですよ!!


 
③血液の不足『血虚』
 
体質的に消化器系の働きが弱いか、又は何らかの原因で低下したために十
分に血液をつくることができず、血液が不足して体を温めることができな
くて冷える。

 
対策⇒お腹は減るし食べたいと思うが食べ過ぎると体調を崩しやすい人、
    食べるとすぐにお腹がいっぱいになる人は、少しづつ食べて、食
    べる回数を多めにする、ゆっくりよく噛んで食べる。

 
対策⇒頭痛・吐き気などが時々ある、また生理の時や前後、何か頑張っ
       た後に悪化する人は、天然・自然・無添加の梅干を1日一
       個ていど食べることがお勧め。


                        
参考文献 平馬直樹・瀬尾湊二・稲田恵子 よくわかる東洋医学 池田書店
     正岡慧子 薬膳ノート 朝日新聞社
     
針灸学 日中共同編集 東洋学術出版社