| 薬 膳 食養生 1、標準的な体質の人の食事は下記で ↓ あまり難しく考えなくても心配 はありません。 「みそ・まんま・とと(魚)に・菜っ葉に・里のいも」 伝統的な和食がおすすめです。それでOKです!! 積極的に食べてほしい食品
2、体質に偏りがある場合はちょっとだけ工夫が必要です↓。 肝タイプ 食べ物 「緑黄色野菜が肝に効く」造血作用 肝臓は、肝臓で浄化・再生した血液によって全身を養い、みずからも養って います。肝が正常に働けるようにするには、血液を増やすことが大切です。 造血力の高い食品を積極的にとること。 適度な酸味は、肝の働きを正常にして、からだの疲れをとり精神のいらだち を抑えます。また、目の疲れをいやし、眠りを深くして胃腸の働きを高める 作用がありますが、酸味の強い食品をとりすぎると胃腸の働きを傷害し胃炎 を起こす原因となります。 ●ニンジン●ほうれん草●パセリ●小松菜●ブロッコリー●ニラ●すもも ●あさり●しじみ●ひじき●レバー●酢の物●レモン●梅干●梅醤番茶 ●葉緑素●麦●鶏●ニンニク 生活 肝は、ストレスを受け止める臓器です。精神的なストレスは、肝を高ぶらせ 肝臓と相克関係にある胃腸にも影響します。神経性胃炎はその例です。怒り や緊張など激しい感情を感じたら、深呼吸したり、気を紛らわしたりして、 感情をコントロールするようにつとめてください。肝が血液をリフレッシュ させるのは、体が活動を休む睡眠の時間帯。床に入るのは、理想をいえば夜 10時〜11時、遅くとも12時前と決めて7〜8時間の睡眠をとりたいものです。 要注意シーズン 芽生えの春は、自然のエネルギーが高まる季節。この時期は、人も影響を受 けて、エネルギッシュになるとともに、代謝が高まるので肝臓が忙しく働き ます。肝をあまり高ぶらせないように、春は無理をせず気持ちをゆったりと させて過ごしましょう。 心タイプ 食べ物 「赤い食べ物が効く」 赤い食べ物は、血液をサラサラにする効果が高いものが多くあり、心を養い ます。心筋梗塞や狭心症、高血圧は、ドロドロの血液が血管に詰まることで 起こります。味の濃い食事や脂肪分の多い肉食は血液を汚し、血管をふさぎ 心臓に負担をかけます。血液が浄化されればキレイな血液で血管が修復され 血流の抵抗も下がります。心臓が弱くのぼせやすい人はコーヒーやお茶など 苦味のある飲食物を好む傾向があります。苦味は大便や小便の排泄をうなが したり、熱を冷ます働きがあります。 ●ニンジン●小豆●トマト●きゅうり●シソ●イチゴ●いちじく●すいか ●春菊●レバー●緑茶●魚のはらわた●豚の心臓●きび●田七人参●羊 ●ルンブレン●らっきょう●杏 生活 重い荷物を持ったり、急に駆けたり、長時間走ったりするような過激な運動 は、心臓をいじめる行為。ただし、散歩やストレッチなどの軽い運動は心臓 を丈夫にする助けになります。適度な運動で血流を増やすことは、血管にバ イパスをつくります。血液量が増えるため、障害を受けていた心筋などの回 復に役立つのです。ただし、心臓に疾患があり運動を止められている人は医 師とよく相談してください。入浴は熱い湯に肩まで浸かるのは禁物。全身に かかる水圧と、急激な血行促進で心臓に負担をかけます。乳下のラインから 上は湯に浸からずに、ぬるめの湯に入るのが適しています。 要注意シーズン 夏は体に熱がこもり、大量に汗をかき、エネルギーを消費する季節。酷暑は 心臓に負担をかけます。日が高いあいだは、あちこち出歩いたり、スポーツ するのは避けましょう。のぼせや熱っぽさを感じるときは、的宣、緑茶やト マト・きゅうりなど体の熱を冷ます食品をとりましょう。1〜3月の寒い季節 も危険。寒さで血管が収縮して心臓に負担をかけます。 胃腸(脾)タイプ 食べ物「黄色い食べ物が効く」 胃腸が悪い人は、甘いものを好む傾向にあります。甘いものを猛烈に食べた くなるときは、胃炎の前兆であることがあります。胃腸に効くのは、適度に 甘みがあって黄色い食べ物。甘いものが食べたくなったら、お菓子のように 砂糖を多く含み、甘味が強すぎる食べ物は避けて、リンゴや柿、ハチミツな どから、甘味をとることをおすすめします。 ●カボチャ●さつまいも●大豆●とうもろこし●柿●みかん●りんご ●バナナ●ハチミツ●黒糖●オリゴ糖●梅醤番茶●なつめ●葵●アロエ ●あわ●牛●玄米の黒焼き 注意 くれぐれも甘味の食べ物の、食べ過ぎに気をつけましょう。 食べ方 胃腸を丈夫にして、消化吸収をよくするには、よく噛んで食べることが大切。 ひとくち30回以上咀嚼することです。胃炎や胃潰瘍があるとときには、にら 粥がおすすめです。米をよく噛んでいると、口の中にほのかな甘みが広がり ます。これは炭水化物が分解されることで出てくる甘さ、天然の胃腸薬です。 こころ 思い悩むことは、胃腸や胃の活動を止めてしまいます。胃は取り越し苦労を したり、クヨクヨと思い悩んだり、怒ったりする感情の変化に敏感に反応し ています。心配事を抱えたままの食事は、消化不良のもとです。少し開き直 って、運動・読書・おしゃべりなどで気分転換をしましょう。 要注意シーズン 胃腸が弱りやすいのは梅雨時、湿気が強いので、体の水分が発散されず、胃 腸の働きが鈍ります。また、食べ物の腐敗が早いので細菌が増殖しやすく、 食中毒を起こすことがあります。梅雨時は水分の取りすぎに注意し、食品の 衛生に気をつけましょう。 肺タイプ 食べ物「白い食べ物が効く」 肺が弱い人は、唐辛子やネギ、ニンニクなどの辛味を好むけいこうにありま す。これらの香辛料は発汗を促して、皮膚の抵抗力を上げて風邪の感染症な どを予防する働きがあります。ただし、とりすぎは肺を乾燥させ、胃腸も痛 めるので、ほどほどに控えてください。白っぽい食べ物は、肺をうるおす効 果があります。下記の食品は食物繊維も豊富なので、肺と主従関係にある大 腸にもよく働きかけ、便通を良くします。 ●大根●ジャガイモ●キャベツ●玉ねぎ●白ゴマ●リンゴ●なし●唐辛子 ●ネギ●ニンニク●桃●馬 運動 肺を丈夫にするには、新鮮な空気をたくさん吸うことです。空気が澄んでい る朝に散歩する時間をもちましょう。体力がある人は、1〜2キロの軽いマラ ソンをするのもよいでしょう。たくさん呼吸することで、肺が鍛えられます。 皮膚摩擦や冷水摩擦も、皮膚の血行を良くして丈夫にします。寒い日にマラ ソンするとノドを痛めることもあります。寒さや乾燥が強い日はマスクなど をしてノドを守ります。慢性鼻炎の症状がある人は、鼻が詰まっているため つねに脳が酸欠になっている状態で、頭がすっきりせず、落ち着かずイライ ラします。鼻ずまりは放置しないで、治療しましょう。 要注意シーズン 空気が冷えて乾きはじめる秋は、皮膚や呼吸器の粘膜を乾燥させ、風などを 引きやすくします。気温が下がることで、体も冷えやすくなるので、肺が弱 い人は服を1枚多く羽織るようにして、季節の変化に徐々にからだを慣らし ていくことです。ノドや口の中、皮膚などの乾燥を感じる人は、部屋の加湿 をお忘れなく。手洗いうがいもしっかりと。 腎タイプ 食べ物「黒くヌメヌメした食べ物が効く」 腎が弱い人は塩辛い味を好みます。適度な塩味は、腎臓の機能を高めリンパ のとどこうりや腸の宿便をやわらかくして排除する作用があります。ただし 塩分のとりすぎは腎と胃を痛めますので、ほどほとにしてください。腎の磁 養となるのは、黒い食べ物やぬめりのある食べ物。黒い食べ物は血をおぎな い、陰に偏ったからだを温める性質があります。人は年をとると陰の傾向が 強くなります。黒い食べ物は老化を防ぎ、長寿の薬になります。 ●黒豆●黒ゴマ●わかめ●ひじき●イカ●タコ●山芋●なまこ●牡蠣 ●梅醤番茶●くり●もやし●豚●小豆 運動 腎が衰えている人は同時に、足腰も衰えています。足腰の衰えは、腰痛・ヒ ザの痛み・インポテンツ・冷感症・不妊症などにつながります。現代人は足 で移動する機会が減り、足腰の老化が早まっています。意識的に運動するよ うにしなければなりません。また、汗を発散することは、体にたまっている よけいな水分を放出させます。運動や入浴で、1日1回は汗をかくことを習 慣づけましょう。運動した後は適度に水分をとり、体をうるおしましょう。 要注意シーズン からだが冷える冬は腎が弱りやすくなります。腎は全身のエネルギーのみな もとです。冬になると、体のエネルギーを外に漏らさないよう毛穴が自然と 引き締まります。それを補助するためにも冬は適度な厚着をしましょう。た だし汗ばむほど暖房を効かせるのは逆効果。毛穴が開き汗といっしょにエネ ルギーが放出されてしまうのです。暖房は低めに、そのぶん服を着込むのが 体に良い暖のとり方です。 参考文献 顔をみれば病気がわかる 著者 猪越恭也 |