【4月1日(日)】特集仕上げのため、夕刻、ちょっとだけ出社。


【2日(月)】朝、「おはよう日本」を見ていたら、大阪にいたはずの中条誠子アナが抜擢されていた。なんだ、ほとんど同時期に私と入れ代わりに東京転勤になっちゃったんだ。全国を意識してか、ちょっとにこにこし過ぎだと思いました。
特集、いろいろ注文が多い。きょうの仕事では、準トップ、その他がない。


【3日(火)】甲子園、野球学校の対戦となり<あす決勝>使いたくないなあ、どちらかというと宜野座の方を写真入りで扱いたいんだけどと思ったが、諸般の事情により退けられる。ならば、ますます高校野球の写真は意地でも使いたくはなかったんだけど、ほかになく。一時、重信被告の娘の<帰国>写真に気持ちが揺れたのだが、「私人なので使わない」という東京の判断に準ずる。べっぴんさんだったんだけどねえ。地震絡みの記事を入れていたため、深夜の静岡の記事を追いかけなどで対応することになりばたばた。


【4日(水)】残り、夕刊特集のお守り。文化面キトラの朱雀写真、当日入り。今年度から水曜も芸能あり。ということは組み替えもあり。組み替え自体は簡単だったが、箱の罫の引き方が凝っていて、統合も同じような雰囲気を出すのに苦労する。罫を引く作業も簡単になったのやら私には複雑になったのやら。それこそ7年ぐらい前、部報を作っていたころは、大組みする整理の中でも先頭集団(先頭とは申しません)に位置していた自負はあったのだが、機械がどんどん替わって、いつのまにやら落ちこぼれになりつつあるのかも。情けない。夕方、夕刊終えた2人とちょっとだけ。お互いに「はようHP更新しなはれ」と催促の応酬。


【5日(木)】休み。夕方、うだうだしていたら、特集を終えた2人から電話あり。呼び出す方も呼び出す方だが、のこのこ大阪まで出かけていく方もたいがいってか。んでもって終電。


【6日(金)】連休。さすがにこの休みを逃すと片づけが半永久的にできないような気がするので、気合を入れる。部屋のあちこちに混在していた東京持ち帰りの荷物とそれ以前からある荷物をまとめる。使えなくなっている家電製品も撤去して空間を稼ぐ。結構疲れた。


【7日(土)】社面。比較的平穏。カープ、黒田見殺しに怒り心頭。これだとせっかく今シーズン20勝する素材なのに、勝ち運が逃げてしまうじゃあない。


【8日(日)】この日も片づけ。昼寝もしたり。


【9日(月)】休み。この5日間で仕事は土曜日だけだったので、結構片付いた。引っ越しに使った段ボールをついにこの日回収してもらったし、東京で敷物等に使っていたのも全部洗濯したし。本当は2月中に全部しておくべきことなんだろうけど。それでもまだ、散らかってはいるんだけどね。夜、疲れが出たのか、風邪なのか、ちょっと熱っぽく、寝つけなかった。


【10日(火)】社会面。体調は今一つだが、基本的に平穏。


【11日(水)】2社。大阪のホテル立てこもりで社会面はばたばた。こぼれて来た細かいニュースを、削って収容するぐらいで、この日も基本的には平穏。巡り合わせがいいというべきか。ひーひー言っている社会面担当者には申し訳なかった。仕事後は、早く寝りゃあいいのに結構夜更かし。


【12日(木)】恥ずかしい一日だった。夕スポだったのだが、引き継ぎ帳がどこにあるのか見当たらず。この前、高校野球をやった時にはスポ面デスクの引き出しに入っていたと思ったが。仕方なく、刷りを出して、めく○状態で紙面を埋めていく。トミー・スミス氏の抗議の黒手袋のエピソードは知らなかった。聞くと超有名な話らしい。とりあえず当日の紙面を終えて翌日の紙面作成。決まりものの箱、取り置きがあるはずだが、引き継ぎ帳の場所が分からないぐらいだから、箱の置き場所も分かるわけがない。先週の刷りを見て、箱を一から作る。夕方、スポ面担当者が出てきて「いつまで仕事やっとるんや。取り置きの箱の一覧ここにあるやないか」と。見れば、近くの棚に引き継ぎファイルが置いてあった。まったく気づかず。やはり余り慣れていないところをやるとろくなことがない。夜、同じく通しの人たちとちょっとだけ。


【13日(金)】休み。電器店など精力的に行ってみる。夕方、うかつにも眠ってしまって、夜、かえって目がさえる。明日は夕刊なのに。


【14日(土)】夕2社。大阪に帰って確か初めてのカラーニュース面。今までどういうわけか縁がなかった。
ジャイファンは連夜のサヨナラに喜んでいるのかも知れんが、所詮、一発で決めただけ。大味な点の取り方だぜ、まったく。


【15日(日)】母が買い物、子どもだけが残された車内で出火。最終版で長男が亡くなり、「見出しが難しくなった」といっていると、案の定クレーム。「主見出しは一本」とこだわるならば、子どもの容体、一度に3人もということ、母が不在だったこと、どれに力点を置くかで変わってくる。自分のつけた見出しが悪いとは決して思わないが…。絶対にいいとも言わないけど。いろいろ意見はあるだろう。勅使河原監督、最初はデスクと「トッパン付き、3段2本見出し」といっていたのだが。


【16日(月)】明けて特集。持ち版はレギュラーの水曜日だとカラーができないというので、掲載を遅らせるという話も。ということでチンタラやっていたら、某ご婦人懐妊のニュースで号外をやるらしく、3階から「ちょっと手伝ってくれや」と連絡が来る。結局、コード受けで手持ちぶさたにしていたら、夕刊社会面デスクから声がかかる。河島英五氏死去との情報があり忙しいようだ。顔写真出し、大刷り配り、と有能なサブの仕事はできただろうか。ところで、ご婦人の妊娠、一昨年同様、個人的にはまったく興味なし。
少し落ち着いて、コンタクトをはめようとしたら、右が破れていた。保存液が余り残っていなかったので、煮沸の時、栓が緩んでいて蒸発しすぎて熱で破損したのか。昨年9月に換えたばかりなのに。帰宅して昨年8月に破損したレンズを確かめると、右は残っていた。しばらく、この片割れ同士でやっていくか。好ましくはないだろうけど、とりあえず同じメーカーだし。


【17日(火)】ご婦人の妊娠、新聞、テレビなどメディアは今回は「静かに見守ろう」という論調が目立つ。見開きの展開にしたり、ゆかりの人たちの談話をたくさん流したりしてあおっておいて「見守ろう」というのはなかろう。あおっておいて騒ぎすぎにはくぎを刺す、マスコミの自家撞着ぶりには我が身のことながらあきれてしまう。かのご婦人も、私のような無関心派が増えれば、落ち着いて出産できるんだろうけどねえ。まあ、そういう人生を選んだんだからしょうがないよ。
報道によると、田中真紀子議員の言動が自民党内から批判を受けているとか。今や、自民党の中枢といえば、国民の意思とまったく乖離したところで権力を私する悪名たかきところであるが、映像などを見る限り、田中議員の方が人の道に外れているという気がするね。しかし、何でこのおばさん、国民にはあんなに人気があるんだ?歯に衣着せぬところが受けているのか。だが、彼女が口をきわめて攻撃している野中氏ら旧竹下派、今は橋本派と呼ばれる人たちの二重権力による支配、利益誘導などの政治手法は、まったく自らの父が用いた手法そのものではないか。父から離反したことが憎いだけで調子に乗って好き勝手言っていると、深い自己矛盾に陥ってしまうことに気がついていないのか、あるいは分かっていても頬かむりしているのか。今後、彼女が、父親の政治手法と犯罪を総括しない限り、世間はどうであれ、彼女を私は政治家であるとは認めない。
この日は休み。午前中は、この前からの片づけの続きで、<書斎>?の掃除。午後から電器店巡り。


【18日(水)】特集。生活Bのころには疲れてきた。後はだらだら。


【19日(木)】社会面。奈良県警もひどいが……。強力な売り込みでセットから頭にした原稿、来たのは記事校了時間。長くて、切れない。15分ぐらい遅れていったものの、内容に瑕疵があり、追っかけ2回。14版でもいきなり替え原稿来たが、やはり削りづらく。前の版で入る分量はわかっているだろうに。やれやれ。


【20日(金)】通し夕刊。なりゆきで夕方、梅田でうろうろ。マンション同棟の同僚も一緒になり、最寄駅まで帰るには終電があったが、同僚が「北口から家まで何分で歩けるか試してみたい」というので道案内。言ったとおり30分弱で歩けるでしょ。


【21日(土)】震災から6年。阪急西宮北口駅の再開発ビル、アクタに行く。本当は昨日のつもりだったんだけど。震災前の商店街はいかにも古く、路地に入ると暗くてくさく、「だれがこんなところで買い物なんかするかいな」と思っていた。再開発の話は幾度と出ていたようだったが、なかなか調整がつかなかったと聞く。誤解を承知で言うが、震災があったがために、再開発が進んだということは否定できないだろう。もちろん幾人もの失われた命と、再入居できずに店をたたんだ人たちの犠牲があってのことなのだが。
さて、実際、アクタは雨だというのにたいそうな盛況。東側の県道から入れるように整備された道路は大渋滞。駅前なんだから電車でくればいいのにと思うのは私の勝手かね。ひょっとしたら出産間近の夫婦が芦屋あたりから来ているのかも知れないしね。ビル内は「西宮の商圏人口ってこんなに多いか」というほどの混雑。上階には、これまででは考えられなかったぐらいの広い売り場面積をもつ本屋なんかもできていて、非常に楽しみでもある(ちょっと棚の間が狭いけどね)。もう少ししたら、人の出足も少なくなるだろうし、そのときになったらまたゆっくり買い物しよう。

足を延ばして、駅の南側の電器屋で聞いてみたら、パソコンのお目当て機種の在庫があるというので、ほとんど衝動で購入する。ちなみに、古いパソコンは、インターネットをやるやるといいながらなかなか踏み出さない同僚に1万円で譲ることが決まっている。なんと良心的な金額なんだろう。ちなみに、win95なんだけど。えっ、暴利だって? 同僚には内証だよ。


【22日(日)】夜勤。連載も入り比較的平穏。くつろぎすぎて酒を飲む時間が長すぎたでしょうか。


【23日(月)】夕刊残り。前夜から東京受け紙面のイメージ抜けがあり。再送を頼まなければならなかったのだが、ポール・マッカートニー単独インタビューで芸能面組み替え。再送はデスクにお願いしてもらう。芸能組み替えは、当番部長、デスクの顔ぶれからいってやらないわけにはいかなかっただろう。
結局、再送は来ず。記事校了取り消して、IDイメージ打ち込み直して再度送るなんて面倒くさいと思ったか。デザイン同士で原画を送ってもらい、大阪でイメージだしすることでなんとか解決。しかし、あとで落ちついてからデスクが言ったように、モノクロだったのだから、東京の替え常駐イメージを引っ張ればよかったのだった。しかしまあ、もともとは大阪用割り当てのIDを打ち込んでいる東京取り置き箱のイメージを替えておいてもらえれば一番トラブルが未然に防げるのだけれど。


【24日(火)】前日はあまり寝ていなかったので帰って割と早い時間に眠る。んでもってこの日は朝から起きて、パソコンを空にする作業。やってみるとメールやらお気に入りやらいっぱいあって、結構、時間かかる。
夕方、同僚宅にパソコンを運び、接続設定。メールソフトも2つ設定してあげたんだから、やはり1万円は良心的な値段だと私は思います。


【25日(水)】夕刊。ダイオキシン判決であたふた。


【26日(木)】小泉内閣発足。社会面は当然目玉の田中真紀子外相の記事。それにしても露骨な論功行賞。とても2人の政策が一致しているとは思えない。応援してもらった見返りにポストでこたえる。派閥政治とどこが違うというのだろう。それにしても真紀子大臣の記事で「父は晩年、派閥の面倒を見るのに疲れていた」というのは噴飯もの。首相犯罪人が派閥を膨張させ影響力を行使していた、まさに闇将軍ではなかったか。その部分は削りたかったのだが、記事量が少なくなってしまうとうまく4つに畳めなくなってしまうので、そのまま使う。実際のところ、私もご都合主義者なのだ。


【27日(金)】選挙打ち合わせで、東京・西部から、懐かしい顔が。泊まり明け通し夕刊で、いったん帰宅して寝ていたのだが、呼び出しを受け、夜11時半ごろ梅田に伺う。3次会のスナックから参加ということになった。当然、一晩中騒ぎまくり。しかし、皆さん、芸達者で。久しぶりにつボイノリオの名曲「金太の大冒険」も聞けたし。4次会でお開きということになった。


【28日(土)】この日は午前、マンションのかぎの取り換え工事で立ち会いのため朝帰り。いわゆるピッキング盗対策。シリンダー取り換えはものの数分で終了。これならば、プロの手にかかればピッキングもたいした手間ではなかろうと妙に納得。
午後からは同窓会に出るため帰郷。眠いのと、黄金週間で渋滞に巻き込まれても困るので、新幹線で。立ちっぱなしでも1時間だから、と覚悟は決めていたのに実際は余裕を持って座れた。同窓会は小中学校(一応市内にあるが、1学年70人余という小規模校。旧村の枠組みが残っているのか、中学にあがるときも珍しく他校と合流することがない。9年間、同じ顔ぶれで気心が知れている。その分、いつまでも田舎の子意識が抜けないと言えるかも知れない)で、前回は2日後にあの震災が起き、安否の問い合わせが非常にありがたかった。親からは「独身の40男がどの面下げて出席するんや。恥ずかしゅうないんか」と叱られたが、かつての胸キュン(こういう感情はすでに忘れられて久しい?)相手との再会あり、暴露話ありの楽しいひと時だった。話題はどうしても子供のことになる(田舎なので結婚は20代前半が多い。すでに成人している(!)のから、大体は中学、高校生ぐらい)が、独身であることをうらやましがられ、「ずいぶん選り好みしてるんじゃあないの」「これからかあ。いいなあ」「せっかくだから、いっそのことすごく若い人にしなさいよ。これと思ったらとことんいかにゃあ」と責められるやら、たきつけられるやら。私としてはすでに子育てにめどがついているほうがうらやましいけどね。3次会まで付き合い、深夜タクシーで帰宅。会費もタクシーも非常に割安と感じた。やはり岡山は田舎なのか。
1年2か月ぶりの実家は、いろんなところが変わっていて少し戸惑う。


【29日(日)】昼前に実家を出発、西宮に戻る。この日も新幹線は空いていた。2社。記事・見出し、もらってばかり。


【30日(月)】明けで特集。久しぶりにグラフなどを。隣で新しく来た人が難渋していると、ついつい口も手も出てしまう(もちろん、暴力をふるうという意味ではありません)。本人が苦労したほうが、結局はうまくなれるんだろうけど。でも、今は上手いとか下手だとか、あれやっちゃあいけない、これもだめだとかいうよりも、自分で紙面を作る楽しみを覚えてほしい、と思う。