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葉桜
著 橋本紡
集英社
2011/8/30 発行 |
書道教室で生まれた、長い長い片想いの行方
小学生の頃から通う書道教室の先生に、長い片想いをしている佳奈。けれど先生には奥さんがいて・・・・・・。春から夏へと移りゆく季節のなかで、ひとりの少女の成長を繊細に紡ぎだす長編青春小説

感想:
透明感の高い文体で描く、高校生の片思いと青春の物語。
肝は書道です。
最大の特徴は、感覚的でやわらかい文章で語られる、若い女の子の繊細な心の動きなのでしょうね。
キラキラと美しく、まどろっこしく、冗長で、つかみどころがなく、見るもの全てがロマンチック。まさに、箸が転んでもおかしい年頃、な主人公少女。彼女がふわふわと恋に恋をしています。
好き嫌いわかれるかもしれません。こういう「無駄なほど丁寧な文体」はちょっと前に流行っていたし、うまい人はうまいんですが、私はこの作品、超がつくほど苦手でした。
丁寧な文章は好きなんですよ。洗練されているのなんて大好きです。だけど、これはちょっとそういうのとは違います。
原稿量の水増しにしか見えません。
共感できない会話の応酬、やたらに多い改行、意味のない記述、だらけた雰囲気。
美しいシーンすらあざとさが感じられて、まったく心が受け付けませんでした。
特に、最後の20ページを目にして、ほとほと呆れました。
この本、単行本で1300円も取るんでしょう?ほとんど詐欺です。
★★