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神様のすること
著 平安寿子
幻冬舎
2010/1/25 発行 |
物語を書くことにしか情熱が持てない安寿子が、40歳間近で願ったことを、神様は100パーセント聞いてくれた。願いが叶うまでの、長い長い物語。

感想:
エッセイだと思わずに、手に取りました。
テーマは親の介護。
著者が実際に体験した介護を軸に、子ども時代などなど振り返ります。
きっと介護期間と執筆期間が近いからでしょうね。かなり生々しい内容でした。
まだまだ親御さんへの思いが昇華できていない感じ。「あのときの態度を今でも軽蔑している」とか、「あのときああ言ってくれていれば」とか、青臭い類の愚痴がぽんぽんでてきます。
子ども時代の描写も一様に薄暗い。
なにを楽しみに読み進めばいいのやら。途中途方にくれてしまいました。
それと身近な人すぎるからでしょうか、お母さんのキャラ設定(?)がうまく伝わってきませんでした。完ぺき主義?おっちょこちょい?プライドが高い?愚痴っぽい?いろいろ言うけど、どれがどうなの??お父さんの人物像は簡単に結べただけに、もったいない。
それだけ冷静に描くのが難しい、大切な存在だったということなのでしょうね。
ラスト、急に「深夜に書いたラブレター」のような熱を帯びだして、ちょっとひきました。
★★★