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幸福な生活
著 百田尚樹
祥伝社
2011/6/10 |
サスペンス、ファンタジー、ホラー……、様々な18話の物語、そのすべての最後の1行が衝撃的な台詞になっているという凝った構成。
星新一、阿刀田高、筒井康隆という名手顔負けの掌編小説集を世に送り出した!

感想:
ラスト一行に全てが集約される、単純明快なショートショート。
明暗のはっきりしているこの手の小説はすっきりと読みきれるのが最大の魅力です。
作品ひとつひとつは大変短いです。15分もあれば一編読めちゃう。
ばちっとオチがついているので引きずる心配がありません。サクサク読めてなかなか楽しい。
だけど、質という点では難アリでした。
まず、短編を書くには文章力が最低レベルでかなりつたないです。まぁこの点は百田さんにいってもしょうがないですが。
あとはストーリーですね。オチが弱すぎたり、かなり序盤で想像がついたり、そもそもありがちだったり、新鮮味がなかったり。
本気で感心できたのは2編くらいでしょうか。
とはいえ、普段本を読まない人に読み聞かせてみたら、すごく面白がってくれました。
軽い読み物としては優秀なのだと思います。
★★★