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未成年儀式
著 彩坂美月
富士見書房
2009/8/25 発行 |
夏休み、寮に残った七瀬たちを襲ったのは大地震。助けを求められない状況で、何重もの危機で少女らは追い詰められていく。
そして、哀しいまでも純粋な少女たちが見たものとは?


感想:
高校の女子寮を舞台にした、青春ミステリーです。
デビュー作ですから、甘めにいきます…。えぇ、情熱は感じます。
ストーリーは今流行り(!?)の密室パニックものです。そこに不可解な謎や、こんがらがった人間関係がからんでいきます。
ストーリー自体は上手にまとまっています。細かくプロットをたてて書かれているのがひしひしと伝わり、好感が持てました。
文章も、頑張って書こうとしている姿勢が伝わります。
人物像が薄っぺらいので、どのエピソードもどこかで見聞きしたようなものに感じる。
もってまわった表現方法が板についてなくて、ふわふわしている。
大きく言えばその2点。気になりました。
致命的な欠点ではあるものの、小説に対する情熱はとても強く伝わるので期待しています。
きっと若い著者なのでしょう。なんてったってデビュー作。これからがりがり磨いてもらって、すばらしい作家さんになってほしいです。
★★★