毎日・本三昧 オススメ小説エトセトラ


毎日・本三昧

   
夢違   .

夢違

著 恩田陸

角川書店
2011/11/15 発行


「何かが教室に侵入してきた」。学校で頻発する、集団白昼夢。夢が記録されデータ化される時代、「夢判断」を手がける浩章のもとに、夢の解析依頼が入る。悪夢は現実化するのか? 戦慄と驚愕の幻視サスペンス。

感想:
恩田さんの本は久しぶりです。
寝て見る夢をテーマとした、SFファンタジー。
1/3ほど読んで、新聞連載小説だなと気付きました。

ストーリー自体は嫌いじゃありません。夢を見るための装置が開発された未来が舞台なのですが、発想は面白いなと思いました。新しい機械と、古都奈良のギャップもいいですね。
ただ惜しむらくはこの小説が新聞連載小説だったという点でしょう。端から端まで、ぼやっとした印象は拭えません。「のらりくらり」とはまた違う。これは「だらだら」。ただただ原稿を重ねることだけが目的の文章が続いていました。
しかも残念なのが、これほどページを重ねているのに内容が薄っぺらいんですよね。改行の多さ!はもういいとして、せっかくならもう少し丹念に描いてもらいたかったです。

一年間連載を続けるのは大変なことでしょうが、それにしたってもう少し緊張感と集中力を持ってほしいところ。終盤の展開には苦笑しちゃったよ。ここまでひっぱっといてこれじゃね…。文章かストーリーか。どちらかでも魅力があればいいんだけど。
★★



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