2010年度 小杉放菴研究舎の主な活動

放菴忌

共催事業
2010年4月16日(金)

2010年の放菴忌

2010年の放菴忌

 小杉放菴の命日にあたる4月16日、お墓に参り、小杉放菴記念日光美術館において開催されている〈日光×会津 小杉放菴と喜多方美術倶楽部の人びと〉展を鑑賞しました。

 また、その後、日光二荒山神社における弥生祭の前夜祭を見学しました。

弥生祭の前夜祭

弥生祭の前夜祭

第16回研修会(旅行)「風の盆」

主催事業
2010年9月3日(金)〜4日(土)

 今年で7回目となる、「越中おわら“風の盆”」を視察するための研修旅行は、例年と同様に9月3日から4日にかけて行なわれ、富山市の八尾で〈富山県民謡越中八尾おわら保存会〉の皆さんと、更なる交流を深めてきました。日中はたいへん暑かったのですが、夜は涼しく、「街流し」にはちょうど良い気候でした。

「八尾四季」の歌碑の前で記念撮影(杉風荘前庭)

「八尾四季」の歌碑の前で記念撮影(杉風荘前庭)

 杉風荘(旧・杉下楼)の前にある、〈富山県民謡越中八尾おわら保存会〉と〈小杉放菴研究舎〉とが共同で建立した「八尾四季」の歌碑の前で記念撮影。その後、富山県名物の鱒寿司の夕食をとり、鏡町支部に「花付け」を行なっていただきました。故・若林治美氏(前・下野新聞論説委員長)は写真で!

「花付け」が終わって記念撮影

「花付け」が終わって記念撮影

 「花付け」のあとは、鏡町の踊り場の特別席で輪踊りを鑑賞して、さらに明方まで「街流し」に付き合います。

鏡町の街流し(「日本の道 100選」の東新町にて)

鏡町の街流し(「日本の道 100選」の東新町にて)

 9月4日の帰路には、途中で長野県の上田市に立ち寄り、市内の大輪寺にある山本鼎の墓に詣でました。

山本鼎の墓に詣でる

山本鼎の墓に詣でる

山神社の例祭

主催事業
2010年10月8日(金)

 例年どおり、10月8日に「山神社」の例祭を執り行ないました。

小杉放菴による石祠「山神社」

小杉放菴による石祠「山神社」

「山神社」へのお供え

「山神社」へのお供え

第17回研修会(旅行)「放菴の足跡を訪ねて――韓国」

主催事業
2010年10月27日(水)〜30日(土)

韓国・慶州市郊外の佛國寺

韓国・慶州市郊外の佛國寺

 日光市民旅行に便乗して、日光市の観光友好都市である韓国の慶州市と、あわせて釜山市を訪問しました。

佛國寺の紫霞門

佛國寺の紫霞門

 慶州市では、普門湖の畔のホテルに宿泊。

慶州のリゾートホテルを周囲に集めた人工の普門湖

慶州のリゾートホテルを周囲に集めた人工の普門湖

慶州にのこる、新羅国王の庭園であった雁鴨池

慶州にのこる、新羅国王の庭園であった雁鴨池

新羅第27代の善徳女王が作らせた天文台とされる瞻星台

新羅第27代の善徳女王が作らせた天文台とされる瞻星台

行方市(玉造)での調査

主催事業
2011年1月26日(水)

 先日、水戸市の方から、「行方市の旅館で小杉放菴の画が出てきました」とのメールが入りました。

 行方市(玉造)は小杉未醒(放菴)が、1911(明治44)年の文展で最高賞を受賞した、《水郷》のスケッチをするために逗留したところですので、1月26日、胸を躍らせ玉造の稲荷屋旅館さんを訪ねましたが、結局、未醒の作品では有りませんでした。

行方市玉造の「稲荷屋旅館」

行方市玉造の「稲荷屋旅館」

 小杉放菴の未知の作品の新発見かと、新聞記者さんも控えてましたので、残念でした。

 しかし、前回の訪問時、大女将さんが「美大の学生さんたちがお泊りになってました」とお話しされてましたので、そのときに描かれたものではないかと思われます。サインも落款も無いので作者は分かりませんが、たいへん真面目な画でした。

霞ヶ浦(行方市玉造沖)

霞ヶ浦(行方市玉造沖)

 その後、霞ヶ浦の湖岸を南に下り、1923(大正12)年に刊行された小杉放菴(未醒)の著書『画人行旅』の中の「水國雑信」に出てくる江戸崎を訪ねました。


今後の主な活動予定

放菴忌

共催事業
2011年4月16日(土)

 今年も、小杉放菴の命日にあたる4月16日、所野の鳴沢左岸にある墓にお参りし、その後、同日から小杉放菴記念日光美術館で開催される〈生誕 130年記念 小杉放菴 所蔵作品展〉を鑑賞します。

 例年ならば、弥生祭の前夜祭で神橋に集合した、花家体を見学してから解散するのですが、本年は、東日本大震災の影響により、弥生祭が中止となったため、かわりに研修を実施いたします。

小杉放菴夫妻の墓

小杉放菴夫妻の墓

小杉放菴「八尾四季」作詞80周年記念
第3回 越中八尾"おわら踊"特別公演(東京=日本橋三越)

共催事業
未定

 第3回目となる「八尾四季」作詞80周年記念の越中八尾"おわら踊"特別公演を、時期は未定ですが、1929(昭和4)年に若柳吉三郎の振り付けによる新踊りが初めて披露された日本橋三越において、開催させていただく予定です。

おわら踊

おわら踊


 以上のほか、小杉放菴記念日光美術館における公演活動の後援・企画なども行ないますので、御協力のほど、よろしくお願い申し上げます。