「八尾四季」作詞80周年記念
歌碑竣功除幕式
小杉放菴が、「越中おわら“風の盆”」で必ず唄われる、代表的な歌詞のひとつ「八尾四季」(女子四季)を詠んでから80年目にあたることを記念し、〈富山県民謡おわら保存会〉と〈小杉放菴研究舎〉が富山市の八尾に建立することになった歌碑の竣功除幕式が、8月10日に執り行なわれました。
■日時 2008(平成20)年8月10日(日) 10時00分から
■場所 富山市八尾コミュニティーセンター分館「杉風荘」前庭
富山市八尾町鏡町998-4
■参列者 富山市議会議員 金厚有豊 氏
富山市八尾行政センター所長 杉江賢治 氏
八尾自治振興会会長 小谷治義 氏
富山県民謡おわら保存会会長 福島順二 氏
小杉放菴記念日光美術館館長 小野昌紀 氏
小杉放菴研究舎主宰 柳原一興ほか、計26名
当日は、地元の市議会議員の方をはじめ、富山市八尾行政センター所長の杉江賢治氏、八尾自治振興会会長の小谷治義氏、富山県民謡おわら保存会会長の福島順二氏、小杉放菴記念日光美術館館長の小野昌紀氏ら、小杉放菴研究舎の会員も含めて関係者26名が参列しました。
Document 810
富山県民謡おわら保存会会長の福島順二氏による挨拶から式が始まります。
次いで、富山県民謡おわら保存会会長の福島順二、富山市八尾行政センター所長の杉江賢治、小杉放菴記念日光美術館館長の小野昌紀の三氏による除幕です。
チューリップテレビや、地元のケーブルテレビも取材に来ています。
除幕のあとには、〈小杉放菴研究舎〉の柳原一興主宰により、「清祓の儀」が斎行されました。
「清祓の儀」が終わり、来賓の挨拶が始まります。最初に、小杉放菴記念日光美術館の小野昌紀館長が、斎藤文夫日光市長の挨拶を代読しました。
続いて、富山市会議員・金厚有豊氏の挨拶です。
供え物などが片付けられると、「越中おわら」の奉納が始まります。
まずは、男踊りからです。
入れ替わりに女踊りです。
「八尾四季」は、この女踊り(別名・四季踊り)に振り付けられました。
春♪ゆらぐ釣橋 手に手を取りて 渡る井田川 オワラ 春の風
夏♪富山あたりか あの燈火は 飛んでゆきたや オワラ 灯とり虫
秋♪八尾坂道 わかれて来れば 露か時雨か オワラ はらはらと
冬♪若しや来るかと 窓押しあけて 見れば立山 オワラ 雪ばかり
再び男の踊り手が登場し、豊年踊りが始まります。
豊年踊りは、古くから男女が一緒に踊る旧踊りです。
最後に、輪踊りに移行します。
「越中おわら」の奉納をもって、「八尾四季」作詞80周年記念歌碑の竣功除幕式は、無事に終了しました。