黒 部 ダ ム
昭和31年、深刻な電力不足解消のために「日本一大きく深い谷−黒部峡谷」にダムの建設が開始された。自然環境の保護を配慮しながら総工費513億円、延べ1000万人の手により7年の歳月をかけて昭和38年6月に完成した。
ダムの中心を示す表示
 型 式:アーチ式ドーム越流型ダム
 貯水量:2億立方
 高さ186mは国内1位を誇る。


 自然環境を守るために発電施設などは全て地下(150m)に造られた。

「大破砕帯」という言葉を耳にしたことがあるだろうか?
扇沢側からトンネル(現在の関電トンネル)の掘削が開始されたが、その約半年後に「大破砕帯」に遭遇した。この破砕帯を突破するのに7ヶ月もの月日を要した。
入口から2600mの地点で、毎秒660tの地下水と土砂が吹き出し工事を難航させた。

「破砕帯」・・・岩盤の中で岩が細かく砕け地下水を溜め込んだ軟弱な地層のこと。