ツ ア ー ・ レ ポ ー ト No2
 

中国・トン族の風雨橋

今回は一般のツアーなどではなかなか足を踏み入れるチャンスがない場所をご紹介しましょう。中国、華南地区の三江(サンジアン・san jiang)という広西チワン族自治区に属する県です。
実は、ここには大変珍しく、貴重な技術を持った少数民族「トン族」が住んでいます。その技術とは、釘を一本も使わずに建物を建てることで、三江にはトン族の建築技術の粋を極めたものが多く残されています。
その最も代表的な物がこれから紹介する、三江から北へ約20q、程陽にある風雨橋である。
1916年、10年の歳月をかけて完成した「程陽風雨橋」は、雨風を避け、人々の交流の場にもなる橋として今なお健在であった。


三江・トン族の風雨橋−sanjiang
程陽風雨橋
橋長76m、幅3.4m、高さ10.6m
たもとを流れるのが三江川。

独創的な建物であり、雨の多いこの地方で橋を
長持ちさせるために考え出された。

橋の中は常に村の人達が集まり、憩ったり、 商売を
したり、そして雨が降ると子供たちの
恰好の遊び場
となる。


Uronimのレポート(1998.12.22)
 このトン族の建築物はとても見る価値があります。ただ、遠いです! 本当に遠い。
これって中国の広さを実感させられる旅にもなったけど、東京から上海まで飛行機で2時間半、上海から桂林まで飛行機で2時間、更にそこから車で5時間(160q)もかかるんです。道も良いとは言えないし、山道が多く、お尻が痛くなったよ。まあ、それでも一見の価値ありかな。
それに川の畔には水車がコトコト、コトコトとのどかな音色を奏でていたからね。
お尻と体力に自身のある方は是非一度お試しください。


home


レポート6(99.12.16更新)
バンコク・スカイトレイン
 99.11.24更新
 
万里の長城