番外編:しまね海洋館「AQUAS」 |
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3階建ての立派な建物。展示物は500種1万点を越え、「海のカナリア」と言われるシロイルカが目玉。さて、どこで「ほっちゃんの声」が聴けるのだろうか?1階から順路が決まっているので、順番に調べていけば、そのうち見つかるだろうと思っていた。が、展示の横にあった説明モニターを見て愕然。魚の説明を淡々とナレーションしてるのだろう、と思っていたので、モニターから何も聴こえなかった瞬間、あーヤバイかも。アテが無くなった。と、順々に進んでいく。声が流れる物自体が何も無い。
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1階最後に「創造の海」というコーナーがあった。海の生物はどのように進化していったのか、と説明が入りそうなコーナーだ。で耳を傾けてみると、男性の声での説明。本当にヤバイと思う。
2階は順路では飛ばすので、一気に3階。3階に来ても同じように展示物の横にモニターがあるが、声は聴こえない。落ち込みつつ進むと、ここで一服と言った感じで、「冒険の海」というアトラクションが用意されていた。内容は、CGアニメと実写を交えた物語。もう、ここしかない。室内が暗くなり、いよいよモニターに映し出され、聴こえてきた声は…おー!正しく、堀江由衣。間違いない。このために来たんだ。安心した。あとはゆっくりと堪能するだけだ。 |
おはようございます。Dr.EIRUAS。どうです?この最新型潜水艦アポロニア号は。
なかなか凄そうね。それで、どんな機能があるの? 例えばワープ機能です。瞬時に時空を移動できます。それから機体の大きさを自由に変えられます。普通は入り込めないような狭い所にだって入っていけるのです。 おもしろそうね。早速海底探索に行きましょ。目的地は21世紀。島根の海よ。 了解 出発!21世紀に向けてワープ! (ワープ) ワープアウト完了。 |
レーダーが未確認生物を探知しました。
人魚?まさか…追って見ましょ。くっ…見失ってしまうわ
スピードをあげます。
あっ!
非常事態発生。何かが船体にぶつかったようです。
何かしら…何かいるのかしら。あっ…人魚に追いつけそうだったのに、今度はサメに追われるなんて!
(逃げ回る)
まだ追ってくるわ。
前方に沈没船発見。船体を小さくして逃げ込みます。
そうしましょう。
何とか逃げ切れたようね。(と、沈没船から出ようとする瞬間)キャー!
(サメの体内)
真っ暗で何も見えないわ。オマケにアポロニア号も前に進まなくなっちゃったみたい。
何かに挟まったようです。スケールを1/10000にして、抜け出してみましょう。予備電源オン!
あら?
プランクトンレベルまで小さくしてみました。
それじゃあ今、私たちわ、サメの中の、魚の中のプランクトンとご対面ってワケね。
そういうことです。
でも、これじゃあ身動きが取れないわね。ワープして抜け出しましょう。
それは難しいです。
どうして?
船体をミクロ化している状態では、計算に膨大な誤差が生じます。元の位置に戻れる可能性はほとんどありません。
そんなこと言ったって、ここから出ないといけないでしょう!
それでは、この場でスケールを戻しましょう。
そうするとどうなるの?
魚もサメも体が引きちぎられますが、ワープには問題ありません。
そんなのダメよ!それなら私はこのままでワープするわ!
ワープアウト完了。現在位置は不明です。
仕方ないわ。折角だから、世界の海を見て回りましょ。
(海底内での映像が流れる)
世界中には、まだまだ素晴らしい海が残されていたのね。それじゃあ、そろそろ帰りましょう。
了解。2552年、島根県近海にワープアウトしました。
どうやら無事に戻れたようね。そろそろ基地に帰りましょ。
了解。