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6月4日(日)
今日はいいお天気ですが、梅雨入りが近くなってきましたね。うっとおしい毎日になりますね。
2日と3日は凸版印刷の中にできましたトッパンホールのこけら落としの演奏会でした。
池辺晋一郎氏の祝典曲の披露、それに演奏会でした。
割と小さめのホールで収容数は400くらいだそうです。
秋からオープンします。
あさってから、とうとうマーラーチクルス最後の演奏会の練習がはじまります。
身体の方がやっとなんとか戻りかけてきましたので、なんとかのりきれそうです。
6月8日(木) このところ暑いですね。
今日も暑くなりそうですが、予報によると今日までのようですね。いよいよ梅雨入りでしょうか?
今日は2時からマーラーの9番の公開リハーサルです。1回通してから練習するとのことでした。
初日は1楽章から順番に練習して、ボーイングのことがあったので、最後に弦だけ残って練習しました。
昨日は2、1、3、4の順で練習しました。
やはり全曲中で一番難しい気がします。それだけいい曲なのかもしれません。
大好きなのですがちゃんと弾くのは本当に大変です。
先月から知らない曲のオンパレードでしたので大変だったのですが、これが終わるとやっと一息かと思ったら
まだ来週にシェヘラザードやショスタコビッチの5番が待っているのでした。
6月10日(土) いよいよ梅雨入りですってね
昨日とうとうマーラーチクルスが終わりました。
やはりチクルスの最後ということもあるし、難しい曲だし、多分オーケストラのメンバーもそのつもりで臨んだ演奏会だったと思います。
もちろん井上道義氏にはもっと思い入れがあったと思いますので、練習とは全然違う本番になりました。
公開リハーサルの時も一生懸命演奏したのですが、緊張感やテンポなど、
練習は手を抜いて演奏しているんじゃないかと思われた方がいらしたかもしれないと心配になる位、緊張感高まった演奏になりました。
キズもありましたが、勢いや流れがあっったし、お客様にあれだけ喜んでいただけたら演奏家としては本望です。
ホルンの吉永雅人氏、フルートの白尾彰氏を始めとする管楽器のソリスト達は本当に素晴らしかった。
思わず聞き惚れてしまいました。崔文洙氏も素晴らしかったし、素晴らしいと思った方達を書き出したら止まらなくなりそうです。
前にも書きましたが、自分のオケの人を褒めるというのはしないものかもしれないのですが、
こういう演奏会に一緒に舞台にのれるのは本当に嬉しいです。
演奏会のあとの打ち上げで、井上道義氏はオーケストラの事をすごく褒めて下さった上「これで終わってしまうのがとても淋しい」とおっしゃっておられました。
淋しいというのは同感ながら、マーラー全曲はしばらくは勘弁して欲しい、が正直なところですね。本当にきつかった!
マーラーチクルスが終わってほっとする間もなく、昨日はシュへラザードでした。
崔文洙氏のソロが素晴らしかったです。
あと、ビオラの木村恵子さんがバッハのコンチェルトを弾かれましたが、この忙しさの中 いつ どうやってさらったのか驚いてしまいます。
素敵な演奏でした。
そして今日は明日、明後日の音楽教室の練習と、日曜日のクラシックへの扉のショスタコビッチの5番の練習がありました。
飯守泰次郎氏は練習の時にいろいろなことをおっしゃっるのですが、それがとても面白いです。
「そこは、ロシアの軍隊の靴音のように、ガッガッっという音で」とか
「皆さん綺麗に弾き過ぎていらっしゃる。上手すぎます。もっときたない音でいいんです。バランスと音程が合っていれば..。」
褒められているようで、よ〜く聞くと 実は褒められてはいないんですよね。
もう1日練習がありますので、頑張りたいと思います。
6月16日(金) 今日は暑かったですね。
昨日、今日と大田区の中学校の音楽教室でした。
朝からとお昼からと2回ずつ本番があったのですが、朝いちで スターウォーズを弾くのは大変でした。
私達は一応 夜の仕事ですから、朝弱い人はたくさんいます。
目が覚めるか覚めないかの状態で演奏する曲としてはきついとはいえ、これで目が覚めますね。
でも、ソリストの井手詩朗氏は オケの中でスターウォーズを吹いた後、モーツァルトのホルンコンチェルトを演奏されました。
1日にコンチェルトを2回吹くのはそれだけで大変なのに、その他に「運命」や「ダッタン人の踊り」まで演奏していました。
超人的ですね。コンチェルトの演奏も4回とも素晴らしかったです。
明日はクラシックへの扉の練習です。
ソリストの戸田弥生さんは大好きなバイオリニストなので楽しみです。
昨日はクラシックへの扉の演奏会でした。
戸田弥生さんは素晴らしいバイオリニストだと思います。
練習と本番の演奏が全然違うのですが、その違い方の素晴らしさがなんとも言えません。
伴奏するのが楽しいバイオリニストです。
ショスタコヴィッチは久し振りでした。かっこいい曲ですよね。
静かな第3楽章はバイオリンが3つに分かれています。始めは3rd.バイオリンから始まります。
バイオリンは1つの譜面を2人で見ていますが、これを1プルトという単位で数えます。
今日は1st.バイオリンが8プルト、2nd.バイオリンが7プルトの編成でしたので
3rd.バイオリンは、本来の1st.バイオリンから3プルトと本来の2nd.バイオリンから2プルトの5プルトで構成されました。
わかりにくいかもしれませんが、青字が1st.バイオリン、赤字が2nd.バイオリンです。
今回は1st.バイオリンの6.7.8プルトと2nd.バイオリンの6.7プルトが3rd.バイオリンでした。
6月22日(木) 梅雨はどうしたんでしょ?
昨日は24日に長岡(新潟県)である、音楽宅急便の練習でした。
この音楽宅急便はクロネコヤマトの宅急便が、普段あまりオーケストラの演奏会がないところで
あまりクラシックを聴いた事がない方達や子供達に聴いてもらおうと企画している演奏会です。
ですから、普通の演奏会とは形態が違っていて、曲に語りをつけたり説明があったりします。
昨日のプログラムでは宮川彬氏が作曲した「オーケストラものしり辞典」という曲が面白かったです。
楽器解説を一曲にまとめたものなのですが、その楽器のはじまり等のお話付きで楽しいですよ!
例えば「椰子の実からジュースを一滴残らず飲んでしまいました。カラになった実をたたいてみたら?!いい音がしますねえ。これが打楽器のはじまり!」とか
「弓のつるをはじくといい音がしたのでつるをたくさん張ったのがハープ。」とか、説明に音をつけてあるので子供達にもよくわかってもらえそうです。
6月23日(金)時々また梅雨らしくなりました
今日はオーケストラのお仕事ではありませんが、カルテットのお仕事をしました。
柏健診センターのセミナーのあとの演奏会で弾いてほしいと個人的に頼まれていました。
クラシックの曲もありましたが、映画音楽や演歌、日本歌曲、民謡と様々なジャンルの演奏が続いたのでお客様も驚かれたかもしれませんが、
とても喜んで下さったので、私達も嬉しかったです。
時々パーティで弾いたりミニコンサートを頼まれてカルテットで演奏することがありますが、
室内楽はオーケストラとはまた違った良さがあって、とても楽しいです。
バイオリンに山本のりこさんと私、ビオラは吉鶴洋一氏、チェロは弘田徹氏でした。
24日には長岡に行って来ました。満員のお客様でした。
島田祐子さんが歌と司会をなさったのですが、プロの仕事を見せてもらった、と思いました。
素晴らしかったです。
島田さんの歌われた童謡のメドレーは間に語りが入っていて、なかなか泣かせられました。
第二次世界大戦最後の頃に上野動物園の動物達を死なせなければならなくなった時の3匹の象の話(ぞうさん)や
御主人が戦争に行ってしまわれて残された奥様とお嬢さんで書かれた詩に曲がついたお話(里の秋)等でした。
話としては知っていましたが、語りが上手だとグっときますね。