オーケストラのお仕事 2001年1月

 1月3日(水) 

皆様、明けましておめでとうございます

昨年もこのページにたくさんの方においでいただきました。

ありがとうございました。

今年もよろしくお願い致します。

さて今日はニューイヤーコンサートでした。

女性陣がカラードレスでしたので舞台が明るくて綺麗で楽しかったですね。

オークションで新日フィルを振ったのは戸塚さんという方で曲はマイスタージンガーでした。

ちゃんと曲をご存知で素晴らしかったです。

明日は5日のパルテノン多摩の名曲サロンと6日のクラシックへの扉の演奏会の練習です。

 

 1月7日(日) 

昨日はクラシックへの扉の演奏会でした。

モーツァルトのフルートとハープの協奏曲は早川さんも白尾氏も素晴らしかったです。

後半は飯守泰次郎氏がのりに乗っていて、びっくりしたり笑ってしまうことが多々ありました。

指揮をしながら指揮台の上でまわったり、足を挙げてみたり、

「雷鳴と稲妻」では指揮台の陰に隠してあった傘を出してきて傘をさしながら指揮をしたり...。

楽しい演奏会でした。

今日は成人の日の演奏会の練習です。8日が演奏会です。野村萬斎さんが楽しみですね。

9日から新日フィルはめちゃくちゃ忙しくなります。

その上 あまりよく知らない曲が目白押しで、家でも練習しなければいけない曲がたくさんあるので大忙し!

 1月16日(火) 

9日、10日と鎌倉のバッハの演奏会の練習とファーストポップスの練習があって

11日にはファーストポップスの練習、12日が演奏会。

舞台の上一面にスクリーンが張られて映像と共に演奏されました。

映画の長さに合わせて演奏しなければならないので竹本泰蔵氏はテンポの設定が大変だったと思います。

それにしてもショスタコービッチは映画ができてからの作曲家だったんだ、と

妙なところでショスタコービッチの生きていた時代が近かった事を実感しました。

13日はバッハの練習で14日は鎌倉で演奏会。別働隊は柏で演奏会でした。

そして昨日から定期の練習が始まりました。夜はオーチャードで柏とほぼ同じ演奏会。

今日は定期演奏会の練習2日目でした。

コルンゴールドは難しいとわかっていたので覚悟をしていたのですが、思いの他バーバーのピアノコンチェルトがすご〜く難しかったのです。

昨日はオーケストラだけで練習しました。

今日はコルンゴールドの練習のあと、ソリストのテッド・ジ ョセルソン氏がいらして合わせをしました。

曲が彼のものになっていて楽しかったですが、本当に楽しめるようになるまでにはもう少し時間がかかりそうです。

 1月20日(土) 

やっとコルンゴールドの定期演奏会が終わりました。バーバーのピアノコンチェルト共々なんて難しかったのでしょう!

それにしてもテッド・ジ ョセルソン氏は素晴らしかったですね!

本番はすごく楽しかったです。

ここで話してしまっていいのかどうかわかりませんが...。 信頼のおける評論家の方が聴きにいらしていて

終演後にわざわざ楽屋口まで来て下さって「アシュケナージとベルリンのオーケストラで聴いた時よりもよかった」とお褒めのお言葉をいただきました。

苦労が報われて疲れが飛んだ気がしました。嬉しかった!

今日は町田、明日は野木町でニューイヤーポップ スの演奏会です。

明後日からオーチャード定期の練習が始まります。プロコフィエフは大好きな作曲家なので楽しみです。

 1月27日(土) すごい雪ですね

あっという間に一週間経っていました。

今月は難しい曲が多くて苦労しましたが、やっときついところを乗り越えました。

今日は葛飾でベートーベンの皇帝と運命の演奏会。明日は川口でドボコンと展覧会の演奏会。

明後日は北区の中学校の音楽教室が午前と午後に一回ずつあります。

その後久しぶりに卓球部です。

25日のオーチャードシリーズではソリストの堀込さんが素晴らしかったです。

曲が完全に自分のものになっていて小気味のいい演奏でした。

伴奏が思ったより難しくて最初の練習ではバイオリンの動きに付いて行くのに必死でしたが

練習を重ねたら彼女が何をやりたいのかがわかってきて楽しめました。

プロコフィエフはやっぱり好きな作曲家でした。いいメロディだし、和音進行がなんともいえません。

4月のロメオとジュリエットが楽しみです。いろいろ趣向もあるようなのでお客様にも楽しんでもらえると思います。

でも3時間以上かかるらしいので今から体力を貯えないと...。

 1月30日(火) 今日は少し暖かでしたか?

今日は‘葉っぱのフレディ’というお話の録音でした。作曲は渡辺俊幸氏。

絵本をご覧になった方はご存知と思いますが、春生まれたばかりの葉っぱのフレディがいろいろ教わって

夏の間は人の為につくしたり(葉っぱで木陰をつくる)自分でも雨のシャワーとか日ざしを楽しんで、

秋になり寒くなって紅葉し、最後は冬になって木から落ちて雪に埋もれて土に帰るまでの葉っぱの一生です。

陽の浴び方や風の当たり方などで一枚として同じ紅葉をした葉っぱが無いこととか

「木から落ちるっていうのは死ぬことだよね。死ぬのがこわい」というフレディに

「命の流れの中から見ると、死ぬっていうことも生まれて育つことや紅葉する変化と同じこと。死ぬのも一つの変化なんだよ。」

と先輩の葉っぱが教えてくれます。人間の一生を葉っぱにたとえているお話でした。

フレディをバイオリンのソロ、先輩の葉っぱをチェロのソロで表わしていました。

まずアニメの映画になってビデオにもなるそうです。いつかテレビで放映もされると思いますのでご覧になってください。

明日から都民芸術フェスティバルの練習が始まります。久しぶりの悲愴です。

 

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