オーケストラのお仕事 2001年2月

 2月6日(火) 

2月2日の悲愴は久しぶりの東京芸術劇場でした。

ラフマニノフのピアノコンチェルトの3番もチャイコフスキーの悲愴も名曲ですね。堪能しました。

若林顕さんは本当にミスのない方ですね。あれだけたくさんの音符をミスタッチせずに弾けるってすごいです。

どんなに練習をしていらっしゃるかと思うと頭が下がります。

そして昨日はオーチャードシリーズでゲアハルト・ボッセ氏でモーツァルトの39.40.41番でした。

シンフォニー3曲はさすがにきつかったですが、ボッセ氏で弾くと自然で暖かな音楽を教えていただけるので心地よい疲れです。

楽しい一夜でした。お客様はいかがでしたでしょうか。

オーケストラのメンバーは充実感で一杯でした。

今日は墨田区の中学校の音楽教室があります。

明日から9日のクラシックへの扉のブラームスの練習です。

 2月12日(月) まだまだ寒いですね

奥田前墨田区長がお亡くなりになりました。本当に残念です。

私達にとっては何にも変え難い、すみだトリフォニーホールを作るのに御尽力下さった方ですので

まだお若かったし残念に思います。

ブラームスの演奏会では追悼のために心を込めて演奏させていただきました。

私達の気持ちが奥山前墨田区長に届いてくれればと思います。

ブラームスのバイオリンコンチェルトは服部譲二氏がソリストでした。

調弦をしただけですごい楽器だとわかる音でした。

演奏もパッションがあり若々しかったです。

交響曲の方もゲアハルト・ボッセ氏の熱のある指揮ぶりで溌溂とした演奏になったかな、と思いました。

今日はサントリーホールで「音楽はあなたに届いていますか」という演奏会です。

 2月18日(日) 少し春の匂いが...

今日は22日のバッハの演奏会の練習と20日にある武満徹氏の作品の演奏会の練習でした。

バッハはやはり偉大な作曲家ですね。いい曲ばかりです。

武満徹氏の曲は映画音楽も2曲入っていました。

波の盆と黒い雨です。映画が浮かんで来ます....。

ウォータードリーミングのフルートソロはエミリー・バイノンさんです。

コンセルトヘボウのフルーティストですが、美人できさくでスタイルも良い上にフルートは太い音も繊細な音も吹き別けられるテクニシャンで

T天は二物を与えずUって嘘だ〜!っと叫びたくなるような方でした。魅力的な人です。

指揮の尾高氏は「うちのオーケストラにいたんだけどコンセルトヘボウに移っちゃったんだよ。

オケの中でもうまかったけどソロをあんな風に吹くとは知らなかった。」と感心していらっしゃいました。

尾高氏は新日フィルとは15年ぶりだそうです。

 2月27日(火)

情けない事に武満徹さんの演奏会の日にいきなり39度以上の発熱をしまして起きられず残念ながらお休みをいただいてしまいました。

扁桃腺炎だったのですがやっと昨日くらいから普通の状態になりました。

夕べは朝比奈氏のブラームスチクルスの3回目でした。

満員のお客様で演奏後にはものすごく喜んでいただきました。

朝比奈氏はますますお元気なご様子で素晴らしいと思いました。

ピアノの園田氏もますます円熟された演奏で感動しました。

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