オーケストラのお仕事 2001年3月

 3月4日(日) 

昨日は大田区の名曲サロンでした。

2月28日のチェンバーの時から調子を崩されていた森麻季さんが倒れられたので

急遽 菅英三子さんが来て下さることになりました。

素晴らしかったです!

突然のことなのに曲目も1曲しか変わらず、美しい声で魅了されました。

田口さんも大島さんもヴェテランの歌唱力を聴かせてくれました。

明後日からはトリフォニーシリーズの練習が始まります。

ニールセンが非常に難しくて「ニールセン大変だね」が最近の挨拶です。

さてさらわなくちゃ。

3月14日(水)

なんと昨日は雪が降りましたね。

少し間が開いてしまいましたが、実は新しいimacが家にきてデータを入れ替えるのに仕事の合間ではなかなか時間が取れなくてすっかり遅くなってしまいました。

あとは明後日にADSLが通じたら新しい方がメインになりますが、うまくつながるかどうかが心配です。

ニールセンの本番の前の日に届きました。

ですからしばらくはできなくて横目で見ながら仕事に出かけておりました。

でもシステムがバージョンアップしたら使えなくなってしまったソフトが出てきてしまいました。

どうしたらいいか今悩んでいます。

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ニールセンは大変でしたけれど、バシュメット氏も素晴らしかったし、崔文洙氏も素晴らしかったので楽しい演奏会でした。

10日は別宮さんのオペラの練習と5000人の第九の練習でした。

毎年のことなので私達は徐々に国技館がめずらしくはなくなってきているのですが、九響の方が練習の合間に覗きにいらした、というのを聞いて初心に戻りました。

トイレの大きさや(大き〜いんですよ) 花道の奥の部屋(ここが控え室になっています)など、初めての時にはキョロキョロしてあちこち見て回ったものです。

今年の指揮は外山雄三氏でした。

ずいぶんひさしぶりにお会いしました。

小学校と中学校でいっしょだった仲の良かった人が、その時には知らなかったのですが、実は外山さんの甥っこさんだったのです。

久しぶりにどうしているか近況を教えていただきました。

今日が別宮さんのオペラ「有馬の皇子」(ありまのみこ)の本番で、明日練習して明後日は題名のない音楽会の録画があります。

3月20日(火)

すっかり暖かくなって参りましたね。

夕べは朝比奈先生のブラームスチクルスの最後、ドッペルコンチェルトと交響曲第4番でした。

先月も思いましたが、朝比奈先生はとてもお元気でエネルギッシュな練習をなさいました。

本番も集中力のあるいい演奏会になったのではないかと思いました。

ソリストの豊嶋泰嗣氏、毛利伯郎氏は熱い演奏を聴かせてくれましたし本当に楽しみました。

あのお年であのエネルギーと耳と運動神経を持ち続けられるなんてなんてすごいことでしょう。

少しでもあやかりたいと思いました。

明日からはマタイ受難曲の練習が始まります。

3月27日(火)

3日間練習をしてすみだトリフォニーホールと鎌倉芸術館でマタイ受難曲の演奏会がありました。

ゲアハルト・ボッセ氏はこの曲に対して思い入れがお有りになったようで、すごく楽しそうに練習をなさるのが印象的でした。

全曲で3時間半もかかる大曲なのに疲れも見せずに振られるので、こちらも引きずり込まれました。

昨日からは29.30.31日の演奏会の練習が始まりました。

指揮のアルミンク氏は2年ぶりです。

「はい」「どうも」「ありがとうございました」等の言葉と数字を日本語で話されます。

母国語はドイツ語のようですが英語も流暢です。

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10日前からベトナムの国営のオーケストラに在籍しているクィンさんが文化庁の研修で演奏に参加されています。

29日までしか日本にいられないので鎌倉の演奏会の本番前に控え室で皆と記念撮影をしました。

前列のまん中がクィンさんです。すごくしっかりしていて頭が良くって英語もペラペラだし

明るくってとってもいい子です。日本食が大好きなんだそうです。

今度は1年くらい日本に来たいって言ってました。(日本食が食べたいから!) 

 

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