モテ×2 化学

モテモテになるための化学の知識を
ここで付けてもらいます。


<日本科学未来館(後編)最新って感じだねの巻>
ついに日本科学未来館に行ってきたよん。ここは階ごとにテーマが別れていて、それぞれの場所にここ最近の新しく研究されているものが紹介されているんだ。で、ここでちょっとうれしかったのが、青色発光ダイオードがあった事かな?この事については「のんびり本・・・」でも書いてあるけど、中村氏の開発したものが目の前にあると考えるとすごくうれしくなるんだよなぁ。同じ開発者として、尊敬する成功者としての製品がここにあるんだからね。写真には地球儀が写っているけど、これは直径5メートルぐらいで、展示場の中に吊り下げられているんだ。確かではないんだけど、ここに貼り付けてある画面1枚1枚は発光ダイオードの画面だと思うの。だからものすごくきれいだし、とくに夜ゆりかもめから見える未来館のこの地球儀はきれいなんだよなぁ。宙に浮いているように見えるしね。
話は変わって、各場所ごとに詳しく説明してくれるお兄さんやお姉さんがいるというのが、良いことだよね。僕は色々質問しちゃったよ。あと、もう一つ!宇多田ヒカルのプロモに出てくるロボット「PINO」もいるから見てみるのもいいね。プロモのビデオも見れるしね。二人で色々体験できるから一緒に行くといいんでないかい ?<01.10.07>


<日本科学未来館(前編)まだ出来ていないんだけどねの巻>
2001年7月10日、東京のお台場に日本科学未来館がオープンする。よく、科学館と聞くと子供が行く所のような感じがするよね。ま、間違っていないんだけど、意外とこういう建物は大人でも楽しめるんだ。ただ単に見るだけではなくて、体験できるし原理も書いてあるからいい勉強になったりするのだ。でも、科学館というだけでは別に行きたいとは思わないんだけど、今回の建物の館長は宇宙飛行士の毛利衛(もうりまもる)というところが気になる。最近、毛利さんの記事を見たんだけど宇宙飛行士の受験に関して、他の受験者はそうそうたる企業のメンバーだったらしいんだ。「いやぁ、会議はみんな英語なんだよ」とか平気で言うのもいたりしてね。でも、そんな人達は医学検査でみな落ちてしまったんだ。すごく大変だったのかと思いきや、毛利さんは「たまたま不可が無かったということだけだと思いますけどね(笑)。」という答え。つまり宇宙飛行士はすごく優れている人ではなくて、網目のような検査に引っ掛からず、失敗のしない人という事なんだ。実際に他の国の宇宙飛行士に会ったらみんな似てたということ。なんかこの記事を読んだとき、特別優れている人だけが選ばれるんじゃないんだ、って思ってうれしかったなぁ。ちょっと宇宙が近づいた感じがしてね。もちろん、毛利さんも北大助教授だったからすごいんだけどね。そんな、ちょっとしたエピソードで女の子を日本科学館に誘っても良いんじゃない?<01.07.07>

<ヒトゲノムにおまかせ!>
最近 よく耳にするヒトゲノム。そこで、ヒトゲノムとはなんぞや?ってことなんだけど、ゲノムは生物がもつ細胞の中の染色体のことで”生命体のもつ遺伝子セットの全体”を示してるんだ。各生物はそれぞれゲノムを持っていて、人間のものだからヒトゲノムって言うの。人間のゲノムは塩基数にして約30億個あるといわれていて、これら全部を解読しようというのが「ヒトゲノム計画」なんだ。このヒトゲノムが完全に解読されれば、現在治療困難な病気が治せる可能性があるから、世界が大きく注目してるというわけ!今年の6月26日(日本の新聞では6月27日付)に、クリントン大統領がテレビに出てて、ヒトゲノムのドラフトシークエンス完了の宣言が発表されてたけど、これはまだ完全に解析されたという意味ではないんだ。これは塩基の配列が分かったということで、実際に大事なのは配列データの意味付けの作業ともいえるアノテーションのプロセスなんだ。でもこの見通しはまだ立ってないの。日本はアメリカと比べても情報生物学の研究者が少ないので、この辺を強化していかなくてはいけないね。
さて、モテモテになるには「ヒトゲノムのゲノムはドイツ語風の発音で、これはこの概念が誕生した1930年代にドイツが世界の生物学をリードしてたなごりなんだよ」とか、あまり意味無いことにみんな意外と感心するかもね。
<00.8.17>


<オウムもびっくり世界最強の毒!>
最強の毒とは書いてみたものの専門家にとっても「どれが一番最強の毒か?」断定するのは難しいいらしい。なぜなら、毒性は非常に色々な要素によって決められるものだからね。で、一番強い毒はと言うと1位はボツリヌス菌毒素D、2位はボツリヌス菌毒素A、3位は破傷風菌毒素、とんで5位がダイオキシン、12位が青酸カリという順番になるんだ。最強の毒は細菌毒で、人工的に作り出したものではダイオキシンなんだね。
ダイオキシンは自然には無い物であってこんな危険なものは作り出すべきではないね。ダイオキシンは有機物、例えばゴミを低温(300〜「600℃)で焼却した時に発生するんだ。つまり、学校の焼却炉などが最適温度なの。高温で焼けば、ダイオキシン自身が分解されるので排煙には混ざらないんだ。だから、みんなもゴミの焼却などには十分に注意しよう!なーんて呼びかけたら、モテモテかな?
<00.2.6>


<くっついたら絶対に離れない強力な接着剤!>
接着剤というと、日曜大工を思い浮かべると思うけど、現在ではジェット機もアポロもスペースシャトルも従来のリベットに代わり接着剤で組み立てられているんだ(リベットも使われているけどね)。構造用の接着剤には主としてポリマー・アロイ型とオポリイミドに大別されるけどそのポリマー・アロイ型の中に液状ニトリルゴム/エポキシのものがあるんだ。これが現在、航空宇宙用に使われているんだ。
「僕らが乗ってる飛行機は接着剤でくっついているんだよ。飛行機の接着剤もすごいけど、僕らの愛の方が強い接着剤だよね。」なーんて言うのとメロメロ?
<00.2.6>
<ダイヤモンドは燃える?>
よく(初めて聞く人もいるかもしれないが)、ダイヤモンドは炭素で出来ているため、燃えるといわれているが、実際に試そうとする人はいないだろう。だってもったいないもんね。
しか〜し、最近ダイヤモンドを燃やす試験を行った人がいる。その実験結果ではダイヤモンドは普通に火をつけただけでは燃えず(あぁ、よかったと思っている人もいるだろう)、800℃に加熱しながら酸素を吹き付けないときれいに燃えないという事である。
これがなんで、モテモテなの?って思っている人もいるかもしれないが、例えば、彼女と指輪を見ながら「ダイヤは800℃で酸素を吹き付けないと燃えないんだよ。僕らの愛はもっと熱いけどね。」なーんて言ったら、「彼は知識もあってかっこいい〜!」というふうになるかもしれないので試してみてね。 <99.11.29>


<世界一きれいな水はおいしい?>
「きれいな水」と聞くと富士山麓にこんこんと湧き出す水のようによごれのない透明感がまず、思い浮かぶと思う。でも、これは外見上無色透明だけど、この中には少なからず、ゴミ(微粒子)を含んでいるし、ミネラル成分などの電解質や炭酸ガス、有機物、微生物など多くの物質が含まれている。つまり、メチャクチャゴミを含んでいるってわけ。
じゃあ、どういう水が本当の意味できれいな水かというと、半導体製造用(要するに精密な機械部品を作るとこ)に使われる「超純水」といわれる水が世界で一番きれいな水なのだ。超純水といっても明確な定義はなく、一般的には抵抗値が10MΩ・cm以上の純水を示しているといわれている。(左の図はろ過装置)
だから、よく山に行って、湧き水を飲むと「やっぱり、きれいな水はおいしぃ〜。」とかいうけど、あれは間違いで、「有機物や微生物を含んだ水はおいしぃ〜。」っていうのが正解だね。
ちなみに超純水を飲むとお腹を壊したりするので、実際にはきれいな水がおいしいというわけではないんだ。
では、これでどうやってモテるかと言うと「きれいな水はおいしくなく、僕みたいに不純物を含んでるくらいが一番いいんだよ」ってね。 <99.12.04>


<縄文土器?どうやって測ってるの?>
年齢を知らない他人を見て「いい歳して・・・」とか「若いねぇ〜」なんて言うけれど、これは顔や体を見ておよその年齢を判断している。だから、土器も古そうだから「これは縄文土器だよ。」とか、「弥生式だよ」とか言ってると思っている人がいるかもしれない。
しかし、実際には年代測定法で測定をしているのだ。「何それ?ドラエモンの道具?」って思うかもしれないがこれは、タンデム加速器という測定器で土器などに含まれるC(炭素)の濃度を測定してその炭素の崩壊速度から年代を割り出しているのである。
さーて、ここからが問題である。なぜモテるかって?「僕も知らないよ。」って言いたいとこだが、ちゃんと考えてるって、「君の若さは年代測定法では測定できないほど若いよ」ってね。
<99.12.05>


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