第38回オール田川卓球選手権大会
田川地区のチャンピオンを目指して 
'12.2.05

金丸武夫

今年度も残すところ1ヶ月余りになりました。鶴岡卓球協会でも昨年4月以来、小学生から一般、そしてラージボールまで平成23年度の大会を数多く実施してきました。1つ又1つと大会を経て、いよいよ最後に近づいてきました。硬式の部のシングルスの1年の最後を飾るのが、「オール田川卓球選手権大会」です。

この「オール田川卓球選手権大会」は、その年度の男女のチャンピオンを決める大会です。この大会も38回を迎え、歴史のある大会になってきました。今年度のこの大会は2月5日(日)に開催されました。会場は鶴岡市小真木原総合体育館アリーナです。田川地区の小学生、中学生、高校生から社会人、壮年まで、各層の選手が一同に会し、熱い戦いを繰り広げました。

毎年、立春を迎えてはいますが、身を切るような寒さに襲われます。その例に漏れず今年も、2週間続いた寒波と大雪は一段落しましたが、厳しい寒さの中での大会になりました。しかし、選手のファイト溢れるプレーで、会場内は熱気に包まれました。

田川版「全日本卓球選手権大会」

「田川」地区は、鶴岡市、庄内町、三川町から成っています。鶴岡卓球協会はこの1市2町全体を統括しています。この田川地区で各種目のチャンピオンを決める大会があります。

先ず、男女の団体のチャンピオンを決める大会が、「会長杯争奪卓球大会」です。毎年、12月第1週の日曜日に実施しています。男女シングルスのチャンピオンを決める大会が、今回このコラムで紹介している「オール田川卓球選手権大会」です。毎年、2月第1週の日曜日に実施しています。

 また、男女ダブルスのチャンピオンを決める大会が、「オール田川ダブルス選手権大会」です。毎年、2月第2週の日曜日に実施しています。この大会では硬式の部の他に、ラージボールの部を別に設けて、ラージボールの男女ダブルスのチャンピオンも決めています。

 私は、この3つの大会を庄内版「全日本選手権大会」と呼んでいます。ラージボールのダブルス大会を除いては、小学生から大人まで参加することができます。田川の卓球界では最大のイベントであり、庄内版「全日本選手権大会」に相応しい大会だと思います。

(これらの大会の内容については、平成22年のコラム オール田川卓球選手権PART1〜4で詳しく紹介してありますので、参照して下さい)

サプライズを期待して

今年度の全日本選手権の女子シングルスで、福原 愛選手が初優勝しました。十数回目の挑戦で、念願の皇后杯を手中に収めました。久しぶりに、本当に久しぶりに「愛ちゃん」の満面に溢れる笑顔を見ました。

 男子シングルスでは大方の予想を裏切って、高校3年生の吉村選手が優勝しました。決勝戦が始まるまでは、会場の観戦者も、そしてテレビの前の観戦者も前チャンピオン水谷選手の圧勝を予想したのではないでしょうか。私もその1人でした。吉村選手の優勝は、吉村選手には申し訳ないですが正にサプライズでした。

 今回の田川選手権大会でも全日本選手権のように、サプライズが起きることを期待しました。若い選手が台頭し、ベテラン勢を圧倒するような大会になって欲しいと願っていました。この願いは今年だけのものではなく、ずっと以前からの願いです。

と言うのも、高校卒、大学卒の新加入の選手が極端に少なく、社会人の参加者の顔ぶれは殆ど変りません。その社会人も間違いなく年を取っていきますから、社会人の顔ぶれの硬直化が進んでいます。地方の小都市の宿命か、産業構造からくる問題か、鶴岡の卓球界でも人口減少の課題と悲哀を直接的に受けてしまっています。

今回の大会でも高校生や若手も奮闘したものの、社会人の中堅陣の壁を越えることは出来ませんでした。一年でも早く、高校生や若手が上位を独占する日の来ることを願わずにはいられません。(大会結果については、鶴岡卓球協会のホームページにアップされていますので、参照して下さい)

また、毎年、この大会と全国高校選抜卓球大会の東北予選大会の期日が重なっています。このため、鶴岡東高校の選手は田川選手権大会には出場していません。もし、鶴岡東高校の選手が出場すれば、男女とも上位を独占することは間違いありません。そうなれば若い力の台頭となる訳ですが、鶴岡東高校の主力選手は鶴岡以外の出身者で占められています。地元出身の高校生が主役になるよう奮起を期待したいものです。

出場者減少の切実な課題

今年度の大会のエントリー数は、男子118名、女子64名でした。残念ながら、中学生を中心にインフルエンザの罹患により、男女で約20名ほどの選手が棄権しました。このため、参加者の実人数はエントリー数より減っています。

ちなみに、これまでの参加人数の推移を調べてみました。下記の表の通りです。

  男子S 女子S
平成19年度
168
55
20年度
156
56
21年度
140
56
22年度
127
61
23年度
118
64

この表から、女子は凡そ横ばい状態で、男子は明らかな減少傾向にあることが一目瞭然です。

 男女とも小学生は参加者が8名と決まっています。12月に開催される「平田杯争奪卓球大会」のベスト8が出場権を得ます。

中学生は32名となっています。1月に開催される中学予選大会のベスト32名が出場権を得ます。出場者全体の内、小学生、中学生が40名を占めることになります。

 女子はこの40人に高校生15〜20人を加えた数が全体の出場者になっています。と言うことは、例年、社会人の出場者が皆無ということでした。今年は、幸い社会人4名の選手が参加してくれましたので、その分だけ全体の人数が増えました。

 男子は、例年、高校生の出場者が60〜70人前後になっています。残りが社会人ということですから、男子の参加人数の減少はこの社会人の減少に他なりません。前述のように、社会人の新人が極端に少なく、一般(社会人)の卓球愛好者は高齢化しています。年々、硬式の大会から足を洗う人もいます。また、40歳代で早くもラージボール一本に切り換える人も結構います。このような理由から、男子の出場者が減少の一途を辿っています。

更に盛大な大会を目指して

このオール田川選手権は田川のチャンピオンを決める大会です。と同時に、小学生、中学生、高校生、社会人そして壮年と、各層の選手が一堂に集う田川卓球界の一大イベントでもあります。少しずつ、しかし確実に出場選手が減っていく状況は寂しい限りです。選手数が増えていくように方策を講じていく必要があります。

 今年度の大会から3〜4人による予選リーグを行い、各ブロックの1位、2位が決勝トーナメントに進むやり方を取り入れました。競技部の本間賢二部長の英断によるもので、参加選手からは大変好評でした。参加人数を増やしていく大きな手立てになりました。是非、来年度以降の参加者増にも繋げていかなければならないと思います。

 更に、社会人からの参加者を増やすために、ナイター卓球大会に出場しているクラブ、チームへ、特に参加を要請することも重要だと思います。

 一方、大会そのものを見直していくことも必要になっています。例えば、T部、U部、V部の3部制にし、小学生から社会人まで部を選んで、自由参加にすることも考えられます。

T部:上級者のクラス、トップを目指す選手

U部:中級者のクラス

V部:初心者、初級者のクラス

小学生、中学生も予選大会無しで、自由に参加できるようにします。技量によりクラスを分けることによって、中級クラスの社会人の皆さんも出場し易くなるかも知れません。

また、他地区から自由に参加できるオープン大会にすることも一考する必要があります。鶴岡からも他地区協会主催大会に数多く参加させてもらっています。お互い様で、切磋琢磨するチャンスとして捉えることも大事だと思います。

折角の大会ですから、少しずつ参加者が増えるよう関係者の叡智を集め、時間をかけて検討していきたいと思います。皆さんからも良いアイディア、意見を是非お寄せいただきたいと思います。



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