森林療法のエビデンス
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エビデンス〔Evidence〕とは、英語で「根拠」を意味し、
医療の現場では、臨床結果などの「科学的根拠」を
示す言葉として使われている。
ここでは、森林療法〔森林セラピー〕におけるエビデンスを紹介する。
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森林セラピー〔森林療法〕
森林浴時には、唾液中コルチゾール(代表的なストレスホルモン)濃度の低下ならび、前頭前野の活動の沈静化を生じ、生体が生理的にリラックスしていることが明らかになった。
森林浴時には、リラックスしたときに高まる副交感神経活動が昂進し、ストレス時に高まる交感神経活動が抑制される。
森林浴で収縮期・拡張期血圧と脈拍数が低下する。
森林浴で心理的に「緊張」「疲労」の気分が緩和され「活気」が増す。(POMSによる心理的変化)
樹木が発散する化学成分であるフィトンチッド(ロシア語の造語で、フィトンは「植物」、チッドは「殺す」の意。細菌や虫などの微生物から防御する目的で、植物の葉や幹から発せられる揮発性物質の総称。微量な為、ヒトには有効成分として働くことが多いとされる)は、針葉樹林ではαピネンが、広葉樹林ではイソプレンが多く検出される。
*αピネンのもとでは、緊張時に生じる精神性発刊が減少し、逆に、指先の血流量が増加し、脈拍数が減少して安定するなど、副交感神経の働きが活性化し、安らいだ気分をもたらす。
*αピネンの1ppm以下の雰囲気で睡眠をとると、コントロールと比して疲労度数(フリッカー値)が高く、疲労の軽減が示されたデータとなっている。
(独)森林総合研究所 生理活性チーム
森林浴がヒトのNK細胞数を増加させ、免疫能(NK活性)を増強する。
1. 森林浴がヒトNK活性を上昇させた(1日目43%、2日目56%)。
2. NK活性の上昇において森林浴の持続効果が認められた(1週間後45%、1ヶ月後23%)。
森林浴がヒトリンパ細胞内の抗がんタンパク質を増加させた。
3日間の森林浴により、NK細胞が放出する3種類の抗がんタンパク質、パーフォリン(Perforin)・グランザイム(Granzyme A,B等)・グラニューライシン(Granulysin)(通称“抗がん三兄弟”)がいずれも増加することを世界に先駆けて明らかにした。NK細胞の機能が高まれば、生体の抗がん能力も高まると考えられている。
森林浴が働く女性の免疫機能を高め、ストレスホルモンを低下させた。
プレスリリース(外部リンク)
http://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/kouho/Press-release/2007/shinrinyoku20080325.html
*この実験に、トレーナーとして関わらせて頂きました。
日本医科大学衛生学公衆衛生学 李 卿(り けい)
森林セラピーソサエティー http://www.fo-society.jp/
森林医学研究会 http://forest-medicine.com/