9月7日(金曜日)
乗り継ぎができないぃ〜!?
成田発5時間遅れ、波乱の幕開け

出だしはまずまず

成田のパーキングに車を預け、チェックイン、朝食、出国手続き・・・。途中、久々に一緒に出掛ける友人をピックアップしたくらいで、いつもと変わらぬスタートでした。
ドジといえば、「出国カード書かなきゃ」とイミグレ前の記載台に向かってしまったことぐらいでしょうか。見上げると「7/1から出入国カードは不要になりました」という張り紙が‥‥あは。
まあしかし、概ね順調だったと言えるでしょう。ゲートまでは。
搭乗ゲートのアナウンス

今回はアリタリア航空(ミラノ乗り継ぎ)で、同日中にニースに入る予定。ミラノまでの便はJALとの共同運行で、機材、スタッフ、全てがJALです。搭乗時刻を少々過ぎた頃、アナウンスが耳に入りました。
「・・・機材に問題が見つかりましたので交換のため遅れております‥‥」
それからしばらくして告げられた搭乗時刻はなんと "4時間後 !!" さあゲートは上を下への大騒ぎです。搭乗口の係員は詰めかけた人たちの対応に大わらわ。駆け回ってツアーのメンバーを捜しては説明する添乗員、携帯で声高に状況を報告するビジネスマン、誰もが通常の2〜3倍の声を張り上げているかのようでした。で私はというと・・・
「ん? 乗り継ぎ、間に合わないってことよねぇ。でも混乱してるから、も少し静まってから係員のところに行こ」
妙に落ち着いていました。乗り継ぎを控えての遅延は今回が初めてだというのに。そしてまずは飛行機の手配をお願いした旅行会社に携帯で連絡を入れることにしました。JAL職員に言うべきことを整理するためにも。
結果、私が依頼しなければならないのは
  (1) 乗り継ぎ便の変更手配。(予定していたミラノ→ニースは本日の最終便なので、明朝の便になろうとのこと)
  (2) よってミラノに1泊しなければならないため、そのホテルの手配。
  (3) ニースのホテル、本日分のキャンセル。
この3つ。素人の私も(1)と(2)には考えが及んでいましたが、(3)は自分でするものだとばかり思っていました。やはり相談してみるもの。(ちなみにホテルのキャンセル料も不要になりました)
ヤケ食い・・・!?

こんなとき辛いのが成田のターミナル。仮眠室やオーディオ・ビデオルームを利用する手もあるけど、機内でのランチに備えて(?)朝食を軽めにしていた私達はお腹が空いていたのです。ああ、それなのに出国手続きを済ませてしまうと、なんと飲食店の貧弱なことか。しかたなく今どき映画館でもお目にかかれないほど**なサンドイッチを口に放り込みました。
‥‥が、1時間ほどして「お食事の用意があります」というアナウンス。そういえば前に遅れたときはサンドイッチが配給されたっけ。せめて違うモノを食べておけば良かった。それでも頂けるものは頂こうと足はゲートに向いてしまいます(貧乏人なもんで(笑))。
戻ってみると意外にも「サンドイッチ」か「わっぱめし」お好きな方をどうぞ、という粋な計らい。トーゼン「鮭わっぱ」を選んだ私。ほっかほかだったので空腹でもないのに即、食べちゃった。うーん、出発前からブロイラー状態‥‥。

それから搭乗口の係員に乗り継ぎやホテルの手配を依頼。また混雑したゲートを離れて、一人2席を占拠できる場所で仮眠。
機内〜ミラノ・マルペンサ空港

ほぼ4時間後にようやく搭乗が叶い、離陸したのは18:00ごろ。予定時刻の13:00からほぼ5時間遅れでした。もっとも出発時刻は離陸時刻ではないので、正式見解は4時間半ぐらいの遅れだったようです。
機内では食べて、眠って、映画を見て、ゲーム(JALのエコノミーはソリティア程度)をして‥‥いつもと特に変わりなく過ごし、到着予定より4時間25分遅れのイタリア時刻22:40、無事にマルペンサ空港に着陸しました。

これからが初めての体験。まずはすでに長蛇の列ができている乗り継ぎカウンターに並びます。「フィレンツェ」「ナポリ」‥‥と行き先毎に列が違い、私達は「その他」でした。
前に並んだ女性二人は明日午後1時発のパリ行きとか。朝9:55発ニース行きがあった我々はまだマシというわけ。一部ツアーの人たちなどは用意された夜行バスでベネチアへ向かう模様。うーん、それもきつそう。
振替便のチケットとホテルの案内をもらい、簡単な説明を受けます。そしてターンテーブルでスーツケースを取ってから、指示された集合場所へ。導かれるままホテルに向かうバスに乗り込みました。
謎のホテル

全員が揃うまでにかなりの時間を要し、さらに空港から高速道路をひた走って約40分。用意されたレオナルド・ダ・ヴィンチ・ホテルに到着したのは午前0時半でした。辺りはひっそりしていて中心部でないことは明らか。でも一体ココはドコ? いつもならホテルの位置は地図上で把握しているだけになんだか落ち着きません。

バスを降りると今度はチェックイン手続きの列が待っていました。応対係とコンピューター係、総勢5人がかりで(イタリアにしてはテキパキと?)さばいてはいますが、パスポートのコピーを取ったり、リストと照合したり、やはり時間は掛かります。
やっと順番がきて「おひとりずつのお部屋をご用意しました」とキーを2つ渡されました。あてがわれたのは普段は使われていないように見える遠く離れた別ウィングの部屋(ツイン)。自分のスーツケースを転がし、ようやくたどり着いたときは既に午前1時をまわっていました。
心配してくれた友人たちに到着報告メールを送ったりしていたら、眠りについたのは4時半頃。

そして6時には起床。7時半に空港行きのバスが出るので、その前に朝食とチェックアウトを済ませます。鍵を差し出すと「はい、結構です」とあっさり言われてちょっとビックリ。
「電話を数回かけましたけど‥‥」 家への国際電話とインターネットの市内通話です。
「電話代も日本航空もちですから、問題ありませんよ」
な〜んだ。だったらもっと掛けちゃえば良かったぁ〜(と、またまた貧乏人の考えか(アセアセ‥‥))。


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