9月15日(土曜日)
観光地レポート(その6)
トリノ市街 <1>
トリノはすでに秋の気配。朝夕は肌寒いほどでした。
イタリアで秋物を調達するつもりだった私は、これから着るものがない。帰国が迫ったKuroはそろそろお土産探し。そんなわけで到着した日は買い物とカフェに終始しちゃいました。
そして翌14日、まずはホテル並びのポルタ・ヌォーヴァ駅へ出ます。写真(右)は駅前のカルロ・フェリーチェ広場。
王宮まで、まっすぐローマ通りが貫いています。ずーっと続く重厚なアーケード。ブランドショップ、ブティック、その他いろいろな店やカフェが並んで、内側はかなり華やかです。
その目抜き通りの中ほど、まさにトリノの中心といえるサン・カルロ広場には、サン・カルロ教会とサンタ・クリスティーナ教会が対になって並んでいます。
突き当たりは王宮。イタリア統一を果たしたサヴォイア家の居城だったところです。
1階のオフィスでチケットを買い中庭で待っていると、招集の声。階段を上り、2階の一部(といってもかなりの部屋数)を、ガイドさんの解説を聞きながら回ります。
内部は撮影禁止ですが、見事なバロック様式のインテリア、贅を尽くした調度品の数々。窓外に目をやれば広々とした裏庭。往時の華麗な生活を想像して、うっとりできました‥‥(☆。☆)。
左(奥)は王宮から続く建物。ここもアーケードになっていて、その先を曲がると王立劇場の入口です。
右(手前)は王宮広場の真ん中にあるマダーマ宮殿(現・市立古典美術館)。
甲冑の彫刻が施さ
れたマダーマ宮殿
正面の柱→
↑その後ろにまわってビックリ!
マダマ宮殿はもともと古代ローマ時代の門跡に建てられた中世の城でした。後ろはその古いの姿のままになっているのです。ひとつの建物とは思えない‥‥まるで映画のセットみたい。
王宮広場にあったフラットな噴水。池ではなくて水たまり (?)。これ以上ムダのないデザインはあるだろうか?
周辺のベンチに座って、次にどこへ行くかを相談しました。