クレタ島 ドライブ <2>後半
イラクリオンへ
Ideo Andro ? - Iraklio / Crete
ヒュッテを出て引き返します。

このあたりには洞窟や史跡が点在しているようです。道から見えた石組み、車を降りてそばまで行ってみることにしました。
たぶんマップ上で "チャペル" となっているものでしょう。
塀で囲まれた中に、円錐の屋根を頂く小さな建造物。
さらに下っていくと、塀のないパターンも。
Anogiaまで戻り、イラクリオンを目指します。
ちょっと走れば県境。イラクリオン県という標識がありました。ちなみに、ここまではレシムノン県。


この辺りからは崖沿いのくねくね道を下っていく、なかなか楽しいコースです。でもここも雲行きが怪しくなってきたなあ‥‥。
たまに地元の車がすっ飛ばして来ますが、カーブの向こうがどうなっているか判らない私は安全運転(^_-)v。
そういえばマリ〜アが
「イラクリオンまで私たちは1時間もかからない。でもあなたはゆっくり行くのよ。それでだいたい1時間半ってとこね」
なんて言ってたっけ。
それでも3時ごろにはイラクリオンに到着。もうちょっと寄り道しても良かったかな?と思いつつ、城壁をくぐります。

海沿いから右折するはずのメインストリート、25.Augoustou通りを見過ごしてしまい、ぐるり一周。2度目は場所だけ分かったものの曲がり損ねちゃった。挙げ句の果てに近道したつもりで失敗。とうとう道行く人に 「ココはドコ?」 と聞く始末です(^^ゞ。
なんとかホテルにたどり着きましたが、今度は駐車スペースがなくてウロウロ。近所の有料パーキングに車を預けます(15:30-21:00、ユーロ)。

ホテルにチェックインしたのは4時ちょっと前。部屋で一息入れていると、ザーッという音が聞こえてきました。とうとう降り出したのです。それもバケツをひっくり返したように!
しばらく待っても一向に弱まらない。そこでHertzの営業所に電話して、夜9時まで営業していることを確認。そして 「この雨なので、もう少ししてから返却します」 と言っておきます。
しかし、こうなってみると早めに到着したのはラッキーだったなあ‥‥。
6時半、ようやく小降りになってきます。まずはガソリンを入れなきゃ。Hertzで教えてもらったとおり、ガソリン・スタンドは空港へ向かう道沿いに何軒もありました。

ところがです。給油を済ませ、引き返すために入った脇道がまずかった。狭い一本道で、ただただ前進するしかない。しかも進むにつれ道路の状態は悪化。車が泳ぎだしそうなほどの水たまりがイッパイ。エンブレが効かなくなったらどうしよう‥‥。そしてとうとう舗装もされていない道になって、車はどろどろ〜。ようやく突き当たりにあった工場前でUターンできました。

これで戻れたかというと‥‥ブブーッ!
城壁のところで曲がる道を間違えたから、さあタイヘン。いつの間にか工場地区に紛れ込んでいたのです。そして戻るつもりでまた方向を間違えたらしい。どこかに頭を突っ込んで向きを変えれば良かった、と思っても遅い。
大通りでもメンテが行き届いていないので、あちこち陥没していたりします。だから水たまりも見た目以上に深い。みんなスピードを落として慎重に走っていますが、路面に集中しなければならないのは私も同じ。見覚えがあるところに出ればなんとか戻れたでしょうに、風景にまで目がいきません。
自力では深みにはまるばかりと悟ったころ、郊外型の大型スーパーを見つけ、駐車場に入りました。車で来ているお客さんに道を尋ねよう!
「そこの交差点を左、その後はだいたいまっすぐで、5kmぐらいだよ」 
うーん、5kmも離れてしまってたのね〜。上の写真は、そのあとホッとして撮ったものです(笑)。


イラクリオンのHertzもパーキングがありません。路上に駐車してオフィスへ。
「ガソリンは満タン?」「イエス」 ‥‥ちょっと使ったけど(^^ゞ
「何か問題は?」「ノー」 ‥‥泥まみれだけど(^^ゞ
「じゃあOK」 ‥‥えっ?そんなんでいいの? 道に迷いまくった後だけに、あっけないエンディングに拍子抜けしてホテルへ戻ったのでした。

ドライブ(2)前半






Topはこちら→


次はイラクリオンの
宿と食事です


| 旅行記・旅行メモ | ブログ | 掲示板 | リンク | サイトについて |