0830ザグレブ市内1

TVを見ていたらアッという間に時間が過ぎてしまった。このまま夜まで部屋にいるわけにもいかないな、と重い腰を上げたのが午後５時・・・。

部屋は共和国広場に面している。広場をはさんで向かい側が旧市街だ。そのあたりを足の向くまま歩くことにした。
まずは写真中央の通りに入ってみる。花市を抜け、階段を上がると青果市場。さらに北には小さな聖フランシス教会がある。結婚式でもあったのか、周辺を着飾った人たちが歩いていた。

その教会の周囲をコの字に回った。つまり広場に戻る方角を向いたことになる。そのまま進むと、ザグレブのランドマークとも言える聖ステファン大聖堂前に出た。ツアー・バスが何台も停まっている。そのうちの一団体が席について賛美歌を合唱し始めた。巡礼ツアーなのだろうか。そんなことを考えながら後方の席でしばらく聴かせていただく。

大聖堂の建造は1102年から始まったが、タタール人の侵略、大火災、大地震と何度も破壊され、現存する建物は 1880～1902年に再建したもの（外観は現在修復中）。
ミュンヘンで作られたというステンドグラスも美しいが、最も目を引いたのは枢機卿が安置されたガラス張りの棺だった。
大聖堂右に見えるのは大司教の宮殿。

大司教の宮殿からさらに右へ。
素朴でのどかな家並みはまるで田舎町のよう。少々驚かされる。

市場の方へ戻り、今度は一本西側の道に入ってみる。こちらはレストランやカフェが並んで行き交う人も多い。

夕食はこのあたりで食べようと決めたものの、まだちょっと早い。
そこで脇にあった階段を上がって、平行する道も歩いてみた。一本違うだけで全く様相が違い、静寂に包まれている。

再びレストラン街（トカルチチェヴァ通り）へ出て、カフェで休憩（オレンジジュース12kn）。それから一旦部屋へ戻ることにした。８時頃にはようやく外も暗くなってきたが、どうも食欲がわかない。うだうだTVを見て過ごすうちに、とうとう初日が終わってしまった。