<photo & diary> 8/31 ザグレブ市内 3
ナイーヴアート美術館からちょっとだけ南に進むと、広場の奥に聖カテリーナ教会が見えた。聖マルコ教会とは対照的な白亜のファザードはバロック様式、上方にはマリア像がある。上品で癒される雰囲気の外観だ。
内部はゴージャスなバロック様式で、天井のメダリオンや祭壇などが美しいらしいが、ドアが閉まっていて見学できなかった。

引き返すとき広場のカフェが目にとまる。そういえばホテルを出てからずっと歩き通しだ。そう思ったらサッサと席に着いてエスプレッソ(5kn)を注文。そして30分ほど休憩しただろうか。カフェを出たのは1時過ぎだった。
教会のほぼ向かい側にそびえるのはTower of Lotrščak
どうやら上れるらしい、とわかると上らずにはいられない。料金=10kn。19世紀半ば以来、ここから撃った大砲が正午を告げてきたそうだが、建物の起源は13世紀にさかのぼり、
その昔は上にあった鐘で毎晩シティーゲートが閉まるのを知らせていたとか。現在、入口フロアに飾られている鐘がソレだろう。
途中はギャラリーになっていて、民族衣装を着たマリオネットが並んでいた。階段を上がりきって外に出ると、ザグレブ市内が眼下に広がる。さほど高い塔ではないが高台にあるため、なかなか良い眺めだ。

←塔の上から見た聖マルコ教会
こちらは新市街方向↓  
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塔の裏手にケーブルカー乗り場があった。
脇にある階段を下りる手もあるがが、せっかくだからコレに乗って帰ることにしよう。

料金の表示(3kn)を確認し、財布を出そうとしていると、切符売り場から出てきたお兄さんが 「イッツ タイム!」 と言いながら、すぐ乗れと手で示す。促されるままに乗車するやいなや、彼は外からドアを閉めた。
もちろん下車時に呼び止められることもなく、タダ乗り !!!
だらだらと坂道を上ってきたときは、これだけの高低差があるとは感じていなかった。
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少し街をぶらついて、2時近くなって部屋に戻った。
そして、市場のパンとベリーに、ホテル斜め前のスタンドで買ったミネラルウォーター(500ml、3.5kn) のみの昼食。朝しっかり食べたせいで、残念ながらコレでも余る。もっといろいろ土地のものが味わいたいものだが・・・。

←ギリシャ正教会前の広場から。
この辺りは中央にカフェのパラソルが並んだ大通りが多い。写真一番奥は私が泊まっているホテル。
実はホテルに帰る直前、雨がポツポツ降り出していた。それがいつの間にかどしゃ降りになっているではないか。先程までの賑わいが嘘のように、広場から人の姿がほとんど消えている。

テレビでパリのマラソン大会を観戦して暇をつぶした。

時々窓外をチェックしつつ・・・
午後4時、まだ雨はあがらない。が、かなり小降りのようだ。すっかりしびれをきらしていた私は午後の観光を強行することにした。
昨日あんなに暑かったのがウソみたい。朝から過ごしやすい日だったが、外は一気に寒いと感じるほどになっている。
あまり遠くまで足を伸ばす気にもなれず
今度は観光案内所にあったウォーキングマップを参考に、共和国広場から東へ。
中央郵便局、イエスズ会教会、旧・証券取引所(現在は銀行)・・・教会は内部も拝観できたが、建物めぐりのコースだ。
その後もマップに従って北上すると、もう聖ステファン大聖堂の尖塔が見えてくる。そして手前には何やら見覚えのある像・・・。
そうだ、「地球の歩き方・中欧2002-03」でクロアチアのトップを飾っていたものだ!この国では著名な作家で詩人、シェノアという人物だそうだ。もちろん読んだこともないし翻訳されているかどうかすら知らないが、ザグレブを代表する像らしい。
この街には他にもさまざまな博物館や美術館、ギャラリーがあるのだが、日曜なのでいずれも早仕舞いのようだった。雨の中では公園や植物園というのもなんだかパッとしない。
というわけでホテルに戻ることにした。
 

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