<photo & diary> 9/1 ザグレブ市内 5
今日はバスで港町リエカに出て、そこからフヴァル島へ行くフェリーに乗る予定だ。バスの運行時刻はネットでチェック。さらに前もってフェリーの乗船券を買っておこうと、あらかたのパッキングを終えた8:40ごろ、フェリー会社ヤドロリニヤへ向かった。ところが、ガイドブックで示された場所には会社がない。目についた旅行会社に入ってみたが、フェリーのチケットは扱っていないという。
では広場のツーリスト・インフォメーションで買える場所を聞こう。ただオープンの9時にはまだ間がある。そこで一旦、ホテルに戻って朝食をとることにした。
ヤドロリニヤ社があるはずだった大通りの出勤風景→
ザグレブ中央駅正面まで、公園と呼ぶほうが
ふさわしそうなグリーンベルトが続いている。
インフォメーションではヤドロリニアの代理店 "マルコ・ポーロ" と、そこへの道順を教えてくれた。国立劇場の近くだが、歩ける距離だ。

←クロアチア国立劇場
右端が "マルコ・ポーロ" ↓
マルコポーロの小さなオフィスでは女性が一人、コンピューターのキーボードをたたきながら電話をしていた。かなりイライラした口調だったが、終わるのを待って乗船券が欲しい旨を話す。するとなんと
「申し訳ないけど発券できないの。コンピューターが壊れちゃって。今もそれで電話してたのよ。だからチケットは現地で買って」 とのこと。
  ---でも夜行だからキャビンが取りたくて、ここまで来たのだ---
「バスでリエカに着いてからでもキャビンは空いているかしら?」
「さあ、だって空き状況も確認できないのよ」 苦々しい顔で画面を指す。
「コンピューターはいつごろ直ると思う?」
「それは私が聞きたいわ」
  ---ごもっともである、似たような経験は私にもある---
お礼を言ってオフィスを出る。「グッドラック」 と付け加えると、やっと彼女も笑顔になって 「良い旅を」 と返してくれた。
途中、本屋の前に
立っていた像→
←こちらはギリシャ正教会前の広場角にある、別の本屋。
クロアチア各地のガイドブックが豊富だが、地図を買いたい。見比べていると店主が声をかけてきた。
車を借りるつもりなので、スプリットからドブロヴニクまでの道路地図が欲しいと言うと、
「そりゃあいい! これから行くなら、そう混雑しないだろうしね」
と言いながらマップ(41kn)を選んでくれた。
しばらく部屋で休憩して、10:50ごろチェックアウト。チェックイン時に確認したとはいえ、2泊で1374kn(税共)は、けっこうなお値段・・・。さらに初日に飲んだミニバーの水と、PC接続の電話代が加算された金額をクレジットカードで払う。

そしてポーターに近くの広場まで荷物を運んでもらった。ホテル前の路上にはカフェが並び、車が入れないのだ。チップを出そうとしたら100kn札しかなくて、彼にくずしてもらった中から渡す。

ポーターにバスターミナルへ行けと指示されていた運転手は 「AP行きのバスに乗るのか?」
と聞いてきた。AP行きはターミナル敷地外のビルから出るからだろう。
「いいえ、リエカ行きよ」
すると彼はとっても嬉しそうに話し始めた。
「リエカか! 私の娘がリエカに住んでいるんだよ。
今朝も電話で話した。こっちは寒いが、あちらは暑く
もなく寒くもなく、いい天気だそうだよ」
そして到着後、上階にある切符売り場への行き方も
教えてくれた。


 

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