<photo & diary> 9/3 フヴァル島沖の小島
話は今朝にさかのぼる。食事を運んでもらったとき、
Nelaに今日はどこに行く予定なの?と聞かれた。
沖合の島にあるパルミジャーナに行きたいと答えると、それならもっと手前に手頃な島があると言う。パルミジャーナのある島は大きくて、日帰りには不向きだそうだ。
そこで午後からは同じパクレニ諸島でも、Nelaお勧めのJerolim(イェロリン島?) へ行くことにした。

パルミジャーナ パクレニ諸島のひとつ、サン・クレメント島の一部。フヴァル・タウンから11km沖にある。詳細は当・旅行記memoでご紹介している雑誌 "TITLE" を参照してください。
↑写真奥(上方)に写っているのがJerolim島
兵器庫の前にはJerolim島行きと看板を掲げた乗り合いのタクシー・ボートが何艘か並んでいたようだが、オジサンが呼び込みをしているボートが先発らしい。乗りこんで席に着いた。続々と乗客が集まりだして、5分も待たずに出航する。
左に見えるのもJerolim島行きのボート→
仕様はそれぞれ若干違う。
手前の小島近くまで来たとき、ボートが止まって集金タイムになった。なんで出発前に集金しないんだ? 逃げられないところまで来てふっかけるのか?とちょっぴり焦ったが(^^ゞ、もちろんそんなことはない。定額の20knを払うだけだった。
ちなみにこれは往復料金なので帰路は集金がない。
12、3分で島の桟橋に到着する。周辺には釣りをする人、岩場で日光浴をする人などが多い。そのあたりを少し歩いていたら、ちょうど1時になった。お腹も空いてきたので、桟橋の上にあったレストランに入る。
レストランといっても、日本の「海の家」に似ていなくもない夏期限定らしき食堂である。もちろんゴザが敷いてあるわけではなく木のテーブル席。メニューもイタリアンだ。ただ簡素な造りが、どことなく懐かしい。
スパゲッティ・ミラネーゼ(35kn)と赤ワインの0.25Lカラフェ(15kn)を注文した。お味も海の家レベル(笑)。
食べ終えてテーブルに置かれていた伝票を見ると、"Panino 1" と書かれていた。パンは注文していないし出てきていないと言って消してもらい、50knを支払う。
↑レストランの壁にあった
絵(落書き?)
午後2時ごろ、レストランを出てまっすぐ木立の中を進んだ。しばらくすると島の反対側に出る。岩場を歩いて水辺まで行き、澄んだ水に足を浸けてみた。気持ちい〜い♪
向こうに見えるのがフヴァル島。右端がフヴァル・
タウン旧市街で、左側はSobeのあるエリアだろう。
←正面にはパクレニ諸島の他の島々も見える。
そこからは左に折れ、海岸沿いの遊歩道を歩いた。ところどころに一人、二人と日光浴を楽しんでいる人たちがいる。
ん? あの岩に寝そべっているのは・・・オジサンか。遠目からは、ネイチャー系番組で目にしたことがあるゾウアザラシにも見紛うお姿だ(失礼!)。海パンがお腹にめり込んでいるのか何も身につけていないようにも見えるし。・・・いや、見えるんじゃない! ホントに素っ裸だ! あわててカメラを持つ手を下ろした。
その後も歩道から離れた岩陰などにはヌーディストたちがちらほら。ここってそういう島だったの!? でも水着を着ている人もいるので専用ビーチではないもよう。だから私のような散策目的の人間も立ち入れるわけか。
それから念のため言っておくと、若い女性はみな水着姿だったので、くれぐれも期待して行かないように(^^)。
そのうち道は少し海岸から離れ、狭くなる。
草木が生い茂り、トカゲがヒョロッと現れたりする。
ふたたび海が見えてきた。水際に下りていったり、ゴツゴツとした岩だらけのところを歩いてみたり、気ままに寄り道をしながら進んだ。
←こちらは入り江になっている。遠景はフヴァル島だ。
その先、道は島の表側へ出るはずの方向に曲がっていた。そしてその手前にはヌーディスト・ビーチ(FKK)の看板があった。どうやら一部地域だけが専用ビーチのようだ。しかし一本道。引き返さなきゃいけないのかな?と思っていたら、着衣の散策組がそのまま前を行くのが見えた。そこで私も前進することにする。
専用ビーチといってもヌーディスト達はかなり遠く離れた、岩場を下ったところにいる。そこまでズカズカと入り込むのでなければ、道を通過するだけなら、ご迷惑ではないだろう。
なるべく進行方向を見るようにして歩いていた。すると、カーブの向こうから中年男性が歩いてきた。木が生い茂っているので突如あらわれたという感じだった。当然ながらヌーディストで、どんどん近づいてくる。きゃあ、どうしよう! 裏側の小道とは違い、整備された遊歩道だったが、2〜3人が並んで歩ける程度の道幅だ。どうしようと言ったって、うつむいてすれ違うしかない。一方、あちらは全く意に介せずという雰囲気で、文字どおり大手を振って歩いていらした。その日、この話を電話でBFに報告すると、バカ受けされた。。。
結局このエリアを抜けるまでに4人の男性とすれ違い、そのたびに目のやり場に困った。それにしても女性もいるのに、うろうろしているのは男性ばかりなのは何故? BFは 「そりゃあきっと気分爽快だろう」 と言っていたが・・・。
3時半ごろ、レストランのある表側に戻ってきた。おそらくこれで島を半周したことになるんじゃないかな。
写真はレストランのあたりから
望遠で撮ったフヴァルタウン→
桟橋のそばで座って待っているとタクシー・ボートがやってきた。今度は12人乗りの小さなボートだ。そのせいか木の葉のように揺れ、子供連れのお母さんがきゃあきゃあ大騒ぎしていた。
 

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