<photo & diary> 9/7 ペリェシャッツ半島 ドライブ 1
朝食後、出かける支度をする。途中どこかのビーチに寄るつもりなので、ビーチタオルなども詰め込んだ。もちろんTシャツとHvarで買ったパレオパンツの下には、しっかり水着を着込んでいる。部屋を出ると、ちょうど宿の次男、イゴールがいた。預けてあった車のキーを受け取り、車庫入り口のチェーンも外してもらう。

そうして9:50、やっと出発! まずは南へ車を走らせる。半島とは逆方向だが、もう少し高いところに行って街を眺めてみようと思ったのだ。数キロ先で車を降り、ロクルム島から旧市街までを写真に納めて、深呼吸。それで満足だった。Uターンして今度は市街地を通らずに、まっすぐ北上する。
Pelješac半島への分岐までは街から60kmくらい。
標識と左折車線があるので分かりやすい。

半島に入ると間もなくMali Ston (マリ・ストン) という表示があった。半島の付け根から4kmのこの村は牡蠣の養殖で有名らしい。
養殖場が見えたので、道ばたの空き地に車を停めてみる。
生ガキは帰りに隣町、ストンで味わう予定♪
ストンを過ぎたのが11時頃。この先、道は細長い半島の背骨のように続く。といっても時折、右に左にと海沿いに出ることもあり、景色は飽きる間もなく変化する。

最初に目指すのは半島中ほどにあるTrstenik (トゥルシテニク) という村だ。ここに見学できるワイナリーがある。そろそろだろうと思っていたら大きな看板が出ていた。
写真はその分岐を入ったところ。右へ下っていけばワイナリーに至る。
ストンからここまでは約35kmだが、50分近くかかった。
ワイナリーの名は
    Grgič (グルギッチ)

毎日10:00-17:00見学自由という情報を得ていたのだが、ドアは閉ざされ、ベルを押しても誰も出てこなかった。どうも私はワイナリー見学とは縁がないらしい‥‥(イタリア・バローロでも見学しそびれたのだ)。
それにしてもここは風光明媚な場所だった。すぐ脇を下ってみると静かなビーチがあったので、穏やかな風を感じながら、しばし休憩。
実は少し待てばワイナリーが開くかもしれないというかすかな期待もあったのだが、そう上手くはいかなかった。まあ、のんびりできたから良しとしよう(^^ゞ。
ペリェシャッツ半島はクロアチアで最も有名かつ高級な赤ワインの産地だ。
しばらく走ってPotomje (ポトミィエ) に入ると、もう一軒の見学できるワイナリーが見つかった。要予約と聞いていたのでやり過ごしたが、このあたりは半島の中でも中心的なワイン地区らしく、さらにいくつか他のワイナリーの看板もある。しかも 「販売&テイスティング」 なんて書いてあったりして !!! これは寄らねばならないでしょう。
寄ってみたのはMatuškoというワイナリー。

カウンターにいた女性の解説を聞きながら、3種類の赤ワインを試飲させていただいた。
まず手始めは気軽に飲めるテーブルワイン級のもの。確かに軽めだけどバランスが良い。続いてこのワイナリーの名を冠した中間クラス。やはりバランスが良いうえに、重厚さが増している。最初と最後のワイン、両方を混ぜたものなのだそうだ。
そして最後、「こちらは特別なときに飲むワイン」 という最高級のDingač (ディンガッチ/ディンガチ)。ディンガチはポトミィエの隣に位置し、極上のぶどう畑として特別指定を受けている。海に面した石灰質の崖地で、格段に日当たりが良く、最高級のブドウが獲れるのだ、との説明を受けた。
「うちの畑の中でも、そこで獲れたものだけを使っているのがこのワインです」
彼女が自信たっぷりに勧めるだけあって、グラスに注がれたワインは「これが2000年のワイン?」と疑うほどどっしりと力強く芳醇なものだった。
←買ったワイン(MatuškoDingač)。
ディンガチのボトルがグリーンがかっているのは、既に空だから・・・(^^ゞ。

「とっても美味しかったけど、飛行機で持ち帰るので2本しか買えないの」 と言うと、彼女は 「ええ、解ります。ぜんぜん構いませんよ」 とニコニコ。値段はMatuškoが35kn、Dingacでも55knだ。ユーロじゃなくてクーナですよん! 1クーナ=18円だったから、630円と990円 !!! この味でこの値段はめちゃくちゃお買い得だろう。持ち帰れるものなら1ダースでも2ダースでも買いたかった・・・。
さらにテイスティング料金もタダとのこと。なんて素晴らしいんでしょう♪

ちなみにテーブルワインは20kn。その他に白ワインやデザートワイン(?)も扱っている。ついでに言うと、ドブロヴニク市内でも同じものが売られていたが、ここより若干高めだった。
 

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