9/2 Sat. リュブリャナ到着まで
翌朝。
不本意ながらもベッドでゆったり、十分すぎるほどの睡眠をとることができたから、体調は良好です。
おまけに雨上がりで空気が澄んでいるのでしょう。窓の外が朝の光にきらきら輝いています。
昨夜の虚脱感はみごとに払拭され、あのアクシデントだって "残業疲れを引きずったまま行くな"
という天の思し召しかも、なんて思えてきちゃう。
さあ、仕切り直し、いよいよ旅のスタートですよん!
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新・第一ターミナルは出国手続き後も
ソコソコ閑がつぶせる |
9時ごろホテルを出て、空港まで送迎バスで15分。
諸手続も順調に終わり、11:35発の全日空209便フランクフルト行きは、ほぼ定刻にゲートを離れたのでありました。
さすがに機内では眠れず、食べているとき以外はほとんど映画鑑賞で過ごしました。好きなときに好きなものを選べる個人モニターだったため、なんと、12時間のフライトで
ダ・ヴィンチ・コード
ALWAYS 三丁目の夕日
ザ・センチネル/陰謀の星条旗
X-MEN:ファイナル ディシジョン
の4本立てという自己新記録を樹立 (笑)。
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フランクフルト空港1B、
巨大なゲーテ像がある
その名も "Goethe- Bar" にて |
フランクフルト着陸も予定通りでした。乗り継ぎカウンターでは手書きで日時が修正されたチケットを出します。内心はハラハラものだったけど料金を請求されることはなく、すんなりリクエストした窓側席の搭乗券を渡されました。これで懸案ひとつクリア!
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SkyLineでターミナル1Bから1Aへ移動 |
ドイツでの入国手続きはありません。スロヴェニアがEUに
加盟したのは2004年のこと。シェンゲン協定
(※注1) にも
調印していますが、実施は2007年10月予定とか。
だからここではターミナルを移動して手荷物検査を受けるだけ
でいいのです。
なのに今日のリュブリャーナ行きは20:20発、まだ3時間半も先なんですよ。昨日なら2時間以上早い便だったんですけどね。ま、できてしまった時間は楽しく過ごさなきゃ、というわけでワインで充分にヒマをつぶしてからLH2500便に乗りこみました。
共同運行のため、機材は
ルフトハンザではなくスロ
ヴェニアの 「アドリア航空」
です。
※注1) シェンゲン協定について
の詳細は↓こちらで
シェンゲン協定/
フリー百科事典『Wikipedia』
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初めて乗るアドリア航空 |
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機内では飲み物とサンドイッチ |
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リュブリャーナ空港、タラップを降りてターミナルビルへと歩く |
フランクフルトからは国内線並み、1時間15分のフライトです。発着とも多少遅れたものの、21:50、首都リュブリャナ近郊のブルニック国際空港に到着しました。
たった7段のタラップを降りたら、ターミナルビルはもう目の前。面積が四国ほどの小さな国ですから、空港もマルタやキプロス同様、こぢんまりとしています。
入国審査官はスタンプを押して挨拶らしき言葉をかけてくれただけだし、荷物もすぐにターンテーブルに届いて、あっという間に到着ロビーに出ることができました。着陸からここまでの所要時間、なんと約15分です!
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リュブリャーナ空港、到着ロビー |
無駄なスペースのない到着ロビー、両替窓口は閉まっていてATMも見あたらなかったけど、一台だけ24時間・紙幣両替機が置かれています
(※注2)。
女性が両替を終え、次がドイツ人らしき男性、そして私。
ところが前のオジサンの10ユーロ札がいくら入れても吐き出されるではありませんか。私の札と交換してもダメ。
うーん、壊れたのか、トラールが切れちゃったのか・・・。
※注2) Euro導入は2007年1月の予定だそうです。
両替を諦め、ホテルへ向かうことにしてタクシーに乗り込んだのが22:10でした。タクシーはユーロ払い可。メーターはもちろん、ユーロ換算表も掲示してあったので安心です。
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左端の建物の奥にホテルがある |
ドライバーは50代ぐらいに見える小柄な女性でしたが、時速140kmで他のタクシーさえびゅんびゅん追い越すアグレッシブな方。しかも市街地までは街灯もなく、ヘッドライトだけが頼りです。
ホテル手前の通行止めでは警官に掛けあってもくれました。もっとも、どうにもならなかったようで、そこで降ろされちゃいましたけどね。
「ごめんなさい。20mくらい歩けばホテルは左にありますから」
料金は32euro。彼女の言葉通りホテルはすぐ近くでした。
土曜の夜、臨時の歩行者天国なのでしょうか。
10:30過ぎだというのに人出が多く、近くの広場からは音楽も聞こえて賑やかです。
このときは気付かなかったけど、なんと写真奥に写っている赤い教会のあたりが街の中心なんですよ!