9/3 Sun. どこを切り取っても絵になるブレッド湖 Part 2
ボートは船頭さんの櫂にあやつられ、悠然と湖面を撫でるように進みます。かたわらを鴨たちが何食わぬ顔で泳いでいきます。
手が届きそうなほど近くて目を見張ってしまいましたが、それも一瞬のこと。その大らかでほのぼのとした光景の中に、いつしか自分もゆるゆると融けこんでいくような心地よさを感じるのでした。
すれちがった鴨たち
湖岸ちかくには蓮の花も
陸地との距離をほぼ一定に保ったまま西へ西へ。
湖上から眺める湖畔も実に表情豊かで、陸地からとは違った趣があります。かつてはチトー元大統領の別荘だったというホテル Vila Bled は木立に秘され、今なおハイソな雰囲気を醸しだしていました。
ブレッド島
ブレッド島、階段上の広場
このルートは4つある乗り場のなかでも最短でしょう。約15分で島の南側にある階段下に到着します。
上陸時に3:40集合と告げられました。島に滞在できるのは約30分、同じボートで帰るのです。
「このボートを良~く覚えておいてくださいね!」 と船頭さん。

階段を上りきると広場に出ます。同舟のメンバーは思い思いの方向に散っていきました。
ブレッド島の教会
私はまず教会へ。

祭壇前には天井からロープが下がっています。
このロープを、神社の賽銭箱上にある大鈴のごとく思いっきり引き揺らすと、鐘が鳴るという仕組み。そうすることで願いが叶うというのも神社と類似していますよね。もっともロープは外にある鐘楼の鐘に繋がっているので、こちらのほうが大掛かりだし音も大きい。おまけに賽銭も不要です (^ ^)
ブレッド島よりブレッド城を望む
その後はしばらく展望を楽しみました。やはり一押しはブレッド城方向の眺め。

とはいえ高所から見下ろす形になるわけですから、どちらに目を向けても湖面の美しさが一層際だつような気がします。
ブレッド湖の南側
広場にはカフェや、土産店もあります。
みやげ屋
プレセピオ
みやげ売り場の奥にはプレセピオを展示している部屋がありました。
価格表示が見当たらなかったから、ミニ博物館なのかな・・・。

※ "プレセピオ" とはクリスマスに飾るキリスト降誕シーンの模型。イタリアでは良く見かけます。
ブレッド島、正面階段
カフェでくつろぐ人も居ますが、私は早めに階段を下りました。途中には礼拝堂勤務の牧師の家などもあるようです。
階段下には細い小道があります。島全体に巡らされているかどうかは不明ですが、近場をぶらぶらして時間つぶし。
ブレッド島の小道から
乗船時に往復料金 2400 SIT (約\1500) が徴収されます。

今度も一番乗りだったので、行きと同じ先頭の席を確保。スタート地点に戻ると午後4時になっていました。
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魅力いっぱいイストラ半島(内陸部、ロヴィニ、ポレチュほか)
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イタリアの端っこトリエステ(市街、ミラマーレ城ほか)
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リベンジと再会(ヴェネツィア~帰国)
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