9/5 Tue. イドリヤ近郊、ガタガタ道の先にあるもの part 1
話が前後してしまいました。昼食のあと鉱山見学ツアーに参加し、少々町をぶらついてから車に戻った、というところまでは前々ページでお話済みですね。
ではその続きから。
時刻は4:40。今度は車に乗って、ちょっと離れた古いダムまで行ってみます。午前中、博物館受付の女性に道順を尋ねておいたところです。彼女によれば、数ヶ所に点在しているけれど同じ道路沿いで2つ見られる場所に行くと良いでしょう、とのことでした。
教えられたとおり、大通り(102号線) に出たらリュブリャナ方向へ右折、そして一本目の脇道を右に入ります。少し進むと、最初の目印でもある Divje jezero (Wild Lake) の案内板と駐車スペースがありました。
4:50 ワイルドレークの説明板
ちょうど車を降りて辺りを見回していた中年のカップルが、向かい側の階段を見つけたようです。
私も車を停め、後に続くことにします。
この階段から湖へ
ワイルドレーク
石段は数段で、その先は草木を払っただけに近いような山径です。でもそれもほんの一足。すぐに湖が見えてきました。
湖と呼ぶにはあまりにも小さいのですが、湖面から数十メートル上方まで、まるで粘土を茶筒でくりぬいたかのように垂直な絶壁! これには目を見張ってしまいます。ストーンと一気に陥没したのかなぁ。そう思うとちょっと怖いですよね。
大雨が降ると、トンネル状の穴からまるで間欠泉のように水が噴き上がるのだそうですが、この日の湖面は極めて穏やかでした。
川沿いの道
5時ごろふたたび車に乗り込み、川沿いを上ること数キロ、キャンプ場らしきところに出ました。
どうやら第二のチェックポイント、スイミング・プールに到達したようです。
5:20 スイミングプール
川をせき止めて作ったプールですが、夕刻だからか泳ぐ人はいません。キャンプ場にも人の気配はなく、ロードレースばりのサイクリストたちがときおり通過していくだけでした。
博物館のお姉さんはこの分岐を左に行けって言っていたな。でも、ちょっと待って。
「車両通行禁止」の標識が立ってるじゃない !?!?
プール脇のキャンプ場
とりあえずUターンしてキャンプ場の駐車スペースに車を停めます。
  ・・・さて、どうしよう。
そうだ!向こうからやってくる自転車を待って、聞いてみることにしましょう。

       「車でも行けるよ、通る車を見たよ」
標識の見間違いだった?
それとも「冬季のみ」 などという
制限事項でも書かれていたのか
なぁ。

もっとも通行禁止だとすれば、博物館の女性が
「車だったら簡単に行けますよ」 なんて言わないですよねぇ。
あとにして思えば単純なことかもしれないけど、一人だとどうしてもナーバスになっちゃうんです (^^ゞ。
5:27 プールの先にある分岐
ワイルドな山道
ホッとして先に進んだものの、そこから先はワイルドでした。未舗装なうえに右は絶壁、左は渓谷。
ガードレール? もちろんありません。でもそれより問題は道幅でしょう。二輪ならかろうじて追い越せますが、自動車同士がすれ違うなんて無理です。かろうじて待避できそうなスペースがたまにある、というくらい。

  対向車が来ても
     バックして道を譲るなんて・・・したくないな。
車が来ないことを祈りながら、砂利道に弾むハンドルをしっかと握りしめていました。
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