9/5 Tue. ツーリスト・ファーム第二夜
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ファームの駐車場にある給水口
ここから水をもらって車を拭いた |
部屋に荷物を置いてからダイニングへ。昨晩は外で食べているうち寒くなったので、今日は室内でいただくことにします。
一皿目はジャガイモのスープでした。といっても裏ごししたものではなく、ほどよく煮崩れた田舎風。万能ネギ風の青いネギもたくさん入っています。そして粒々の食感からお米かな?と思ったものは、よく見ると麦でした! かなりのボリュームですが、パンチの効いた味付けで美味しくぺろり。最初にペペロンチーノ、ガーリック、玉ねぎなどをオリーブオイルで炒めてあるんでしょう。
飲み物はもちろん赤ワイン、1/2リトロです。
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じゃがいものスープ |
前のテーブルには英国人ご夫妻。ただし、ご主人が奥様に小声で "デリシャス" と言っていたというだけが根拠です(笑)。おふたりは一人客の老婦人に話しかけられ、ドイツ語で会話が弾んでいました。
その左にはイタリア人ご夫婦。こちらはファームのお父さんとイタリア語でやりとりしています。今日はお父さんも給仕係でした。しかし、両手に皿があるからって足でドアを開閉してるぞ、お父さん!
そして外の席には男性5~6人の団体がいます。彼らはバイクでやって来たようでした。
以上が今夜の泊まり客すべてかな?
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サラダと鶏肉のソテー |
その後はレタス、赤キャベツ、豆、の彩りよいサラダ。そしてメインの鶏肉のソテー、いんげんとオリーブ入りトマト・ソースが続きます。付け合わせてある団子状のものはポレンタでしょうか。チーズが練り込まれているらしく、普通よりしっとりして食べやすいけど、ポレンタって苦手なんですよね~。ランチをしっかり食べたせいもあって、ひとつ食べるのが精一杯でした(^^ゞ。
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デザート |
イタリア人ご夫婦が食事を終え、席を立ちます。出口に向かう途中にいる私に、奥様が会釈。「ボナノッテ」 と応えると、
「あら、あなたイタリア語がわかるの!」 と大喜びしてくださいました。
〆はアイスクリームとイチジクの甘煮。甘煮といってもほとんどイチジク本来の味で、加えた甘味は必要最低限といったところ。これまた日本人に受けそうです! それにシナモン風味のソースがかかっています。ポレンタは残しちゃいましたが、もちろんこちらは別腹にしっかり収まりました
(^_^)v。
食事を終えて外で涼んでいると、さきほどのイタリア人夫妻が散歩しています。私に気付いた奥様が、ためらいがちに近づいてきました。
「あなたは日本人? あ、やっぱり~♪ ねぇ、あなた。彼女は日本人ですって!」
イタリア人には珍しく、か細い声でおっとり可愛らしく話す奥様です。
「私たちは、えーっと、2日から、3、4、5 (指折り数えて) だから、4泊ね。そう、4泊ここに滞在してるのよ。でも明日は帰らなきゃならないの」
呼ばれたご主人も話に加わってきました。ヴェネツィアの少し西の町に住んでいるそうで、日本の企業と仕事上でつきあいがあるとか。
なぜか去年のイタリア旅行よりイタリア語を話した気がする夜でした。
もっとも "気がする" だけで、話していたのはもっぱら奥様のほう。そして所々でご主人。私は短い返事をするくらいだったんですよね。さすが、イタリア女性パワーです(笑)。