9/5 Wed. コトル最後の夜
15:54 往路で寄ったドライブインを過ぎて
数分。羊が放牧されていた。
行きに一番感動した展望台ではさすがにまた車を停めずにいられなかったが、他はほとんどノンストップで走った。それに往路のように大型車が前を阻むこともなかったし、多少は路面状況にも慣れてきたこともあるだろう。1時間半でコトルに戻ることができた。
16:10 ふたたびアドリア海とコトルスカ湾の展望
16:50 コトルに到着
アナさんに教えてもらった無料パーキングが満車だったため、仕方なく城壁前の港に沿って設けられている有料パーキングに車を入れた。

しかし、たかだか往復100kmほどのドライブでこれほど疲労困憊したのは初めてじゃなかろうか。
※疲れの原因については当旅行記・ツェティニェまでの長~い道のり [2]でどうぞ
有料パーキング入口
とにかく無事生還を果たしてホッとした。テラスで一息ついていると、3日目にして初めて宿の娘さんと対面。彼女もとても気さくな人だった。
明朝早く出発したいからと宿泊費3日分90ユーロを支払う。そのお金は、さきほどコトルに戻ったときに正門を入ってすぐのATMで引き出してあった。パスポートを返してもらい、部屋の鍵の返却方法も聞いておく。


レストラン(Koboba) Scala Santa
そして早めの夕食に向かった。
最も近いのが城壁出口"B"の広場、Pjaca od Salateにあるレストラン、Scala Santa。ここもガイドブック Bradt に載っていて、良いレストランだが価格がロンドン並み、とある。面倒だからここで手を打つことにして、外のテーブルについた。
ムール貝はあまりいいのが入っていないと言われ、メインはエビのマリナーレを選ぶ。では、プリモはシーフード・リゾットで。
トマトソースのリゾット、カニかまがここでも流行中らしく、小エビ、小ムール貝と同格のシーフード扱いだ (笑)。味は悪くなかったし、ドライブを終えたら急にお腹が空いてしまって、ぺろりと完食した。
プリモのリゾットと白ワイン
メイン、エビのマリナーラ
そしてメインのエビ。ナポリ風トマトソースだったらリゾットと被るな・・・と心配していたが、塩味のスープ仕立てだった。しかしホッとしたのは最初だけ。エビの磯臭さがやたら鼻について、2尾でギブアップ・・・。
「こいつはエサくれるかにゃ~」と私を観察中
おそるおそる寄ってきた
結局、そばで大人しく待っていた猫ちゃんに、ほとんど手伝ってもらった。
無難にグリルしてもらったほうが良かったのかなぁ。コトルのレストランはあまり水準が高くないのかも。今回、ここはオススメ!と言えるのは初日のチッタデッラだけだわ。
口直しの意味もあってエスプレッソを頼んだら、
トルコのチャイ屋のように他の店から出前が来た。
料金はトータルで31.8ユーロ。2品だったことと値のはるエビを頼んじゃったこと、どちらのせいもあるだろうけど、やはり一番高くついた。味への不満の意思表示として、チップは置かずに店を出る。
19:50 時計塔付近
後は少々ショッピング。山の寒さに備えてスウェット地のパーカーも買った。ブティックの女性が 「最高級のコットンよ」 と、自信満々に薦めてくれたのが微笑ましい。日本や西欧だってクオリティの低い品はあるけど、このレベルのほうがむしろ一般的だと思うもの。

それから宿に戻って荷造りを開始。
しかし、こうやって出発に向け着々と歩を進める一方、実はずーっと悩んでいた。
"明日のホテル、キャンセルしたほうが良くないか?"
"ひとりで山岳部まで足を伸ばすなんて無謀なのでは?"

地図上の試算では約230km。この国にはハイウェイなんてないから、全て一般道の走行となる。日帰りはキツイだろうと踏んで、目的地・ドゥルミトル国立公園内に宿をとってあるのだが、今日のような調子だったら明るいうちに辿り着けるかどうかさえ不安になってくる。
パッキングを中断し、ガイドブックのマップ、持参したミシュラン道路地図、コトルで買った道路地図の3つを、とっかえひっかえ穴があくほど見た。第一章トップの地図では、グリーンのラインが明日の走行ルートになる。幸いヘアピンカーブの連続などということはなさそうだが、なんたって奥地へ向かうのだ。落石放置率も高まるに違いない。「冬季は閉鎖」 な~んて道路も通らなければならないし・・・。

              悩みをベッドにまで持ち込んだら、いつしか眠りについていた。
古都ツェティニェ [3] モンテネグロ
2007 Top
第3章 ドゥルミトル国立公園ほか


| Home | 旅行記・旅行メモ | ブログ | 掲示板 | 生け花ギャラリー | リンク | サイトについて |

モンテネグロ
2007
  >> Top
日程・ルートマップ
出発~ドブロヴニク

コトル
ツェティニェ
ドゥルミトル
国立公園ほか
ブドヴァ
ヘルツェグ・ノヴィ
ドブロヴニク
~帰国