■9/11 ラパッロ→チンクエテッレ 1泊
チンクエ・テッレはその名のまま、5つの村の総称。いずれも電車が通るようになった近年までは陸の孤島の漁村だったそうだ。
一番美しいというヴェルナッツァ村だけは押さえておきたかった。ラパッロから日帰りもできなくはないが、早朝、一番手前の村モンテロッソ・アル・マーレへ宿を移す。列車時刻は前日、駅で確認済み。
モンテロッソ・アル・マーレ
無意味な二階建ての列車 (だってガラガラだもん) で駅に着くとパラソルの並んだ砂浜が広がっていた。こういうビーチに若者が多い。ここはホテル・エリアで小規模ホテルがたくさんある。
タイル↑確かに他と作りが違う
南端のトンネルを抜けると本来の村があって素朴でのどかな空気が漂っている。入り組んだ細い道をぶらついていたら土産物屋もあったけど観光客はいない。この地方独特のカラフルな家々を描いたタイル (リゾートによくあるヤツ。私はコレクションしている、といっても4個目) を買ったら店番の女の子が 「私が描いたのよ」 とうれしそうに言っていた。
村の教会、小高いところにある修道院、ホテルエリア北端の岩をくりぬいた謎の彫像、ざっと見て午後は隣村へ行こう!
ヴェルナッツァ
海沿いの道をハイキング。直線距離なら2kmというところだろうか。
入り組んだ海岸線とアップダウンで実際はかなりの距離だ。それに不規則な石の階段、ひどいものは1段がヒザぐらいの高さなのだ。足の短さを痛感! それとスニーカーを履くべし。私はぺたんこサンダル靴でかかとが外れて苦労した。
大部分はなだらかだが崖にへばりつかないとすれ違えないことも多い狭い道だ。
みんな 「ハロー」「この先、長いよ!」 と挨拶を交わしながら表情で <疲れたね> と言っている。だけどこの苦労をした者にしか見られない絶景が!! やっぱり歩くべきでしょう。
水も持参していなかった私たちは着いてすぐ道ばたの水道で手を洗い、港のカフェへ駆け込んだ。やっと生き返ったところで教会へ。小さいが立派な教会だ。でもさっきのスプレムータだけじゃもう物足りなくなって次は中央広場のジェラテリア。ピスタチオとザバイオーネのダブルだ。
やっとVernazza村にたどりついた!
ようやく村をじっくり見る気になってきた。思った以上に観光客が多かったけど色とりどりの建物や地元の人々の姿は時が止まっているようだ。メインの通り以外はほとんど階段なので奥はどーなってるの?と上ってみたら、折り重なるように民家が続いてすっごく複雑!
それから長いことベンチに座っていた。人間ウォッチングができるし休憩は大好きだ。
帰りはもちろん電車。トンネルが多いから景色は楽しめないし5分ぐらいで着いちゃって呆気ない。明日のジェノバ行きの列車時刻を確認してホテルへ戻った。
【 食事 】 ---モンテロッソ・アル・マーレでの食事です---
お昼は村のカフェでカプチーノにモッツァレラとポモドーロのサンドイッチを食べた。普通のパニーニでなくフォカッチャに挟んであるのがリグーリアらしい。
夜は海岸通りにあるレストランの中の1軒で。私たちが食べたのはタコのサラダと野菜サラダ、ペーシェ・スパダと鯛のグリル。それに当然ワインとカフェ。
【 ホテル 】
予約確認のFAXをもらっていたチンクエ・テッレ★★★はオーバーブッキングで他へ回され、そこでも1時間ほど待たされた。まあイタリア旅行に予定外の出来事はつきもの。泊まれないワケじゃあなしボーっとする時間が欲しかったのだからヨシとしましょ。‥‥で泊まったのは
HOTEL PALME★★★★
ホテルにその土地らしさ (思いこみだけど) やエピソードを求める私たちは、安全で清潔なら古いほうが好きだ。せっかく歴史あるイタリアに滞在するんだもの。だからここは普通のリゾートホテルで印象が薄い。シャワーだけだったのは気にならないし、エアコンもある。庭もある。POPなインテリアのレストランでとる朝食のバイキングも結構イイセンいってると思う。特に不満はない。ツイン21万リラだった。
住所:via IV Novembre 18,19016 Monterosso al Mare TEL:(0187)817541 FAX:(0187)818265
Ufak Ev
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