■■■Diary ■■■
切手
 14.SEP.Tue.

   /15.SEP.Wed.



いつも後ろ髪ひかれる帰国
本日のスケジュール
05:00〜06:00 チェックアウト〜タクシー
06:00〜08:05 マルタ空港
08:05〜10:30 マルタ航空 KM 116便
10:30〜13:45 ロンドン・ガトウィック空港
〜リムジンバスで移動
13:45〜15:45 ロンドン・ヒースロー空港
  15:45〜     英国航空 BA007便
(9/15) 11:30 成田空港・着

荷造りしなくちゃ帰国便に乗れない。。。眠りながらもどこか緊張していたのだろう。2時にセットしたアラームのお世話になることもなく、夜中の0時半に目が覚めた。しかも今日ばかりは "寝坊して会社に遅刻寸前か !!" という勢いで飛び起き、顔を洗い、パッキングを開始する。そう、もう休暇は終わったも同然だった。あとはただ帰るのみ‥‥。
合間にお風呂にお湯をはり、あまり温かくないバスタブにも我慢して浸かった。その甲斐あって午前3時にはほぼ準備が完了。しかし、ここでもう一眠りして寝過ごしでもしたら目も当てられないので、最終メールチェックなどで時間をつぶす。
4時過ぎにはレセプションに電話を入れ「5時ごろチェックアウトするのでタクシーを手配しておいてください」 と依頼。
それからコンピューターをしまって身支度をすませ、最後に3泊分のチップ(¢75?)を置いて、もうすぐ5時というころに部屋を出た。
お会計レセプションのカウンター前に立つと、こちらが何も言わないうちから 「タクシーは来ています」 と告げられた。そしてもう一人のフロント係が手際よく会計をしてくれる。合計ML112.81はカード払い。内訳は宿泊料がML33*3日(税共)で、市内通話がML13.81。明細書には電話料金としてML0.17がいっぱい並んでいた。でも1回だけML9.05というのがある。そういえば切り忘れたことがあったっけ。
彼は伝票を手渡しながら「コンピューターを使ったんですか?」 と聞いた。「ええ」
「うちにもコンピューターはあるんですが、まだちゃんと稼働していないんです」 「でもおたくのサイト、見ましたよ。それでここを選んだの」

別れの挨拶をしてから "ああ、そういえば‥‥" と思い当たった。このホテルを予約するとき、問い合わせのページが機能していないようなのでFAXを送ったんだ。
早朝だからと前もって連絡しておいたのが功を奏し、5:02にはタクシーに乗って5:15にはマルタ国際空港に着いてしまった。タクシー代はML6(フロントではML6.5と言っていた)。
あまりに早くて、まだチェックインも始まっていない。座って待っていると‥‥5:30ごろだろうか、モニターにチェックイン中の表示が出た。さっそくカウンターでボーディング・パスを受け取って2階の出発ゲートへ向かう。イミグレーションでは出国カードに記入するよう言われ、パスポートと搭乗券にスタンプを押された。

ああ、とうとうマルタから出たことになっちゃった。。。

搭乗まで1時間半はあった。この寂しさを紛らすためにも最後のお買い物をしようヾ(^o^;) オイオイ
まずぜったい欲しいのはワインだ。あまり種類は多くないようだけど、どうせドレが美味しいなんて分かってない私には、かえって選びやすかったりする。それに今回は手荷物が多いから、赤ワイン(ML2)1本だけで我慢‥‥(銘柄は不明。飲んだあと取っておいたはずのラベルが見あたらないのです)。
そのあとカフェテリアで休憩した。カプチーノと小さなハニーケーキ(合計ML1)。お腹は空いていないのでハニーケーキはお持ち帰り用だ。これもマルタの伝統的なものらしく、形はトルコのシミットに似た(となるとベーグル風とも言えるか。ただ昨今の太っちょベーグルをイメージするとチト違う)ドーナツ型だけど、こちらはお菓子。カフェ・コルディナで売っていたものはもっとずっと大きくて、迷った末にヌガーしか買わなかった。それで悔いが残っていたわけ。

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最後にレース4枚とランプーキ柄のティータオル2枚を買い足す(合計ML9.1)。


7:35、搭乗の最終案内を聞いてゲートへ急ぐ。待っていたバスは5分ほどして全員が揃ってから発車した。飛行機は到着時と同じ小さな機種だ。8時を過ぎたころ滑走路に出て、8:06に動き出した。いよいよ離陸だ、もう二度と訪れることもないかもしれない‥‥と感傷的になっていたら、"ん?向きを変えた?滑走路上で?" いや、まさかね。滑走路に出たと思ったのは勘違いだったのかな。そんなわけで8:09、本当に離陸したときには "今度こそ離陸?" とばかり考えていてジーンとしている間がなかった(笑)。

そういえば到着時は夜だったので(というか熟睡していたんだ!)上空からマルタ島を眺めるのは初めてだ。天気がよいせいか、陸地も海岸線もやけにくっきり見えて、まるでジオラマのよう。やがて窓一面が海になった。次に見えたのはゴゾ島だろうか‥‥。
いつのまにかウトウトしていたらしい。気がつくと食事だった。オムレツ、ソーセージ、ポテトフライ、マフィン。それにコーヒー(パンとジュースはパスする)。
離陸から1時間ほどでコルシカ島(たぶん)が見えてきて、9:40にはヨーロッパ大陸に入る。フランスを抜け、雲に隠れた海峡を過ぎ、10:10ごろロンドンに着陸した。

ロンドンは雨。でも肌寒いというほどではない。

さて、当地で乗り継ぎとなるわけだが、実はいま降り立ったところはガトウィック空港なのだ。当然ながら東京行きはヒースロー空港から出る。でも、それに上手く接続するマルタ→ヒースロー便がなくて、ガトウィックからヒースローへ移動するはめになった。そして移動するには一旦入国しなければならない。

"イミグレではチケットを見せれば話が早い" とチケットを購入したときに教えられていた。だから最初に入国目的を聞かれたところで、「乗り継ぎです。今日、東京に向かいます」 と言いながらチケットを差し出した。たしかにすんなりOK。バゲージをピックアップして到着ロビーへ出る。そこからは調べておいた "SPEEDLINK" の看板に従って歩いた。SPEEDLINK とはHeathrow-Gatwickの2空港間を結ぶリムジンバス(inter-airport coach transfer)だ。到着ロビーの外にあるオフィスで乗車券を購入し、その目の前から出発する。料金は£17。ポンドの持ち合わせがないのでカードで払う。
10:50、ちょうど1台が出て行ったところだった。そして次の便は11:02に発車したが、私はそのさらに次のバスだと言われていたので、オフィス内で待つ。

指定されたバスがやって来た。乗車券のチェックを受け、荷物をバスの脇腹に入れてもらって乗り込んだ。車内はなかなかラグジュアリーだ。座席はテーブルを挟んで向かい合わせになっている。後部にはトイレも付いていた。こんなゆったりした設計だからすぐ定員に達してしまうのだろう。
まもなく、11:12にバスは発車した。ちなみに午前中は15分毎、午後は30分毎、所要時間は約1時間とのこと。
相変わらず雨がしとしと降っていた。景色もあまり見えないのでまたウトウトしてしまい、ふと顔を上げると11:40。だいたい半分ぐらい走ったのだろうか。窓の外は少し薄日が差していた。
12:05ごろ、ヒースロー空港に到着。最初の停車は私の利用する第4ターミナルだった。


それにしても中途半端な空き時間だ。一旦中心部に出て1時間ほどぶらついてからヒースローに向かっても良いほどだった。荷物のことを考えると面倒になって直行しちゃったが、こうして早々に着いてみると久々にロンドンの空気を嗅いでくるだけでも街に出てみれば良かったかなぁ、なんて思ってしまう。
もちろんチェックインは始まっていない。特にすることもないし、荷物もあるし、で "モニターとにらめっこ" していた。とはいえ、まだまだだろうと高をくくっていた12:30、チェックインが開始される。出発まで3時間以上あるというのに、あっという間に長い行列が出来た。
さすが巨大空港。いくつかある東京行きのチェックインカウンターの中で、空いたところには表示が出るシステムになっている。次の人はそこへ進めばよい。私は座席をウインドウ側から通路側に変更してもらった。その点では街に出ないで早くチェックインして良かったと思う。普通ならこのあと搭乗券を発行してもらって終わりだが、カウンターの人はさらに「これはセキュリティー上の質問なんですが‥‥」 と話し出した。「自分で荷物を詰めましたか?」 「誰かから何か預かっていませんか?」 という問いだった。初めて聞かれたけど、そういえば一般人に荷物を託して密輸する手口が横行しているというし、危険物でも預けられたらタイヘンだもんね。その後、「ゲートはまだ決まっていませんので画面表示で確認してください」 と搭乗券を渡された。
出国手続きを終え、化粧品やらタバコやらを買い、ランチにする。シーフード・バーのサーモンにも惹かれたけど、食べているのがオジサンばかりだったので、奥のレストランへ。
注文したのはハンバーガーとビール(ブラウン・エール)。マルタですっかり昼間から飲むクセがついちゃったようだ。3時ごろ支払いをする。ポンドの有り金を出し、残りはUSドルで、とお願いした(£1.3US$11)。
ウェイトレスが計算している間に搭乗開始のアナウンスが聞こえた。さきほどチェックしておいたゲートに変更がないことを再確認して、9番ゲートへ。
搭乗後は着陸まで一切日記を書いていない。だから何時に離陸したのか、どのくらい眠ったのか、何も覚えていない。ただひとつだけ、鮮明に覚えていることがある。行きと違って全席モニター付きではなかったのだ。

離陸後、どのくらい経っただろう。私は前方に吊られた小さなモニターで映画を見ていた。スクリーンならまだしも、家のTVより小さなヤツだ。だから見なきゃ良かったのだが、なんとなく見ているうちに面白くなってきていた。
そこへ遠くの席からやって来た仏人の若者ひとり。どうやら私の隣に座っていた若者の友人らしく、通路側の私をはさんでおしゃべりを始めた。イヤホンがあるので声はかすかに聞こえるぐらいだった。前席の背もたれに手を置いているのも、合間から画面が見えるので許すとしよう。ところが5分たち、10分たち、彼はますますおしゃべりに熱中して段々アクションが大きくなってきたのだ。さすがの私も?限界だった。イヤホンを外して彼を見上げ、
「お話中ジャマして悪いけど、あなた英語は話します?」 「はい」 「そう。私は映画を見ているの。だから私の目の前で手をひらひらさせないでくださらない?」
彼は「あ、映画を見ていたんですね。気がつきませんでした。ごめんなさい」 と自席に戻っていった。

店などで苦情を言ったことはあるけど、一般人に注意をしたのは初めてだった。これはオバサン化だわぁ‥‥と思う(^^ゞ。
成田には25分遅れで着陸した。
ゲートから到着ロビーまで特筆することはない。これまでダラダラと何もかも記してきたのに、いまさら "特筆" もないもんだけど、やっぱり帰国するとテンション下がっちゃうのよね。

12:50、リムジンの乗車券を買う。リムジンは久しぶりなので、どこまで行こうか迷った末、一番最初に停車するという第一ホテル行きにした(\3000)。1:55発、ずいぶん間がある。トイレに行きたいからとスーツケースを一時預かりに預け、その後はただ座っていた。10分前に荷物を引き取って(\500)バスに乗る。そして第一ホテルからはタクシーにした。

あーあ、とうとう帰って来ちゃった。。。
‥‥と日記は本人の気持ちそのまま尻つぼみで終わります。(^^ゞ



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