あとがき

ひとり反省会

今回の旅行は今までの延長上にあると同時に、全く別のものだったとも言えます。
もともと仕切り屋さんなものだから、計画、予約、現地での各種手続き‥‥と、あらかたの事は勝手にやらせてもらっていました。その点では今までと大差ない。でも街や風景を見るとき、友人の目って実にありがたいんですよね。自分だけじゃ見つけられないことに気づいてくれる。「ほらほら、アレ見て!」「ホントだぁ〜!‥‥」 そうやって補完してもらっていた、と思うのです。だから初めての一人旅では、いつもより大きく目を開け耳をダンボにして、どんな些細なことも逃すまい、と意気込んでいました。
そのせいか---もちろん見逃したことは多いでしょうが---かえっていつもより様々なことが深〜く記憶に刻み込まれたように思うのです。



人々
やはり旅の楽しみは人々との出会いかな、ということで。
ひとりで歩いてみて、ひとりのほうがより多くの人と話すチャンスが生まれるのではないかと感じました。これまでも色々な人と知り合い、中にはお宅にお邪魔するほどになった人々もいます。今回はそういうディープなお友達はできなかったけれど、いつもなら仲間内で話して過ぎてしまうような状況で話しかけられたり、道を聞くだけのはずがいつのまにか他の話に発展していたり。細かなエピソードばかりとはいえ、接点だけは確実に今までより多かったんじゃないかな。そして今でもその人々の顔をおぼろげながらも思い浮かべられるくらい印象に残っているんですよね。

悔いがあるとすれば、地元の人ともっと話したかったということ。そしてほとんど知り合った人たちの写真がないこと。



日程
名所旧跡や遺跡も見たい。のんびりリゾート気分も味わいたい。いつもながらワガママな計画でしたが、それだけに自分としては満足できる旅行でした。
それでもまだまだ行きたかったところはイッパイ残っています。というわけで2回目の日程、すでに頭の中にはアウトラインが出来ているのです。もしチャンスがあれば、ですけどね‥‥。

・ まずチュニジアを何日か観光してから船でマルタ入り。
・ ゴゾ島に移動してファームハウスに数泊。
    ここではあまり観光らしい観光はせず、地元の人々と触れあえるといいなあ‥‥なんて思ったりして。
・ マルタ島に戻り、ブジッハなどちょっと離れたリゾートタウンで数泊。
・ そこを拠点にレンタカーでカートラッツなど、見られなかった古代遺跡を巡る。
    特に当時は修復中だったハイポジウムにはぜひ行きたい。



とにもかくにも、初一人旅はとてもステキな国でとても楽しく過ごすことができました。結局、振り返ってみると良いことばかり。おかげさまでその後すっかりクセになっていますが‥‥(笑)。
最後に、もしこの詳細日記を全てお読みになったとしたら、長々と個人的などうでもいい話に付き合わせてしまったことをお詫びいたします。また、もし一部でも拾い読みしてくださったなら、とても嬉しく思います。ありがとうございました。


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