ホテル選び    .

泊まるだけだから、泊まるからこそ。いずれにしても宿は
選びたいもの。私流のこだわりと探し方とは・・・(^^ゞ。
2006.12改訂


旅をするとき、知人宅などに泊まる場合を除けば宿泊施設必要不可欠。現地で見て気に入った宿を選ぶこともできますが、そんな時間的ゆとりがないことも多いでしょう。時期によっては町中の宿が満室ということだってないとは限りません。だから私はほとんどの場合、事前に確保します。
また、ホテルは旅行会社にお任せ、というのでは味気ないというか勿体ないって思います。近頃はヨーロッパ方面が多いので小さな古いホテルやファームハウスなどに凝っています。ツアーが使う大型ホテルとは違う、短期間でも"すみか"と感じられる風情のある部屋。そんなところで荷を解くと町歩きがさらに楽しくなるような気がします。



< 探し方 >
■インターネット■ 
最近は高級ホテルだけでなく、3つ星ホテルや場合によってはそれ以下のランク、B&Bなどでも、ネットで検索できるようになってきました。お勧めは日本語で検索&予約が可能な "HotelClub"。まずはここをチェックしてみると良いでしょう。部屋のタイプや料金、施設といった情報はもちろん、コメントや画像から雰囲気を掴むことができるのが嬉しいところ。もちろんオンラインで予約ができます。
その他、英語版が用意されているものなら数多くの予約サイトがあります。検索エンジンで 「国名(都市名) Hotel (またはAccommodation)」 と入力して探してみましょう。

■観光局■ 
観光局にはたいてい分厚いホテル・リストが置いてあります。これは出向いてその場で見ることになります。頼めばコピーもしてもらえますし、行きたい町別のパンフが有ればそれをもらいます。いずれにせよ客観的なデータしか出ていないので、今やインターネットのほうがずっと便利。

■ガイドブック■ 
かつて私が一番力を入れていたのがこの方法。 ガイドブックといっても洋書のガイドブック(英語)です。 ホテル選びだけに限定して独断と偏見でお勧めするとなると、Frommer'sFodorsLonely Planet‥‥の順でしょうか。Let's Goというシリーズはバックパッカー向きかもしれません。これらは洋書を扱っている本屋さんやネットで購入可能。それぞれ実際のガイドブックと内容は違いますがwebページ(英語)があり、Fodorsのサイトでは宿泊した人の感想を読むこともできます。




< チェックポイント >

まずは料金、部屋タイプ、シャワー(バス)の有無。
そして食事が含まれているか。3食付き(Full Board)や2食付き(Half Board)しか設定がない場合もあります。名物料理が出るから、これはこれで捨てたものでもなかったりします。
他に庭、プール、専用ビーチ‥‥利用しなくてもこういうことからムードが推し量れます。車で行くならパーキングの有無も重要。エアコン、冷蔵庫があるかなど、自分のニーズに合わせてチェックしましょう。
さらに足の便。空港、駅、バス停など、到着・出発時に移動しやすいか。ただし中途半端に駅に近いのも考え物。実際、タクシーには断られたけど荷物を持って歩くには辛い距離だったことがありました。さらに自分の行きたい場所に行きやすいか。これは地図とにらめっこするしかありません。そして周囲の環境も要チェックです。




< 予約方法 >

最近はほとんどネットで予約しています。このときに注意すべき点は2つ。信頼できるエージェントか、セキュリティーを確保した(SSLシステムに対応した)予約フォームか、です。
予約フォームがない場合はまずメールで問い合わせを。メールアドレスもないという時はFAX。
以前、急いでいたのでミラノのホテルに電話したら、「部屋は押さえて置くがFAXで正式に予約書を送ってくれ」と言われたこともあります。
FAX書式は雑誌やガイドブックに出ています。ちなみに私が使っているのはこちら→
メールもこれをアレンジすればOKでしょう。
ネット、メール、FAX、いずれにせよ予約確認書をもらい、プリントして持参しましょう。




<きわめて個人的なお気に入りホテル>                  順位は2001年2月改訂

2001年以降も宿にはこだわり続けておりますので、本来ならば上位に入れたいものも数多くあります。しかしその都度改訂するわけにもいかず、全てランク外とさせていただきました。それぞれの旅行記をご参照下さい。
また、これは同じ場所の他ホテルと比較したものではありません。あくまで主観的なランキングで、その町らしさ、骨董的ムード、穴場的要素‥‥といったものがあると上位になる傾向が強いこと、一般的な設備やサービスの充実度による評価とは異なること、をご了承下さい。タオルミーナのホテルは後にジローラモさんの紹介等で有名になり、私の印象とは違ってきたと聞きますし、時間経過によるギャップも生じていることでしょう。80年代に利用したところ(主にアメリカ、アジア方面のホテルやモーテル)もランク外となっています。                                               
利用年、場所 ホテル <探し方>

20
'90
トルコ・
 イズミール
ごめんなさい、名前
忘れちゃいました(・・;)
体調や気分のせいかもしれないが、ここの朝食の食パンはこれまで食べたパンの中で一番おいしかった。地中海に面した中規模のごく一般的なホテルでありながらもう一度泊まってみたい(パンを食べるために)。

19
'94,95
イタリア・
   ミラノ
★★★★
Century Tower
(現在=UNA Century Hotel)
仕事で滞在した、好んで選ぶタイプではないビジネス客向けホテル。でも、かえってモダンで機能的なインテリアに大都会ミラノらしさを感じた。何より全室スウィートの(レール式扉を開ければ一部屋にもなる)ゆとりある空間が嬉しい。

18
'99
マルタ・
 ヴァレッタ
★★
Castille
   <日本のガイドブック>
古い邸宅だったという首相官邸脇にあるホテル。この手のホテルに慣れすぎてきたのか、ちょっとインパクトが弱いが、ロビー、階段室‥‥等、雰囲気はある。(詳細は旅行記で)

17
'91
トルコ・
 パムッカレ
(☆なし)
Motel Koru
   <現地、ただし名前は日本の
      ガイドブックで調べてあった>
石灰棚のすぐ上、石灰棚に沿って横に広がる中堅モーテル。部屋は狭いが、その前に置かれた椅子に腰掛け、いくつかのプールの周囲に広がる植木鉢が配された南欧風のスペースを眺めていると、ゆったりしたリゾート気分に浸れる。

16
'96
イタリア・ミラノ
★★★★
Duca di Milano
   <CD-Rom "世界の車窓から">
プリンチペ・ディ・サヴォイアと同系列で、全室スウィート。内装はゴージャス、ファブリックのコーディネートもお洒落、スウィートの割に安い‥‥と文句ナシ。なのにこのランク? あまりにキレイで面白味に欠けるからかな。

15
'00
ポルトガル・
  オビドス
★★★★ペンション
Rainha Santa Isabel
   <和・洋ガイドブック>
ポルトガルの民家風内装が良い。町の中心にあって歴史もある。小さな町に暮らしているような気分に浸れた。(詳細は旅行記で)

14
'93
イタリア・
  ナポリ
★★
Orchidea
     <洋書ガイドブック>
ビルの5階にあるホテル。表のインターコムで中に入れてもらう。オンボロ・エレベーターはコインを入れないと動かない。こういうホテルは初めてだったので楽しかった。おかみさんもいかにもイタリアのマンマという感じだ。

13
'97
エジプト・
アレキサンドリア
★★★★
Metropole
    <洋書ガイドブック>
この年、全面改装したばかりで、3つ星から4つ星にアップ。地中海が眺められて、ちょっと贅沢な気分になれる。リゾートでもないのにチェックイン時にウェルカムドリンクが出るのも意外性があってよろし。

12
'00
マルタ・
  スリーマ
★★★★
Fortina
   <海外インターネットサイト>
施設は総じて中級ホテルなのだが、なんといってもガーデンプールがお気に入り。
(詳細は旅行記で)

11
'91
トルコ・
 カッパドキア
(ユルギュップ)
???
        <現地>
前年、オーナーに中庭でトルコ風ピザをご馳走になったときに部屋を見て気に入り、翌年泊まった洞窟ホテル。経営者は変わっていたが、1部屋(3人で)1泊約 1,800円だった。

10
'97
エジプト・
 ルクソール
★★★★
Luxor Wena
    <洋書ガイドブック>
ツタンカーメン王墓発掘の出資者であるカーナボン卿も泊まったらしい。長らく改装していないだろうボロボロ感が良い。屋外プールも有って、エジプトでもリゾートという風変わりな私のお気に入り。


'94
メキシコ・
  タスコ
★★★
サンタ・プリスカ
    <洋書ガイドブック>
パティオがあるスペイン風ホテル。ドア(頼りなげな木製)などの色使いも可愛い。ベッドのスプリングのイカレ具合が、また味わい深い(私にとっては)。


'00
ポルトガル・
  エヴォラ
★★
Policarpo
   <海外インターネットサイト>
某・日本のガイドブックでは仏語が堪能なフロント、という程度の紹介だったが、実は元・荘園のお屋敷なのだ。前年の宿泊者にX'masカードを送ってくれたりして、オーナーの心配りが感じられるホテル。(詳細は旅行記で)


'90
トルコ・
 イスタンブール
(☆なし)
Pera Palas
   <最初から泊まりたかった>
あまりにも有名?アガサ・クリスティが「オリエント急行殺人事件」を執筆した部屋も残る由緒あるホテル。私たちは3人で3泊したためか、見晴らしの良いバルコニー付きの広い部屋だった。


'94
ベルギー・
   ゲント
(☆なし)
St. Jorishof
      <洋書ガイドブック> 
ナポレオンも泊まったという世界最古のホテルの1つ。骨董的価値はダントツ。泊まったのは向かいの新館(といっても相当古い)で、建物の鍵も渡された。レストランもお勧め!食事だけ利用する人も多いとか。


'92
イタリア・
 フィレンツェ
★★★
Paris
    <洋書ガイドブック>
当時、フィレンツェに数多い貴族の館を改装したホテルの中では割安だった。古ぼけていてお姫様気分にはなれないが、建物にも調度品にも味わいがある。


'93
イタリア・
 タオルミーナ
 (シチリア)
★★★
Villa Fiorita
      <洋書ガイドブック>
別荘気分を満喫できるホテル。各部屋にテラスがあってバーベキュー・パーティーができそうなほど広い。斜面を活かした複雑な構造も面白く、庭で取る朝食も爽やか。


'93,94
トルコ・
 イスタンブール
(☆なし)
Ayasofya
  パンションラル

      <日本の雑誌> 
旧市街、アヤソフィア裏手を通りごと改装したペンション。小さなお屋敷の集合体なので、キッチンがあったり、廊下があったり、部屋のタイプもいろいろ。自分の家(?)の玄関に鍵を使って入るので住んでいるような気分も味わえる。


'94
ベルギー・
 ブルージュ  
★★★
Bourgoensch Hof
    <洋書ガイドブック>
中心部の運河に面した小さなホテル。ブルージュの紹介に良く使われる風景の中にある(知らないとホテルとは思わないブルージュらしい建物)。内部に特筆すべき物はないのだが、ハッキリそれと知らずに行ったので感動はひとしおだった。


'96
イタリア・
  ラパッロ
 (リヴィエラ)  
★★
Miramare
    <洋書ガイドブック>
この町がリゾートとして栄華を誇っていた古き良きJazz Ageのホテル。外見はボロボロでも中は上品に改装してあり、居心地と割安感は最高!おまけにポルトフィーノなど近郊の観光地へのフェリー乗り場が目の前で、眺めも便利さも◎。(詳細は旅行記で)





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