我が家の不登校問題
            <不眠が引き起こす「一過性の学習障害」>



   「一過性の学習障害」

長男は、小学校へあがる前に、5200+1830を暗算でやってのけた子です。ところが、小二の時、学校へ行けなくなった時、一年生の問題も分からなくなってしまいました。もともと、あれがしたい・これがしたいとはっきりしていた子が、絵でさえも何を描いたらいいのか分からない。何でも遊びにかえられた子が、遊び方が分からず、「つまんない、つまんない。」を連発。精神面もガタガタになりました。
子どもにとって学習とは、学校の勉強だけではありません。学習障害が起こるということは大変なことです。
一般にいわれている「学習障害(LD)」は、生れつき脳にごく小さな傷があるために、学習することが困難な状態をいいます。「LDは治療教育や補償教育によって改善される部分もありますが、完全治癒ということはない」そうです。(引用は、『ボクもクレヨンしんちゃん――LDの息子とともに歩んだ12年――』上野景子・上野健一著・教育資料出版会刊より。ちなみに、クレヨンしんちゃんは、LDではありません。)
長男のように、不登校に伴って生じた学習障害は、先天的なものではなく、心身の疲労に起因しています。試験の時、熱がでてしまい実力を出し切れず不合格、という人がいますが、不登校に伴って生じる学習障害は、それとよく似ています。心身が疲労すると、集中力とか様々な能力が低下し、学習意欲も低下します。(不登校児の多くは、心身の疲労しているために、学習能力が低下してしまっているように思います。)あの時、脳血流を測定していたら、かなり低下していたと思います。(脳血流については、冊子をご覧下さい。)
ただ学校の内容が嫌いだと言う子を集めて、フリースクールをしたらさぞかし楽しいだろうなあと思うのですが、学習障害を起こしている子の場合はそう簡単にはいきません。単なる学校嫌いの子なら、私一人でも、何十人ものお子さんをお預かりすることができますが、学習障害が発生している子を一度に沢山引き受けることはできません。なぜかというと、とてもデリケートな状態なので、一人一人に満足感を味わわせることはとても大変だからです。
しかし、体に「元気」がもどってくると、いままではとても超えられそうもなかったハードルもひょいと越えられるようになります。子どもの興味・関心も広がっていきます。瞳の輝きも違ってきます。
不登校に伴って生じる学習障害は、一過性のもので、治療(体質改善)をすれば治ります。子どもを「育てる」ということをしないで、「子の子は、これが好き・これは嫌い。」「この子は、これが得意・これは苦手。」「これがこの子の個性だ。」なんて決めつけないで欲しいのです。子どもの可能性は無限なのです。
友人に、長男のことを、「絵がうまいから(将来は)大丈夫だね。」と言われたことがありますが、絵だけじゃなくて色々な可能性をもっていると私は信じています。



★中学3年までの回復の具合と成長の足跡を、<我が家のホームスクール学習発表展>でご覧ください。