我が家の不登校物語


                       長男編<波乱万丈型>  

                       次男編<スタンダード型>  

                       母親編<慢性疲労症候群型> 

                       父親編<一般人型>  ☆準備中





“誰か、助けて!”

私たちは、あちこちの専門家の所へ足を運びました。小児科、神経科、
著明なカウンセラー、某大学病院の名医、精神科、児童相談所、大学教
授etc……。でも、求めていた答えは得られませんでした。というのも、
専門機関でアドバイスして頂けるようなことは、すでに自分たちでやり
尽くしていたからです。

“頼りになるのは、自分しかいない!”
私は必死にがんばりました。夫も全面的に協力してくれました。

あれから12年。長い永いトンネルでした。
「もう、大丈夫。何の心配もない。」というところまでもう少し♪にな
りました。
長男は、中学校には一歩も足を踏み入れませんでしたが、この春から、
脱偏差値教育をしている高校へ入学します。自己推薦で受験しました。
次男は、「学校の良いとこ取り」をして楽しむだけの余裕ができました。
本人の希望で公立中学へ進学します。
我が家には,お気楽な子ども達の笑い声が聞こえます。
                    ☆2003.3 宗守優子☆




不登校●先ずは睡眠障害を治そう●   

宗守優子<
2003.9.23記>
私の長男(高1)はこの春、次男(中1)は昨年の春、学校へ完全復帰した。次男は小学校1年から5年までの年間平均欠席数は122日。長男は、小学校2年の時に不登校になり、4年の7月から中学を卒業するまでは1日も登校していない。また、その期間は「社会的ひきこもり」でもあった。こんな2人が今では毎日元気に楽しく学校へ通っている。
私は子どもたちに、「学校は、行っても行かなくてもいいけれど、行けるようにはなりなさい。」と言ってきた。「行かない」と「行けない」は違うからだ。例えば、好きなことを一生懸命にやることは良いことだが、好きなことしかできないのでは困る。
私は、3段階のステップを踏んだ。@学校信仰を捨てる、Aあるがままを受け入れる、B生体リズムを整える。そうすれば必ず「生き生きと生きる力」が生まれるという仮説からスタートしたが、期待通りの結果が出た。心も体も頭も頼もしくなった。それは、私の予想以上だった。
あるがままを受け入れるだけで動き出せる子もいるが、何年も動けないでいる子も少なくない。私は、その原因について早くから睡眠に着目してきた。それは、私自身がCFS(慢性疲労症候群)患者だったからだ。
睡眠障害が続くと慢性的な疲労が生じ、様々な能力が低下してくる。ストレスにめっぽう弱くなるし、作業能率や意欲なども低下する。周囲には、怠けとかわがままに映る状態になるのだ。対人関係にも支障が生じてくる。症状が重くなると、社会適応が難しくなることを私は体で知っていた。だから、私は、睡眠障害の治療法を探し求めた。
熊本大学医学部の三池輝久教授など一部の医師は、不登校は小児型のCFSだという見解を示しているが、睡眠に詳しい機関は殆ど無いのが現状で、苦戦した。
私がたどりついた治療法は、朝6時(厳守)に起こして一度外へ出すことが基本だった。ただし、外でも屋根のあるところでは効果がない。――これは、小児発達外来の医師から指導を受けた。「朝6時(日の出時刻)に目覚められないのは、中枢神経が未成熟なため。中枢神経が未成熟だと、いろいろな支障が生じる。根本を治してあげることが大切。」「朝8時に起きるのも、昼夜逆転も大差ない。」「ひとたび中枢神経が完成すれば、いろいろなライフ・スタイルに対応できる。」という話はショッキングだったが、すごく納得できた。
そこで私は、「いかにしたら朝6時に無理なく起きられるようにできるか」を研究した。不登校に関わった方なら周知の事実なのだが――学校へ行けない子どもを、朝無理やり起こすことは、「百害あって一利なし」だからだ。
私は、幅広くいろいろな角度から研究した。例えば、夏なら窓を開けて寝ても風邪をひかないので、朝日が差し込む窓辺に寝ると寝ながら日光浴ができる。毎日続けると、無理なく目覚める時刻が早くなっていく。やり方はいくらでもあるので、諦めないでほしい。東洋医学も強い味方だ。
学校へ行かないこと自体は病気ではないが、睡眠障害は体の病気として対応してほしい。先ずは、体を治して「生き生きと生きる力」を取り戻してほしい。そうしないと、「不登校は不登校で終わらない」ということになるのではないだろうか。




●復帰願望を叶える●
       ――不眠(睡眠不良)を治して輝こう――    
宗守優子 2003.5.27記         
私の長男(15歳)は、この春、6年間の不登校と社会的ひきこもり生活にピリオドを打つことができました。長男は、小4の7月から中学を卒業するまで、1日も学校へ行っていませんが、今は毎日高校へ行き、授業や行事を楽しんでいます。
長男が入学した自由の森学園高等学校は、ペーパーテストで優劣を決めることはなく、本来の「学び」を大切にしているので、楽しく深く学ぶことができます。また、いろいろな行事があり、すべて生徒主体で運営されています。だから、満足度が違います。先日の体育祭もみんなとても楽しそうでした。
以前は「学校の勉強はつまらない。」と言っていた長男も、今は意欲的に学校へ通っています。日本中の学校がこんな風になったら、不登校の問題は一気に解決してしまうのではないでしょうか。
しかし、問題はそれだけでしょうか。
実は、私は、以前から自由の森学園の存在を知っていたので、中学から入学することも可能でした。しかし、3年前の長男はまだ、学校見学に行く気力もない状態でした。また、いじめがあったわけでもないのに、不登校中は、同級生との交流を拒否していました。
中2の春、「将来のことは、どう考えているの。」と尋ねたら、「今のことで精一杯で、(とても)先のことなんて考えられない!」という答えでした。
中2の冬は、「この子は、来年、入試会場に行けるかしら?」という状態でした。
中3の春、高校へ行きたいという意志表示はしたものの、「この子は、毎日、学校へ通えるかしら?」という状態でした。ひとりで外出ができなかったし、家族以外の人と話すことも大変な状態でした。だから、最悪の場合は、インターネットの高校にすると言っていました。
自由の森学園については――「近くだったら是非行きたいけど、遠いから(片道2時間だから)行けない。寮は無理。引越しはイヤ。」という状態でした。
なので、通えるようにしちゃいました!
まず、漢方薬の量をふやし、睡眠を深くするツボに皮内鍼を入れてもらいました。後は、通う練習です。体験入学を何度もさせてもらいました。今までと違うところは、これだけです。
勿論、これまでの積み重ねも有効だったと思います。生体リズムを整え、保つための努力はずっと続けてきました。(次男の場合は、生体リズムを整えられたら、とたんに、学校へ行くようになりました。)
現在、不登校は病気ではないという考え方が主流ですが、私は、不登校につきものの不眠(睡眠不良)は、自律神経失調症という病気のひとつで、治療が必要だと考えてきました。そして、その方法を、長年に渡って模索してきました。
というのも、私自身がCFS(慢性疲労症候群)患者だったので、その苦しみがよ〜くわかるからです。夜ぐっすり眠ることができないと、慢性的な疲労におそわれ、自分の持っている力をうまく出すことができなくなります。ストレスに弱くなるし、作業能率や意欲なども低下します。対人関係にも支障が生じてきます。症状が重くなると、やはり、社会適応は難しくなります。
熊本大学医学部の三池輝久教授(小児発達学)など一部の医師は、不登校は小児型のCFS(慢性疲労症候群)だという見解を示しています。
私は、これまで、「学校は行っても行かなくてもいいけど、不眠はしっかり治そう。」と子どもたちに働きかけてきました。
不眠治療の基本は、朝6時(限定)に起こして一度外へ出すことです。ただし、外でも屋根のあるところでは効果がありません。――これは、長男が重症の不眠症になったとき、小児発達外来の医師から指導されました。
「朝6時(日の出時刻)に目覚められないのは、中枢神経が未成熟なため。中枢神経が未成熟だと、さまざまな支障が生じる。根本を治してあげることが大切」――ということでした。また、中枢神経が「完成」すれば、いろいろなライフ・スタイルに対応できるとのことです。
私が一番苦心した点は、「いかにしたら、朝6時に無理なく起きられるようにできるか」でした。いろいろな工夫をしました。例えば、これからの季節(夏)は窓を開けていても風邪をひかないので、朝日か差し込む窓辺に寝ると、寝ながら日光浴ができます。毎日続けると、だんだんと目覚める時刻が早くなります。日光がストレスに感じるようであれば、別の角度からアプローチします。
治療の第一段階は、やはり、あるがままを受け入れることでした。軽症のときは、心の栄養をたっぷり取るだけで元気を取り戻すことができました。でも重症になると、それだけでは解決できませんでした。ただ待ってあげるだけだったら、長男は一生、ひきこもりから解放されなかったことでしょう。
現在、ひきこもりは、80万人とも100万人ともいわれています。不眠(睡眠不良)をきちんと治療しないと、「不登校は不登校で終わらない」ということになるのではないでしょうか。
一般に、不登校・ひきこもりは、怠けとかわがままだと言われますが、そうではありません。子どもを叱咤激励して追い詰めるのではなく、「あなたは、心が弱いのではなく、体が弱いだけ。体を治して、頑張る力を取り戻しましょう!」と言ってあげましょう。