ベル原稿

今回は、ベルセルクの原稿というハード面についての検証。。。
って、つまんないかもしれないんで、そうだった時の責任は負わないわぁ〜(笑)
今回横が広いので、切れて見にくい方は左のメニューを右クリックして
『新しいウィンドウで開く』で別ブラウザを立ち上げてご覧下さい。

A
B

商業誌の原稿には規定のサイズがあって、漫画はAのブルーの中枠(180×270ミリ)内に書くことになってます。四コマなんかは必ずこの中に入ってますね。
この中枠内であれば多少印刷がずれても、必ず用紙の中に印刷されます、と保証されて(?)ます。
その外はたとえ印刷が切れても文句は言えませんゼ、ってことで原則としてネーム(台詞)は入れてはいけないことになっとります。
ここは製本後裁断される箇所として、皆様ご存知のように「断ち切り」と呼ばれてますね。
さて三浦センセ様の原稿はどうなってるのだろう、ということで、YAのサイズを測って(B)みました。
Bのブルーの枠が、Aでいう中枠(180×270ミリ)内に書かれている、と思われます。
ブルー枠180ミリが実測150ミリということで縮小率83%。
ではYA上17ミリ印刷されてる断ち切り部分を、著者はどこまで描いているのでしょうか?
と思って計算してみると(百分率って苦手なんだよ、ワシ…)、原稿上約20.5ミリ分が印刷されてますね。
これは…普通です(^_^;)
一応枠外は25ミリくらい描くようにというのが常識のラインなので。先生がどれだけ描いてらっしゃるかはわかりませんが、まぁそれくらいじゃないでしょうか?
私などは、フラワーコミックスの縦横の比率の関係上、上だけは35ミリくらい描いてます。
てゆうか、コミックス出ないんだったら、トーンもったいないから35ミリも描きたくないんだけどね(―゛―)怒
というわけで、ほとんどのページが断ち切り使用のベル原稿が、原稿をどこまで書いてるのだろうということを検証してみましたが、普通でした(自爆)


それより、左のCの絵の上部をご覧あれ。台詞が全部断ち切り部へ食み出してます。
それともう一つ、今回初めて気づいたんだけど、ベルのコマとコマの上下の間隔。隙間というか…。
実寸で1センチあります。
『藍より青し』では6ミリ。画面の白い私なんか5ミリで限界っすから、ベルがいかに広いか。
これ、各コマの密度が濃いから広く取ってるのかとも思ったけど、今は別の見方もできる。

本当は三浦先生はコマの間は6ミリで描いてて台詞も中枠の中に入れてて、ただ作品の迫力を出すために印刷の段階でベルセルクだけ縮小率を変えてるんじゃないのかな〜、なんて(^_^;)
だったらブルーの枠はもっと外になりますね。
まー、別にどっちでもいいんだけどw、以前コミックスで台詞が途中で切れてて、
「なんぼなんでもこれはないやろ〜」と思ったことがあったもので、ベル原稿には興味深々なのでした。

 

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