少年漫画(ベル第217話)

「任せられるから任せた。」
「無力になることを許してくれない。」

ついこないだ(つい?)まで悩める青年のグダグダ漫画+戦闘漫画だったベルセルクは
いつの間に悩める少年達よ、キミは価値ある存在だ系少年漫画+戦闘漫画になったんでしょーか?
主人公が少年たちにやる気と、勇気と自信を与える役をする。GTOとかにあった「オトナが主人公の少年漫画」になっている。
ベルに新しい読者層を開拓しよう、なんて策略的なことは三浦先生は考えてないだろうけど、
今回はベルセルクらしい丁寧な心理描写が見れて気分がよい回でした。

「待たせたな」と言って登場するヒーローも臭すぎるほどかっこいいし(笑)
余談ですが大衆演芸というのは臭ければ臭いほどいいのだそうです。誰もが、臭ぁ〜とかいいながら心鷲掴みにされてしまうのだそうです。
人間にとって快適な範囲と言うのは大体同じ辺りなのでしょう。

ところで、剣に覚えある二人の女たち、もうちょっと戦えないのだろうか。ねぇ、三浦センセ?
キャスカだって物狂ってても体が覚えたものは使えそうなものだが。あまりに幼児で敵と言う概念がないのだろうか。
キャスカが唯一敵視するのがガッツ(苦笑)。でもなんだか今回
ファル母ちゃんがガッツに縋りヘナヘナと崩れ折れるのを見て「あれ?このおっちゃん怖くないん?」
て感じになってました。
三浦先生のことだからこれも忘れた頃に何かの伏線になるのでしょう。
実質時間の遠い将来、劇中時間だと1週間くらいだろうか?

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