■病院遍歴■(興味のある方のみお読みください)

<1年目=1996年>
・近所の個人総合病院…整形外科の先生が週に1度しかこない。もしかしたら平素は別の病院で経験を積んでいる優秀な先生だったのかもしれないが、私の手には全く興味を持たなかった。

・整骨院イ…電気を当てマッサージをしてもらった。体の凝りには良かったが腱鞘炎には効かなかった。手術はしない方が良いといった。引っ越したのでいかなくなった。

・整骨院と併用して保険の効かない鍼灸院でへ行った。同じく体の凝りには良かったが腱鞘炎は1時的に痛みが軽減するぐらい。ここは10年経った今もたまに行っている。

<2年目=1997年>
・整骨院ロ…引っ越し先で見つけた。ここは鍼もしてくれるとこだった。でも肩や背中や痛いところが多過ぎてお金がかかるので痛いところも全部言えず、手をマッサージしてくれないし、次第に通わなくなった。

<3年目=1998年>
・開業医a…当時まだあまり普及していなかったレーザー治療というのをやってくれるので、効くかと思ってしばらく通った。鍼と一緒でそのときは痛みは軽減する。

・総合病院A…この頃手の外科というジャンルがあるのを初めて知る。とりあえずここを受診(上肢の先生だった。手とは違うのか?)非常に大きな病院。研究機関も備えている。分類はわからんが財団法人○○という類の、大学病院系列の病院でした。上肢の専門医第1弾。待たされたこと以外あまり記憶に残っていない。確か「もっと酷くなったら注射とかがあるから」と言われたような気がする。

・総合病院B…手の外科第2弾。当時まだ少なかったHPを持っている国立の病院で、国立大と市立大医学部から先生が来ていた。外来担当表に手の外科の専門医がいて、なんとメールアドレスを公開していたので相談した。1度いらっしゃいと返事が来たので伺った。
丁寧で気さくな良い先生だったが、腫れとか所見があまり見られなかったのでどうしようもなかった。手術すると今の不快感より、もっと別の不快感が生じると言われた。強い注射を打つほどでもないとも言われた。1つだけ、「その部分の痛みを感じる経路が敏感になっていて、そのせいかもしれないからその痛みの記憶を断つ(?)ために注射をしてはどうか」と提案された。よく分からないがとりあえずやってもらった。少し麻酔がかかったようになった。ただのキシロカインじゃなかったのか?念のためリューマチの検査を受けた。
検査の結果を聞きにもう1度通院。前回の注射の結果を報告。
「麻酔っぽくて一時的には痛みが取れましたけど」「ほんならそれやってんな」という会話をするが、いまだに意味が分からん。「それ」って何?別に治ったとは言ってないけど…。どうして日本語なのにこんなに通じないんだろう(T_T) リウマチはなかったです。
ここで初めて「靭帯が緩い」と指摘を受け、その後どこでも言われてます。
その後は、もうすることがないので来なくていいっちゅーことに。

・総合病院C…地域医療支援病院。手の外科第3弾。ネットで相談した先生がメールで返事くれて「遠いので僕の同期を」と紹介してくれた。河二つ越えて行って来たがこっちも遠かった。初めてインテバンという塗り薬をもらった。「薬をもらったりするのに駆け込める近い病院があるのがいいから」と紹介状を書いてくれた。筋肉をつけなさい、そうやっていくうちにだんだん治って行くと言われた。帰ってきて筋トレしたらすっげー悪化した。紹介してもらった病院は行かなかった。
でもここでもらったばね指のイラスト入りの説明で、初めて腱鞘炎の理屈を知ったのです。(「腱鞘炎とは」の最初にあるイラストはそれを元に桜が書き起こしたものです。)
ここまでが放浪篇。ここから治療篇になります。

<4年目=1999年>
・総合病院D…こじんまりした私立病院。ある整形の先生が開いていたHPに相談BBSがあったのでお邪魔し、その縁でその方の勤務先に伺うように。手の先生ではなかった。
当時の私は今ほど腱鞘炎についても自分の症状についても把握していなかったので、少し痛いなーとかつらいなあと思った場所を片っ端から申告していました。その先生は言われるままに、言われるところにステロイド注射を打ってくれました。
お医者さんが初めて治療らしいことをしてくれたので、すっかり喜んで月1回通いました。なんとなく痛みが取れて仕事しやすくなったんです。後になってそのとき使われていた薬剤(キシロカイン&リンデロン)がかなり強いステロイド剤だと分かりましたが、1年で行かなくなったのは、効果がなんとなくでだんだん効きが悪くなってきたように感じたし、ちょうど原稿を落としてグレていたからです(笑)

<5年目=2000年>
・開業医b…実家に出入りの植木屋さんに紹介してもらったリューマチの先生。ここで後々転機となる手術の勧めと大学病院への紹介状をもらいました。

・大学病院…手術を受けた病院。初めての大学病院で非常に緊張しました。なんつったって『白い巨塔』を小説で読んでましたからね、やたら敷居が高かったです。病院のカラーなのか、整形医局がそうだったのか、あるいは主治医の人柄かは分かりませんがそういうお高さは微塵もなかったです。「みんな仲いい」とも言ってました。そんなに待ち時間もなく以後ずっと通院し、ここでのことは経緯も得た知識も腱鞘炎ノートに上げています。

<8年目=2003年>
・開業医d…歩いて5分の近所にある、リハビリと鍼を兼ね備えた整形外科の個人医院。保険適用の鍼が受けられるのがなにより魅力。

<10年目=2005年>
・開業医e…歩いて3分の近所にある、リハビリを備えた整形外科の個人医院。使用されてる低周波治療機がこっちの方が気持ちいい、マッサージがこちらの方が上手いという理由で通っています。先生も応対が丁寧。