社団法人 熊野青年会議所 2012年度スローガン
『日々是好日』
〜良く遊び良く学べ〜
2012年度 (社)熊野青年会議所
第41代理事長 桝本 典暁
理事長所信
【はじめに】
(社)熊野青年会議所は1972年の創立以来「明るい豊かな社会の実現」を常に目指し、その時代時代に即した事業を展開してまいりました。この歴史の中で地域に残した数々の功績と、熱い情熱を発信し続けたその想いは脈々と受け継がれ、昨年創立40周年を迎えることができました。歴史を作り上げられた先輩諸兄に感謝すると共に、奉仕・修練・友情の三信条のもと、その創始からの精神を引き継ぎ、この時代のこの地域を更に明るく豊かにする為、青年会議所活動を行っていかなければいけません。
同時に我々(社)熊野青年会議所が主に活動を行う東紀州地域は経済的に大変厳しい状況にあり、地域全体に閉そく感が漂っているように感じます。このような中、メンバー一人一人が地域発展への熱い想いを持ち、社会的責任を自覚し、使命感を持って青年会議所活動に参画すると共に、(社)熊野青年会議所の存在を今まで以上に発信することで、この地域でより価値のある組織へ、より信頼のある組織へと更なる進歩を遂げると確信いたします。この地域に対し何が出来るのか、何をするべきなのかを真剣に考え、地域に根付いた活動を実践することが、我々(社)熊野青年会議所の存在意義であると考えます。
【品格ある青年として】
(社)熊野青年会議所定款の第2章第7条(1)に「正会員は、東紀州に住居する20歳以上40歳未満の品格のある青年でなければならない。」とあります。なぜ品格が必要なのでしょうか。
我々青年会議所には「明るい豊かな社会の実現」という大きな目標があり、青少年健全育成事業、交流事業、まちづくり事業等、人と地域を主体とした様々な事業を行っています。どの事業も人が集まって初めて事業が成り立ち、集まった人々に思いが伝わり広がってこそ成果が生まれます。そのため、我々がこの地域に与える影響に必ず責任を持ち、常日頃からその行動や言動に注意し、品格ある青年として活動に取り組む姿勢が最も大事なのです。青年として模範となる(社)熊野青年会議所を目指します。
【青少年育成事業】
私は小学4年生から柔道を習い始め、中学からは学校のクラブ活動としてバスケットボールを始め高校を卒業するまで続けました。小学生時代の柔道道場では、挨拶から始まり、返事の仕方、お辞儀の仕方、胴着のたたみ方などの礼儀作法を教わり、中学高校のバスケットボールでは努力すること、自分への厳しさを持つこと、負ける悔しさ、勝つ喜び、そして仲間の大切さを学びました。今ある私の人格形成の基礎は、スポーツによって培われたものといっても過言ではありません。
近年、日本中で人や物を尊んだり、人を敬ったりする気持ちが希薄になってきているといわれています。さらには子供達の善悪の判断能力も衰え、未成年の犯罪が絶え間なく起っています。
スポーツには現代の青少年が抱えるこれらの問題の全てを払拭し、さらには次世代を担う子供たちの人格を形成するだけの力があると信じます。よってスポーツを推進し健全な青少年を育成するため、我々(社)熊野青年会議所は、この地域でスポーツする青少年の励みとなる場を与えるべくスポーツ大会を開催し、青少年育成事業として取り組んで参ります。
【強固な青年会議所をつくる】
メンバーは皆各事業所のリーダーとして多忙な毎日を送っています。その上で青年会議所活動を存分に出来るのは、事業所の理解はもちろんのこと、家族の理解と協力があってこそであります。青年会議所年間活動の中で、家族に感謝の気持ちを込め、メンバーの家族と親睦の場を設けたいと考えます。メンバーの既婚や未婚に関係なく、それぞれの家族を我々が思いやり、互いに交流を深めることで新しい出会いや友情を生み、絆をより一層深めることができるのです。その結果メンバーとその家族全体が一枚岩となって、より強固な(社)熊野青年会議所を創りあげることが出来ると考えます。
【自信をもって会員拡大】
全国的な会員減少という現実の中、(社)熊野青年会議所も例外ではありません。
我々が多方面にわたる事業を行い、この地域に奉仕ができる組織として存在するにためには、我々の活動に共感し賛同していただける一人でも多くの仲間が必要です。このまま会員減少を放っておくと、組織の力が失われ、事業の縮小が進み、本来の目的からは程遠い活動となってしまいます。同時に、メンバーに掛かる負担も大きな問題です。よって会員拡大は重要な課題だといえます。
我々が「明るい豊かな社会の実現」のために活動することで、味わう事のできた達成感や充実感、そして活動する楽しさを自信と笑顔を持って伝えることができれば、人の心を動かすことが出来ると信じています。目標を定めメンバー全員で志を同じくする会員の拡大を実践していきます。
【一般社団法人格取得にむけて】
「公益社団法人制度改革」が平成20年12月1日から施工されて以来、(社)熊野青年会議所も過去4度の例会において制度について勉強し、公益社団法人か一般社団法人か、我々がこの地域で今までのような青年会議所活動を続けていくにはどちらの法人格を取得すべきか、議論を続けてまいりました。その結果、一般社団法人への道を選択いたしました。この選択はメンバー全員の理解と、意志の統一を図った結果であります。
平成25年度までに一般社団法人格を取得しなければいけない中、本年度は取得申請へ向け定款変更や組織形態の見直し等、各課題の対応に取り組み、より具体的な制度対応を行って参ります。
【良く遊び良く学べ】
私は(社)熊野青年会議所に入会して最初の1年間、この活動を日常のどの部分に位置付ければいいのか悩んでいました。いわれるままに訳も分からず全力で活動するのか、たまに活動するのか、それとも自分がやる気になるまで待つのかという具合です。しかしながら特に組織の役に立っていると感じることもないまま、ましてや何か役職を任されているわけでもなく、共感できているわけでもないのに時間だけが青年会議所に吸い取られていきました。
こんな悪循環はない、どうすればいいか何日も考えました。その結果、先ず何よりも一緒に活動するメンバーを知ることが大事だと思いました。それまで断りがちだった懇親も積極的に参加することで徐々にメンバーと仲良くなり、一緒に過ごす時間が増え、ただメンバーと遊びたいという歪んだ目的で青年会議所活動を楽しんでいたことを思い出します。
それからも目的が違うとはいえ、どんどん活動を共にしていくことで、知らず知らずのうちに様々な活動や出来事から学び、先輩諸兄から学び、自分でも学ぼうと変わり、今日に至りました。私は良く遊んだことで良く学ぶことが出来たと実感しております。
青年会議所メンバーは歳も違う、性格も違う、仕事も違う、産まれ育った環境も違う、考え方も違う。同じなのは「明るい豊かな社会の実現」という志を持ち活動していることです。だからみんな違ってもみんないいのです。
青年会議所という場において、まわりと違うことを恐れず、勇気を持って自分の可能性を切り開き、経験できるさまざまな出来事を自己の成長に生かしながら、この時代の責任世代として青年会議所活動に励んでいただきたいと願います。
【おわりに】
「日々是好日 ふっても てっても 日々是好日 泣いても わらっても きょうが一番いい日 私の一生の中の 大事な一日だから」(相田みつを詩集より)
「我々の一生は雨の日もあり、風の日もあり、晴れの日もあります。しかし、雨の日は雨の日を楽しみ、風の日には風の日を楽しみ、晴れの日は晴れの日を楽しむ。すなわち楽しむべきところはそれを楽しみ、楽しみ無きところもまた無きところを楽しむ、これを日々是好日といいます。どんな苦しい境界に置かれても、これ好日、結構なことですと、カラ元気でなく心から味わえるようにならなければならない」とこの禅語が教えてくれています。
青年会議所活動をしていますと多くの感動や喜びを得ることができます。それとは反対に行き詰ること、思わず投げ出したくなること、塞ぎこんでしまうことも多かれ少なかれあると思います。限られた時間の中でなぜこれほど青年会議所活動に時間を取られなければいけないのか悩む事もあると思います。担当した事業や役割がうまくいかずメンバーから指摘を受けることもあります。しかし青年会議所活動におけるどんな雨や風があろうとも、卒業規定のある青年会議所での日々は限られた時間であり、仲間と過ごすかけがえのない時間でもあります。この限られた時間にある青年会議所活動を全身全霊でやりきることができれば、まさに日々是好日となるのです。志を同じくする仲間と共に青年会議所活動に取り組めば、皆が必ず体感できるはずです。「JCをやってよかった」と心から思えるよう青年会議所活動に全力で取り組んで参りましょう。
重点事業
・ スポーツ大会開催
・ 会員拡大
・ 家族交流会