日本と韓国との間の地下トンネルについて(鶴見大学)


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Posted by 倉西先生 on 2007/05/12 12:53:09:

    質問
     日韓地下トンネルのプロジェクトが、現在、持ち上がっていますが、このトンネルが開通しますと、どのような問題が起こると先生は思いますか?

    回答
     最初に、この問題を考えるに当たっては、慎重な調査が必要でることを述べておかなければなりません。なぜならば、このプロジェクトには、ある宗教団体が関与しているという噂があるからです。この噂について、先生は、確認する手段がありませんので、これ以上のことは分からないのですが、注意が必要であることは確かなようです。
     こうした?な問題点がある他にも、このプロジェクトには賛成しかねる理由がいくつかあります。それは、先例となるユーロトンネルでも既に問題となっていることですが、第一に、不法移民が増加してしまう、という点です。貨物列車などに身を潜ませた不法移民が、フランス側からイギリス側へと大量に不法に入国してくるために、ユーロ・トンネルは、いわば、”不法移民のトンネル化”してしまっているのです。しかも、採算性が合わないために、赤字経営となっています。
     第二に挙げるべき点は、安全保障上の問題点です。日本国は、海に囲まれているゆえに、自国の安全を確保してきた面は少なくありません。このため、日本国が、トンネルで大陸とつながるということは、この地政学的な防衛力を失うことを意味します。”飛び道具”であるミサイル兵器などが発展した現在にあって、島国であることの利点は減少してはいますが、占領には、地上軍の投入が必要ですので、有事に際しては、トンネルの存在は不安要因ともなります(韓国でも、北朝鮮が韓国領内に向けて掘っている地下トンネルが脅威となっているはず・・)。ヨーロッパの場合には、EUという枠組みがあるため、ある程度、加盟国間における軍事的対立が起きる可能性が低くなっているのですが、東アジアの場合には、現在でも冷戦構造は崩壊しておらず、まだまだ、政治的に対立する可能性があります(韓国の反日政策、北朝鮮の核・ミサイル開発、中国の軍事拡張政策・・・)。
     以上の点を勘案しますと、日韓の間に地下トンネルを設けることは、やはり、リスクが高すぎるのではないでしょうか。


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