政治と宗教（鶴見大学）

質問
　国によりますが、それぞれに宗教が存在し、それを基にルールも決められてくると考えられますが、二つを分けてしまっては、成り立たないのではないでしょうか。

回答
　政治と宗教との関連については、以下のような場合には容認される傾向にあります。
（１）伝統的な宗教や慣習に基づく祭祀（日本国の神道・・・）。
（２）伝統的な宗教観が刑法や民放などに反映されている場合。
（３）伝統的な宗教観を政党が基本原則に組み込んでいる場合（ヨーロッパのキリスト教民主党など・・・）。

　ただし、教団や特定の宗派が政治に参加し、政治権力を行使する場合には、宗教対立を政治に持ち込んだり、宗教的な迫害が起きる可能性があり、憲法で禁止している国は少なくありません。日本港憲法の第２０条でも政教分離の規定が設けられていますが、現在、創価学会に続き、幸福の科学も政党を設立すると報じられており、今後、議論を要するものと予測されます。

このメッセージに返事を書く